電話証言ガイド
家から家の伝道をわたしたちの宣べ伝える主要な方法と考えるのはふさわしいことですが,電話証言も会衆の区域で良いたよりを広めるのに効果的な方法です。特に,直接に訪ねることのできない住居が多い場合はそうです。―ルカ 10:5-7。使徒 5:42; 20:20。
自由に移動できない,また家にいることの多い兄弟姉妹にとって,この分野の奉仕をするのは励みとなるでしょう。そうした忠実な兄弟姉妹と電話証言をする約束をして一緒に働くなら,相互に励まし合うことができます。(ロマ 1:11,12)さらに,天候がひどく悪い時は,電話証言をするのがよいかもしれません。一般的に言って,電話証言のグループは小さめにし,参加者全員が時間を有効に活用できるようにしてください。
4-5ページには,電話証言の時に役立つワークシートがあります。空欄には,区域で効果的な方法や,自分の使いやすい証言を書き加えることができます。自由にコピーを取って書き込み,原書は取っておきます。テーブルの前に座り,手元にワークシートを置いておくとよいでしょう。
電話証言の時にはほかに何が必要でしょうか。準備に際して以下のリストをチェックしましょう。
■ 聖書
■ 「聖書から論じる」
■ 「聖書は実際に何を教えていますか」
■ 「わたしたちの王国宣教」
■ 最近号の雑誌
■ 種々のパンフレットとブロシュアー
■ 集会ビラ
■ 家から家の記録用紙と筆記具
保存版
電話証言ワークシート
以下の点に留意する:
■ リラックスする。自然な気持ちでいる。礼儀正しく,辛抱強くあり,友好的である。
■ ゆっくり丁寧に,十分な声量で話す。
■ 実際に会って話しているかのように,笑顔やジェスチャーを交える。
■ 不必要に間を空けない。
■ 家の人にも話してもらうようにし,話してくれたことに感謝する。
■ 質問を受けたなら,電話証言のパートナーがその答えを聖書や「論じる」その他の出版物から見いだせるように,その質問を大きな声で繰り返す。(通常,スピーカーホン機能は使わないほうがよい。)
■ 寄付の取り決めには触れない。電話による寄付の懇願と誤解されるかもしれない。わたしたちの活動がすべて自発的な寄付によって支えられていることは,家の人と直接会った後のふさわしい時に話せる。
出だしの言葉
■ 「もしもし,こんにちは。私は近所[自分の住んでいる地区名を述べてもよい。]に住んでいる……と申します。直接お伺いすることができませんので,お電話で,……についてご意見をお聞きできれば幸いです」。
■ 「もしもし,こんにちは。私は……と申します。奉仕活動をしていまして,……に関する質問をお持ちの方のお役に立ちたいと考えています。これまでに……ということをお考えになったことはないでしょうか」。
■ 「もしもし,こんにちは。私は……と申しまして,近くの……からお電話しています。セールスではありませんのでご安心ください。この地域にお住まいの多くの方が……について心配しておられます」。[最近,地元の人々が気にかけているニュースを述べる。]
■ [自分の言い方を書き込む。]
[その後,自分で準備した証言につなげる。「論じる」の本や「わたしたちの王国宣教」を読むか,自分の言い方を準備してもよい。]
■ [自分の言い方を書き込む。]
最初の電話で聖書研究を勧めるために:
■ 「もしもし,こんにちは。……と申しまして近くの……からお電話しています。私は聖書のレッスンを無料で開いていますが,現在スケジュールに空きがありますので,こうしてお電話しています。次のようなテーマでのディスカッションを楽しむことができます。[『聖書の教え』の本から,章のタイトルを二,三読む。] 興味を引かれるテーマがありますか。[答えの間を置く。] 今お伝えしたのは,「聖書は実際に何を教えていますか」というテキストの中で説明されている点です。この無料の本をご自宅にお届けできますが,いかがでしょうか」。
家の人がためらっているようなら,このように言えます。
■ 「よろしければ,別の時にまたお電話して,先ほど関心があると言われた点について聖書が実際に教えている事柄を手短にお話ししたいと思います。このような時間なら,普段ご在宅でしょうか」。
■ [自分の言い方を書き込む。]
家の人がこう言うなら……
「どの団体の方ですか」
■ 「私はエホバの証人です」と述べて,準備した証言を続ける。
「どのようにして電話番号を知ったのですか」
■ 「電話帳(電話番号簿)で拝見しました」と述べて,準備した証言を続ける。
「どこからかけているんですか」
■ 「……にあるエホバの証人の王国会館で聖書を学んでいる者です」と述べて,準備した証言を続ける。
家の人が,エホバの証人には電話をかけてきてほしくない,と言うなら……
■ 「分かりました。では,今後ご意向に沿うように注意いたします」と述べて,証言を終える。[家の人の名前など必要な情報と日付を記したメモを,区域のケースに入れておく。]
留守番電話の場合……
■ 「ご不在のところ,失礼いたします。私は……と申します。電話を通して,聖書に基づく講演会のご案内をしています。__________というテーマの講演です。
[日付と時間:] __________
[場所(住所):] __________
無料の講演会です。どうぞいらしてください」。
■ [自分の言い方を書き込む。]
結びの言葉:
■ 「このテーマについてさらに詳しく説明している本(雑誌,冊子など)を皆様にお渡ししています。この無料の出版物をお届けしたいと思います」。
■ 「今日このようにしてお話しできたことをうれしく思います。もしよろしければ,(主人/妻と一緒に)お宅に伺ってこのテーマでもう少しお話し合いができればと思いますが,いかがでしょうか。その際,__________という点についてお話ししたいと思います」。
■ 「今日は,お話しできてたいへんうれしく思いました。次にお電話する時は,__________という点について聖書が何と述べているかをお伝えしたいと思います。またこの時間にお電話してよろしいでしょうか」。
■ [自分の言い方を書き込む。]
自宅に訪問することを家の人が望まないなら,このように言えます。
■ 「ご希望なら,この出版物をお送りしたいと思います」。
■ 「それでは,またお電話させていただきたいと思います。この時間なら普段ご在宅でしょうか」。
■ 「今日は,お話しできてたいへんうれしく思いました。聖書に基づく無料の講演会がありますので,どうぞいらしてください。__________というテーマの講演です。
[日付と時間:] __________
[場所(住所):] __________
ぜひおいでください」。
■ [自分の言い方を書き込む。]