2:12
律法の下にいる……律法によって: これはパウロが書いたローマの手紙の中で,「律法」に当たるギリシャ語(ノモス)が出てくる最初の2回。この節の律法の下にいないという表現はギリシャ語アノモースを訳したもの。この文脈で「律法」という語は,ローマの手紙のほとんどの箇所と同じようにモーセの律法を指す。ギリシャ語聖書全体で「律法」という語は,(1)1つの,つまり特定の法律,(2)モーセを通して与えられた神の律法,(3)ヘブライ語聖書の全体または一部,(4)人を導く原理原則となるものを指せる。マタ 5:17,ヨハ 10:34,ロマ 8:2の注釈を参照。