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ヨハネ 注釈 1章新世界訳聖書 (スタディー版)
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神の代理として遣わされた: または,「神から務めを与えられた」。バプテストのヨハネの務めは神から来ていて(ルカ 3:2),伝道者,広く知らせる使者として活動することが関係していた。ヨハネはメシアと神の王国が近づいたことを自分のもとに来たユダヤ人たちに告げるだけでなく,罪の悔い改めを勧めることもした。(マタ 3:1-3,11,12。マル 1:1-4。ルカ 3:7-9)バプテストのヨハネは預言者,(弟子のいる)教師,福音伝道者として仕えた。(ルカ 1:76,77; 3:18; 11:1。ヨハ 1:35)
ヨハネ: バプテストのヨハネのこと。この福音書の筆者である使徒ヨハネは,バプテストのヨハネの名前を原語では19回述べているが,他の福音書筆者とは違い,「バプテスト」や「バプテスマを施す人」という呼び方は一度も使っていない。(マタ 3:1,マル 1:4の注釈を参照。)使徒ヨハネは3人のマリアについては区別している。(ヨハ 11:1,2; 19:25; 20:1)しかし,バプテストのヨハネについてそのような区別をする必要はなかった。自分のことは一度も名前で呼んでおらず,どのヨハネのことか誤解はないと思えたからである。この点も,使徒ヨハネがこの福音書を書いた証拠と言える。「ヨハネの紹介」とヨハ 書名の注釈を参照。
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