脚注
d 「異邦人のその時が満つるまでとは,異邦諸国民に定められた,神のさばきが完了する期間……の終わってしまうまで,ということである。……ここで取り上げられている異邦人の時は,イエスのパルーシア(臨在)までに終わるのである。……カイロイエスノン[異邦人の時]とは,いろいろな預言から見て,だれもがよく知っていたカイロイ[時]であり,当時それはすでに経過の途上にあった。ゆえにイエスの時代,またずっと以前から満了の途上にあると考えられていた。この語に冠詞を付して,オイ アイロイ[その時]とあるのはそのためである(19章44節と比べよ)」― H・A・W・メーヤー神学博士著「マルコ・ルカ両福音書に関する聖書批判および注釈便覧」,530,531ページ,版権取得1884年。