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コロサイ 注釈 2章新世界訳聖書 (スタディー版)
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根を下ろし: この節でパウロは,クリスチャンがどのように「キリストと結ばれて歩み続け」るべきか,3つの比喩を使って表現している。(コロ 2:6)最初の比喩で,クリスチャンは深くて強い根を張る木のようにしっかりとしているべきことを強調している。エフ 3:17の注釈を参照。
自分をキリストの上に建て: パウロはこの比喩で,クリスチャンが良い土台の上に立つ建物のように安定しているべきことを強調している。エフ 3:17の注釈を参照。
揺るぎない信仰を持ち: クリスチャンがどのように「キリストと結ばれて歩み続け」るべきかを表現した3つ目のフレーズ。(コロ 2:6)パウロは農業(「根を下ろし」)と建築(「上に建て」)の比喩を使った後,商業および法律の分野の語彙を使っている。ここで「揺るぎない」と訳されているギリシャ語は法的な意味合いを持ち,「確かさを証明する」,「強くする」,「保証する」とも訳せる。(ロマ 15:8。コ一 1:8。コ二 1:21)ある辞典はこのフレーズを「信仰が確証され」と訳している。パウロはフィリピの手紙で,良い知らせを広める「法的権利を得る」ことについて述べる際,関連するギリシャ語名詞を使っている。(フィリ 1:7)クリスチャンは神についての正確な知識を取り入れるにつれ,自分の信仰が十分な根拠に基づいていると言える理由が増える。
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