脚注
c パウロとヨハネの文書の中では,良くないことで特定の個人の名前が挙げられていますが,それがなされたのは個人にあてて書かれた手紙においてであったこと,そして背教者たち,つまり使徒たちの働きに盛んに反対していた者たちに気を付けるよう彼らに警告する目的があったことに注目すべきでしょう。(テモテ第一 1:19,20。テモテ第二 1:15; 4:10,14,15。ヨハネ第三 9)これと対照的に,霊感を受けた記述者たちの多くの手紙には明らかに必要であった多くの戒めが含まれてはいますが,罪を犯した者の名前は挙げられていません。―ローマ 2:1-4,17-24; コリント第一 1:11-13; 3:1-4; 15:12; ヤコブ 2:1-9と比較してください。