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ヨハネ 注釈 3章新世界訳聖書 (スタディー版)
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アイノン: 水がたくさんあった場所。よく知られていたらしいサリムという場所の近く。これらの場所は正確には分かっていない。エウセビオスは,ヨルダン渓谷のスキュトポリス(ベト・シェアン)の8ローマ・マイル(12キロ)ほど南の場所を挙げている。この地域にテル・リドガー(テル・シャレム)があり,サリムと推定されている。その近くに,アイノンという場所に関するエウセビオスの記述と合いそうな幾つかの泉がある。アイノンとサリムが聖書に出ているのはここだけ。
バプテスマを施していた: または,「浸礼を施していた」。ギリシャ語バプティゾーは,「浸す」,「漬ける」という意味。聖書によれば,バプテスマは完全に浸すこと。ヨハネがここでバプテスマを施していたのは,「そこに水がたくさんあったから」と述べられている。(この節のアイノンに関する注釈を参照。)フィリポがエチオピアの高官にバプテスマを施した時,2人は「水の中に下りて」いった。(使徒 8:38)同じギリシャ語がセプトゥアギンタ訳の王二 5:14で,ナアマンが「ヨルダン川に7回体を浸した」ことについて使われている。
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