ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 塔研24 7月号 30ページ–31ページ 2節
  • 読者からの質問

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 読者からの質問
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔(研究用)2024
  • 関連する記事
  • 真の崇拝は世界的に拡大する
    イザヤの預言 ― 全人類のための光 II
  • エホバは光をもってご自分の民を美しくされる
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2002
  • 聖書中の幾つかのエルサレムを見分ける
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1976
  • エルサレム ―「歓喜のいわれ」
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1983
もっと見る
エホバの王国を告げ知らせるものみの塔(研究用)2024
塔研24 7月号 30ページ–31ページ 2節
人々が,楽園になった地球での生活を楽しんでいる。遠くには,象徴的な都市である新しいエルサレムから1本の川が流れ出ているのが見える。川の両側には木が生い茂っている。

読者からの質問

イザヤ 60章1節に出てくる「女」とは誰ですか。また,その女はどのような意味で「立[ち]」,「光を照ら」しますか。

イザヤ 60章1節にはこうあります。「女よ,立って,光を照らせ。あなたの光が来た。エホバの栄光があなたの上に輝いている」。文脈によると,この「女」とはシオン,つまり当時のユダの首都だったエルサレムのことを指しています。a (イザ 60:14; 62:1,2)エルサレムはイスラエル国民全体を表していました。イザヤのこの預言を読むと,2つの疑問が生まれます。(1)いつ,またどのような意味でエルサレムは「立[ち]」,「光を照ら」しましたか。(2)イザヤのこの預言は今の時代にさらに大きな規模で実現していますか。

いつ,またどのような意味でエルサレムは「立[ち]」,「光を照ら」しましたか。エルサレムとそこにあった神殿は,ユダヤ人がバビロンの捕囚となっていた70年の間荒れ果てたままでした。しかし,メディア人とペルシャ人によってバビロンが滅ぼされた後,バビロニア帝国の各地にいたイスラエル人は故郷に戻り,真の崇拝を回復させる自由を得ました。(エズ 1:1-4)紀元前537年以降,12部族のエホバを愛する人たちが戻りました。(イザ 60:4)帰還した人たちはエホバに犠牲を捧げ,祭りを行い,神殿を再建し始めました。(エズ 3:1-4,7-11; 6:16-22)こうして再び,エホバの栄光がエルサレム,つまりエホバに仕える人たちの上に輝き始めました。そしてそれらの人たちが,エホバをまだ知らない人たちに光を照らせるようになったのです。

しかし,イザヤのこの回復の預言は,古代エルサレムにおいて部分的にしか実現しませんでした。ほとんどのイスラエル人は神に従い続けませんでした。(ネヘ 13:27。マラ 1:6-8; 2:13,14。マタ 15:7-9)また後の時代には,イエス・キリストをメシアとして受け入れませんでした。(マタ 27:1,2)西暦70年に,エルサレムとそこにあった神殿は再び破壊されてしまいました。

エホバはこの悲惨な結末を予告しておられました。(ダニ 9:24-27)ですから,明らかにエホバは,イザヤ 60章の回復の預言の全てが地上のエルサレムで実現するということを意図していませんでした。

イザヤのこの預言は,今の時代にさらに大きな規模で実現していますか。はい。ただし,「上にあるエルサレム」という象徴的な女に実現します。使徒パウロは,この女について「私たちの母です」と書きました。(ガラ 4:26)「上にあるエルサレム」とは,忠実な天使から成る神の組織の天の部分のことです。この女の子供は,イエスと天に行く希望を持つ14万4000人のクリスチャンであり,パウロもその1人でした。「聖なる国民」,つまり「神のイスラエル」は天に行く希望を持つ人たちから成っています。(ペテ一 2:9。ガラ 6:16)

「上にあるエルサレム」は,どのように「立[ち]」,「光を照ら」したでしょうか。地上に残っている天に行く希望を持つ人たちを通してそうしました。それらの人たちが経験してきたことと,イザヤ 60章に書かれている預言を比較して考えてみましょう。

天に行く希望を持つクリスチャンが「立[つ]」必要があったのは,真理の光を輝かせることができなくなっていたからです。これは預言されていたことで,西暦2世紀には背教が雑草のように広がっていました。(マタ 13:37-43)このようにして,天に行く希望を持つクリスチャンが大いなるバビロン(世界を惑わしている間違った宗教全体)への捕囚となりました。1914年に「体制の終結の時」が始まっても,その状態は続きました。(マタ 13:39,40)程なくして1919年に,天に行く希望を持つクリスチャンはこの捕らわれの状態から解放されました。そしてすぐに,王国の良い知らせを伝える活動に打ち込むことによって,真理の光を照らし始めました。b その後,長年にわたってあらゆる国の人々がこの真理の光に引き寄せられてきました。そうした人々の中には,イザヤ 60章3節で「王たち」と呼ばれている,神のイスラエルの残っている人たちも含まれています。(啓 5:9,10)

将来,天に行く希望を持つクリスチャンはさらに素晴らしい仕方でエホバの栄光を反映するようになります。どのようにでしょうか。天に行く希望を持つクリスチャンたちは,地上での人生を終えた時,「新しいエルサレム」の一部となります。つまり,共同統治者また祭司である14万4000人で構成される,キリストの花嫁の一員となります。(啓 14:1; 21:1,2,24; 22:3-5)

新しいエルサレムは,イザヤ 60章1節にある預言が実現する上で重要な役割を果たすことになります。(イザヤ 60:1,3,5,11,19,20を啓示 21:2,9-11,22-26と比較。)古代イスラエルにおいてエルサレムが政治の中心地であったのと同じように,新しいエルサレムとキリストは共に新しい体制の政府を構成します。新しいエルサレムはどのように「神のもとから下って」くるのでしょうか。地球とそこに住む人たちを祝福することによってです。あらゆる国から来た神を畏れる人たちは「この都市の光によって歩み」ます。罪と死からも解放されます。(啓 21:3,4,24)その結果,イザヤや他の預言者たちが予告していた「全ての事柄の回復」が完全に実現します。(使徒 3:21)この壮大な回復は,キリストが王になった時に始まり,千年統治の終わりに完了します。

a 「新世界訳」のイザヤ 60章1節には「シオン」や「エルサレム」ではなく「女」という言葉が使われています。これは,ここで語り掛けられている人物の「あなた」に当たるヘブライ語や,「立[つ]」,「照ら[す]」といった動詞が女性形であるためです。

b 1919年に始まった真の崇拝の回復は,エゼキエル 37章1-14節と啓示 11章7-12節でも説明されています。エゼキエルの預言では,長い捕らわれの期間の後,天に行く希望を持つ全てのクリスチャンが真の崇拝の回復を経験する,ということが予告されていました。一方,「啓示」の書の預言では,不当な投獄により活動できなかった短い期間の後,天に行く人たちのうち,組織の中で中心的な役割を果たしていた兄弟たちの少人数の一団が比喩的に生き返るということを述べています。それらの人たちは1919年に「忠実で思慮深い奴隷」として任命されました。(マタ 24:45。「エホバの清い崇拝 ついに回復される!」の118ページを参照。)

    日本語出版物(1954-2025)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする