脚注
a 海から上った獣について,ローマカトリックの聖書(メリーランド州ボルチモア,ジョン・マーフィー社が1914年に出版した)には,次のような注がのせられています。「頭が七つ,角が十あるこの最初の獣は,世の初めから終わりまで存在する不信者,神の民の敵また迫害者の全体であろう。七つの頭は7人の王すなわち神の民の上に専制的な支配権をふるう主要な国つまり帝国である。このうちの5人すなわちエジプト,アッシリア,カルデア,ペルシャ,ギリシャはその当時までに倒れ,一人すなわちローマ帝国が存在しており,第7の,そして主要なもの,つまり反キリストとその帝国が来ることになっていた。十の角は10人の小さな迫害者をさすものであろう」。