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ローマものみの塔出版物索引 1951-1985
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3:2 塔85 11/1 27; 目80 1/8 4; 人 135; 塔69 178; 塔66 170; 目61 10/8 9; 塔53 396
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ローマ 注釈 3章新世界訳聖書 (スタディー版)
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神聖な宣言: この表現はロゴス(言葉)の指小辞形であるロギオン(「小さい言葉」という意味)というギリシャ語の複数形を訳したもので,原語でギリシャ語聖書に4回だけ出ている。もともとロギオンは短い神聖な言葉を意味するだけだったが,やがて神からのどんな情報も指すようになった。パウロはここで,ヘブライ語聖書全体,そして恐らく,その時までに書かれたギリシャ語聖書の部分も指して使っている。聖書のそうした内容を書くことがユダヤ人に託され,その人たちは「聖なる力に導かれて」書いた。(ペ二 1:20,21)セプトゥアギンタ訳で,ロギオンという語は,神の宣言を指すヘブライ語表現を訳すのによく使われている。詩 12:6(11:7 [6],LXX)の「エホバの言葉は清い」が例として挙げられる。
託された: ユダヤ人に託された。(用語集の「ユダヤ人」参照。)モーセは申 29:29で,「私たち[イスラエル人]と子孫のために代々啓示してくださいました」と書いた。詩 147:19,20には,「神はご自分の言葉を……イスラエルに知らせる。神は他のどの国民にもそのようにはしなかった」とある。イエスは,「救いはユダヤ人から始まる」と述べて,ユダヤ人が救いに関する神の言葉と清い崇拝を託されたことに触れた。(ヨハ 4:22。注釈を参照。)パウロはここで,エホバが聖書のヘブライ語とアラム語の部分を書くことをユダヤ人に託したことをはっきり述べた。また,ギリシャ語聖書はイエスの弟子であるユダヤ人によって記された。それで,ユダヤ人は聖書の知識の番人で,聖書正典の全ての書を記す責任を担った。ルカ 書名とルカ 24:44の注釈を参照。
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