12:33
全焼の捧げ物: ギリシャ語ホロカウトーマ(「全体」という意味のホロスと「焼く」という意味のカイオーから)は,ギリシャ語聖書でこことヘブ 10:6,8の3回だけ出ている。この語はセプトゥアギンタ訳で使われていて,元のヘブライ語は,火で焼き尽くされて神にそっくり差し出され,動物のどの部分も崇拝者が食べない捧げ物を指す。このギリシャ語はセプトゥアギンタ訳でサ一 15:22とホセ 6:6に出ていて,イエスと話した律法学者はその聖句を念頭に置いていたのかもしれない。(マル 12:32)イエス・キリストは比喩的な「全焼の捧げ物」として自分を全面的に,また完全に捧げた。