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ヨハネ 注釈 3章新世界訳聖書 (スタディー版)
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花婿の友人: 聖書時代,花婿の親しい知人の1人が花婿の法的代理人として行動し,結婚のための取り決めを設ける点で大事な役割を果たした。この人は花嫁と花婿を結び合わせる人と見なされた。結婚式の日,婚礼の行列は花婿の家かその父親の家に到着し,そこで披露宴が行われた。披露宴の間,花婿の友人は,花嫁と話す花婿の言葉を聞いて,務めをうまく果たせたと感じ,幸せな気持ちになった。バプテストのヨハネは自分を「花婿の友人」に例えた。この場合,イエスが花婿で,1つの集団としての弟子たちが象徴的な花嫁を構成した。バプテストのヨハネはメシアのために道を整え,イエス・キリストに「花嫁」の最初の人たちを紹介した。(ヨハ 1:29,35。コ二 11:2。エフ 5:22-27。啓 21:2,9)「花婿の友人」は間を取り持って目的を達成したので,もはや主要人物ではなくなった。それと同じで,ヨハネはイエスとの関係についてこう言っている。「あの方の活動は盛んになっていき,私の方は衰えていかなければなりません」。(ヨハ 3:30)
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