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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔(研究用)2023
塔研23 7月号 2–7ページ

研究記事29

大患難のために用意をしていますか

「用意ができていることを示しなさい」。マタイ 24:44

150番の歌 救いのために神に頼る

何を学ぶかa

1. 災害に備えて用意をしておくことはどうして大切ですか。

用意をしておくなら,命を守ることができます。例えば災害が起きた時,用意ができているなら,自分の命だけでなくほかの人の命も救うことができるでしょう。ヨーロッパで人道支援を行っているある組織も,こう言っています。「命を守るためには,良い準備が欠かせません」。

2. 大患難のために用意をすべきなのはどうしてですか。(マタイ 24:44)

2 「大患難」は突然に始まります。(マタ 24:21)でも災害とは違い,全ての人が不意を突かれるわけではありません。私たちはイエスの警告を知っているからです。イエスは2000年ほど前に,用意をしておくようにと言っていました。(マタイ 24:44を読む。)用意ができているなら,この難しい時を乗り切り,ほかの人を助けることもできるでしょう。(ルカ 21:36)

3. 大患難のために用意をする上で,忍耐,思いやり,愛はどうして大切ですか。

3 大患難のために準備をする上で助けとなる,3つの性質について考えていきましょう。反対がある中で裁きについての厳しいメッセージを伝えなければいけないとしたら,どうでしょうか。(啓 16:21)忍耐力があるなら,エホバが守ってくださると信じてエホバに従うことができるでしょう。兄弟姉妹が持ち物を失ってしまったとしたら,どうしますか。(ハバ 3:17,18)思いやりがあるなら,必要な物を喜んで分け合うことができます。諸国家の連合体からの攻撃を受けて,仲間と狭い所でずっと一緒に過ごさなければいけないとしたらどうでしょうか。(エゼ 38:10-12)強い愛があるなら,そうした大変な時を乗り切ることができます。

4. 忍耐や思いやりや愛を示す面で成長していくことは大切です。どんな聖句からそれが分かりますか。

4 聖書は,忍耐や思いやりや愛を示す面で成長していくようにと勧めています。ルカ 21章19節には,「あなたたちは忍耐によって命を受けます」と書かれています。コロサイ 3章12節には,「思いやり……を身に着けましょう」とあります。テサロニケ第一 4章9,10節にはこう書かれています。「皆さんは神に教えられて愛し合って……います。とはいえ,兄弟たち,いっそう愛し合うように勧めます」。このようなアドバイスを受けた弟子たちは,すでに忍耐や思いやりや愛を示していました。でも,引き続き成長していく必要がありました。私たちにも同じことが言えます。では,1世紀のクリスチャンはこうした性質をどのように示したでしょうか。私たちはその手本にどのように見習えますか。そうすることによって大患難に備えられると言えるのはどうしてでしょうか。考えていきましょう。

忍耐力を鍛える

5. 1世紀のクリスチャンが大変な中でも忍耐する上で,どんなことが助けになりましたか。

5 1世紀のクリスチャンは忍耐する必要がありました。(ヘブ 10:36)誰もがぶつかる問題に加えて,クリスチャンだからこそ経験する問題もありました。多くの人は,ユダヤ人の宗教指導者やローマ当局だけでなく,自分の家族からも迫害されました。(マタ 10:21)会衆では,背教者が分裂をもたらす教えを広めることもあったので,影響されないように闘う必要がありました。(使徒 20:29,30)そうした中でも,1世紀のクリスチャンは忍耐することができました。(啓 2:3)何が助けになったのでしょうか。ヨブなどの聖書中の手本についてじっくり考えました。(ヤコ 5:10,11)力を求めてエホバに祈りました。(使徒 4:29-31)そして,忍耐するならどんな良い結果になるかに目を向けました。(使徒 5:41)

6. メリータ姉妹の例からどんなことを学べますか。

6 私たちも,聖書や出版物に載せられている手本を学んでじっくり考えるなら,忍耐することができます。アルバニアのメリータ姉妹の例を考えてみましょう。姉妹は家族からの激しい反対を忍耐することができました。こう言います。「ヨブについて学んで,とても感動しました。ヨブはすごく大変な目に遭い,その理由も知りませんでした。それでも,『私は死ぬまで忠誠を貫く!』と言いました。(ヨブ 27:5)ヨブについてじっくり考えると,自分の問題はそれほど大きくないと思えるようになりました。ヨブとは違い,私は自分がどうして大変な目に遭っているかを知っているからです」。

7. 今は大きな問題を経験していないとしても,どんなことを意識できますか。

7 忍耐力を鍛える別の方法は,真剣に何度も祈り,心配事をエホバに打ち明けることです。(フィリ 4:6。テサ一 5:17)今はそれほど大きな問題を経験していないかもしれません。そうだとしても,がっかりする時やどうしたら良いか分からない時には,いつでもエホバに導きを求めていますか。毎日の小さな問題に対処する時にも,エホバに助けを求めるようにしましょう。そうするなら,将来もっと大きな問題にぶつかった時に,ためらうことなくエホバに頼ることができます。そして,エホバはいつどのように助けるのが一番良いかを知っている,と確信することができます。(詩 27:1,3)

入院している姉妹がベッドの背もたれを起こし,膝の上で聖書を開いている。

忍耐

試練を忍耐するなら,次の試練を忍耐する力が身に付く。(8節を参照。)

8. ミラ姉妹の経験からどんなことを学べますか。(ヤコブ 1:2-4)(写真も参照。)

8 今経験している問題を忍耐するなら,将来大患難が起きた時にも忍耐できるでしょう。(ロマ 5:3)どうしてそう言えますか。多くの兄弟姉妹が実感している通り,何かの問題を忍耐するたびに,次の試練を忍耐する力が身に付くからです。忍耐すると信仰が強まり,エホバがいつでも喜んで助けてくださると確信できます。そしてその信仰によって,次の試練も忍耐することができます。(ヤコブ 1:2-4を読む。)アルバニアで開拓奉仕をしているミラ姉妹の場合もそうでした。姉妹は,どうして自分ばかりこんな大変な目に遭うんだろうと感じることがあります。そういう時には,これまで20年にわたってエホバがどれほど支えてくださったかを思い返すようにしています。そして,自分にこう言い聞かせます。「エホバから離れちゃだめだ。これまでエホバのおかげでいろんな問題を乗り越えてきたんだから,それを無駄にしちゃいけない」。私たちも,エホバが助けてくださったことについてじっくり考えることができます。エホバが私たちの忍耐する姿を見ていて,その努力に必ず報いてくださることを確信しましょう。(マタ 5:10-12)今そうしておくなら,大患難の時にも忍耐し続けることができるでしょう。

思いやりを示す

9. シリアのアンティオキアの兄弟姉妹は,どのように思いやりを示しましたか。

9 ユダヤのクリスチャンが大飢饉に見舞われた時のことについて考えてみましょう。飢饉について聞いたシリアのアンティオキアの兄弟姉妹は,ユダヤの兄弟たちのことをかわいそうに思ったはずです。でもそれだけでなく,仲間を助けるために行動しました。「それぞれが提供可能なものを提供し,ユダヤに住む兄弟たちを救援することに」しました。(使徒 11:27-30)アンティオキアのクリスチャンはユダヤから遠く離れた所に住んでいましたが,仲間を助けることにしたのです。(ヨハ一 3:17,18)

兄弟が建設プロジェクトで働いている。

思いやり

自然災害が起きた時,思いやりを示すことができる。(10節を参照。)

10. 仲間の兄弟姉妹が災害に遭った時,どのように思いやりを示せますか。(写真も参照。)

10 私たちも,仲間の兄弟姉妹が災害に遭って困っている時,思いやりを示せます。例えば,救援活動に参加できるかどうか長老に尋ねることができます。世界的な活動のために寄付することや,被災している仲間のために祈ることもできます。b (格 17:17)パンデミックが起きた2020年には,950余りの災害救援委員会が設置され,世界中の兄弟姉妹をサポートしました。仲間を思いやって救援奉仕を行っている兄弟姉妹に,私たちは心から感謝しています。兄弟姉妹は,物資を届けたりエホバとの絆を保てるよう仲間を助けたりしています。家や崇拝のための場所を修理したり,建て直したりもしています。(コリント第二 8:1-4と比較。)

11. 私たちが思いやりを示すことはエホバの良い評判につながります。どうしてそう言えますか。

11 災害の時に思いやりを示すなら,私たちの行動は人々の目に留まります。2019年にハリケーン・ドリアンがバハマを襲い,王国会館が倒壊してしまいました。兄弟たちは王国会館を建て直すために,エホバの証人ではない業者に見積もりを依頼しました。すると,こんな返事が返ってきました。「機材も人材も資材もぜひ提供させてください。お代は要りません。仲間を思ってここまでするなんて,とても感動しました。私も何か助けになりたいです」。世界中のほとんどの人は,エホバのことをよく知りません。でも,エホバの証人がどんなことをしているかはよく見ています。私たちが思いやりを行動で表すなら,「憐れみ深い神」であるエホバに引き寄せることができるのです。本当に素晴らしいことではないでしょうか。(エフェ 2:4)

12. 思いやりを示すよう今努力することは,大患難の時にどのように役立ちますか。(啓示 13:16,17)

12 大患難の時に思いやりを示す必要があるのはどうしてでしょうか。聖書によれば,人間の政府を支持しない人たちは今も大患難の時にも大変な経験をするからです。(啓示 13:16,17を読む。)毎日の生活に必要な物も手に入らず,助けを必要とする兄弟姉妹もいるかもしれません。王であるキリスト・イエスが裁きを行うために来る時,私たちは思いやりを示した人として認められ,「王国を受け」る人になりたいものです。(マタ 25:34-40)

愛を強める

13. 1世紀のクリスチャンはどのようにして互いへの愛を強めましたか。(ローマ 15:7)

13 1世紀のクリスチャンは,愛を示し合うことでよく知られていました。でも,愛を示すのは簡単だったのでしょうか。ローマの会衆にはさまざまな人たちがいました。モーセの律法を教えられて育ったユダヤ人だけでなく,育った環境が全く違う異国の人たちもいました。奴隷だった人もいれば,奴隷の主人だった人もいたことでしょう。では,どのようにしてこうした違いを乗り越え,愛を強めたのでしょうか。パウロは「互いを迎え入れてください」と勧めていました。(ローマ 15:7を読む。)ここで「迎え入れ[る]」と訳されている言葉には,人に優しく接し,家に招いたり友達の輪に入れたりするという意味があります。例えば,パウロはフィレモンに,逃亡奴隷の「オネシモを優しく迎えてあげてください」と言いました。(フィレ 17)アクラとプリスキラも,キリスト教についてよく知らなかったアポロを自分たちの家に「連れてい」きました。(使徒 18:26)このように,1世紀のクリスチャンはさまざまな違いによってばらばらになってしまうのではなく,互いを迎え入れました。

一組の夫婦と若い兄弟が年配の兄弟の家を訪ね,みんなで楽しそうにおしゃべりしている。

愛

兄弟姉妹全てを愛することが大切。(15節を参照。)

14. アナ姉妹と夫は,どのようにして愛を示しましたか。

14 私たちも,兄弟姉妹と友達になり,一緒に時間を過ごすことによって,愛を示すことができます。そうするなら,兄弟姉妹も私たちに愛を示してくれるでしょう。(コリ二 6:11-13)アナ姉妹の経験を考えてみましょう。姉妹は夫と共に西アフリカで宣教者奉仕の割り当てを受けました。でも,移動した直後,新型コロナウイルスのパンデミックが始まりました。そのせいで,会衆の兄弟姉妹と直接会うことができませんでした。2人はどのようにして愛を示したでしょうか。兄弟姉妹とビデオ通話をして,よく知り合いたいと思っていることを伝えました。すると,兄弟姉妹はその愛に心を動かされ,電話やメールをくれるようになりました。2人が仲間のことをよく知るために進んで行動したのはどうしてでしょうか。姉妹はこう言います。「私や家族は,これまで兄弟姉妹からいろんな時に愛を示してもらってきました。そのことがすごく心に残っています。それで,私も愛を示したいと思うんです」。

15. 兄弟姉妹全てに愛を示すことについて,バネッサ姉妹の例からどんなことを学べますか。(写真も参照。)

15 私たちの会衆にも,育った環境や個性が異なるいろいろな兄弟姉妹がいることでしょう。そうした人たちの良いところに注目するなら,愛を強めることができます。ニュージーランドで奉仕しているバネッサ姉妹のことを考えてみましょう。姉妹は,会衆の中のある人たちの個性が気になって,仲良くやっていくのを難しく感じたことがありました。でも姉妹は,そうした人たちを避けるのではなく,一緒に時間を過ごすようにしました。そうすることで,エホバがその人たちを愛しているということに気付けるようになりました。姉妹はこう言います。「主人が巡回監督になり,私たちは個性が異なる兄弟姉妹と時間を過ごすことが増えました。今ではそうした人たちの違いを楽しめるようになり,仲良くすることができています。エホバも,これほどさまざまな人たちをご自分の元に引き寄せているんですから,それぞれの違いを楽しんでいるはずです」。仲間に対してエホバと同じ見方をするなら,仲間に愛を示すことができます。(コリ二 8:24)

1. 先ほどの3つの写真に登場した兄弟姉妹が,大患難の時に地下室でほかの兄弟姉妹と一緒に集まっている。2. 地下室にいた兄弟姉妹が大患難を通過してきたところ。

仲間と一致してエホバに仕え続けるなら,大患難の時にエホバに守ってもらえる。(16節を参照。)

16. 大患難の時に愛が欠かせないのはどうしてですか。(写真と挿絵も参照。)

16 大患難の時,愛は必要不可欠なものになります。エホバはその時,私たちをどのように守ってくださるのでしょうか。古代バビロンが攻撃を受けた時にエホバがどんな指示を出したか考えてみましょう。こうあります。「私の民よ,行って,奥の部屋に入り,扉を閉めなさい。少しの間,隠れていなさい。憤りが過ぎ去るまで」。(イザ 26:20)この言葉は私たちにとっても大切です。大患難が目前に迫っているからです。この「奥の部屋」は会衆を表しているようです。私たちは仲間と一致してエホバに仕え続けるなら,大患難の時にエホバに守ってもらうことができます。それで,兄弟姉妹とただ仕方なく一緒にいるというのではなく,愛を強めるように努力する必要があります。私たちの命が懸かっているのです。

今,用意をしておく

17. 今用意をしておくなら,大患難の時にどんなことを行えますか。

17 「エホバの大いなる日」は,全ての人にとって苦難の時となります。(ゼパ 1:14,15)エホバに仕える人たちも大変な経験をすることでしょう。でも,今用意をしておくなら,そうした中でも穏やかな気持ちでいることができ,ほかの人を助けることもできます。どんな問題にぶつかるとしても,忍耐することができるでしょう。仲間が困っているなら,思いやりを示し,必要な物を分け合うことができます。そして,今仲間への愛を強めているなら,大患難の時にも愛を示せるでしょう。そうするならエホバは,どんな問題や大変な経験も思い出されることのない新しい世界で,私たちが永遠に生きられるようにしてくださいます。(イザ 65:17)

どのように答えますか

  • どうすれば忍耐力を鍛えることができますか。

  • 仲間に思いやりを示すためにどんなことができますか。

  • どのように兄弟姉妹への愛を強めることができますか。

144番の歌 報いを見つめて

a 大患難は間近に迫っています。それは前代未聞の難しい時となります。その時に向けて備えておくためには,忍耐,思いやり,愛が必要です。1世紀のクリスチャンはこうした性質をどのように身に付けたでしょうか。私たちはどのように身に付けられますか。そうすることによって大患難に備えられると言えるのはどうしてでしょうか。

b 災害救援の奉仕に参加したいと思う場合は,「LDCボランティア申込書」(DC-50)か,「ボランティア・プログラム申込書」(A-19)をまず提出してください。招待が来るまでは待機していてください。

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