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ローマ 13:2新世界訳聖書
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2 ですから,権威に反抗する人は,神の取り決めに逆らっていることになります。逆らう人は断罪されます。
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ローマ 注釈 13章新世界訳聖書 (スタディー版)
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神の取り決め: 「上位の権威」は,神が許している一時的な取り決めの一部。(ロマ 13:1)ここで使われているギリシャ語表現は,神の命令や指示によるものを意味する。こうした世の中の権威は,人間社会の秩序を保つ神の一時的な手段。神の許しがなければ,人間の権威はどれも存在しない。(ヨハ 19:11)そのような意味で,上位の権威は神の目的の中で相対的な地位にある。パウロがこの手紙を書いた当時,クリスチャンにとって上位の権威とはおもに,皇帝ネロ(西暦54年から68年まで支配)の下でのローマ政府のことだった。パウロは神の統治が必要であること,それが優れていることをはっきり認識していた。(使徒 28:31。コ一 15:24)パウロは,エホバが人間による支配を許している限り,クリスチャンはそれに敬意を払い,「神の取り決め」として受け入れるべきである,と言っていたにすぎない。
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