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コリント第二 注釈 1章新世界訳聖書 (スタディー版)
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皆さんに再び喜んでいただきたい: パウロは2回目の宣教旅行中に初めてコリントを訪れた。時は西暦50年。そこで会衆を設立し,1年6カ月滞在した。(使徒 18:9-11)パウロは3回目の宣教旅行中にエフェソスにいた時,再びコリントを訪れるつもりだった。しかし,その計画は実現しなかった。(コ一 16:5。コ二 1:16,23)「再び喜んで」というのは,パウロがしようと思っていたこの2回目の訪問のことを言っているのかもしれない。あるいは,パウロは次の節で述べているように,2度立ち寄りたいと思っていたことを言っていたのかもしれない。コ二 1:16の注釈を参照。
喜んで: この節で幾つものギリシャ語写本は「喜び」に当たるギリシャ語(カラ)の代わりに,「惜しみない親切」,「恵み」,「利益」という意味のカリスという語を使っている。それで「皆さんに再び喜んでいただきたい」という部分は,「2度皆さんの役に立ちたい」とも訳せる。このような考えを伝えている聖書翻訳もある。
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