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ヨハネ 注釈 16章新世界訳聖書 (スタディー版)
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を会堂から追放します: または,「を破門します」,「に会堂の出入りを禁じます」。ギリシャ語の形容詞アポシュナゴーゴス(直訳,「会堂から離れて」)が使われているのは,こことヨハ 9:22と12:42の3回だけ。追放された人は,のけ者として退けられ,あざけられた。そのように他のユダヤ人との交友を絶たれると,その家族は経済的に深刻な影響を受けた。会堂はおもに教育の場だったが,むち打ちや破門の罰を加える権限を持つ地方法廷としても使われたと思われる。(マタ 10:17の注釈を参照。)弟子たちが会堂から追放されるというイエスの言葉は,イエスの後に従うことによって起こり得る事柄を予告するものだった。イエスは少し前に弟子たちが世から憎まれると言ったが,殺される人もいることをはっきり述べたのはこの時が初めてだった。
神聖な奉仕: ここで使われているギリシャ語はラトレイアで,崇拝の行為を指す。ギリシャ語聖書でこの名詞は神に仕えることに関してのみ出てくる。(ロマ 9:4; 12:1。ヘブ 9:1,6)関連するギリシャ語動詞ラトレウオーについては,ルカ 1:74の注釈を参照。
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