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ヒンズー教 ― 人の霊的必要を満たすことができますか目ざめよ! 1976 | 3月22日
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に基づいているということです。しかしその教えは真理を説いているでしょうか。
死に際して肉体を離れる霊魂が人間にあるかどうかを証明するための科学的調査は,かなり盛んに行なわれてきました。しかし,勤勉な努力が払われ,多額の費用が費やされたにもかかわらず,そのような魂の離脱を証明する証拠はまだ挙がっていません。人が死ぬとき,自動的に生き残るものは何もなく,依然として完全に死んでしまうように見えます。
興味深いことに,聖書の述べるところはこれと一致しています。人間には死ぬとき肉体から離れる不滅の魂があるなどと聖書が言っていないことに,あなたはお気づきでしょうか。反対に聖書は,人間の魂とは人全体のことである,と明言しています。(創世 2:7。出エジプト 1:5。ペテロ第一 3:20。ペテロ第二 2:14)したがって,人が死ねば魂も死にます。(エゼキエル 18:4,20)そして聖書によると,『死者は,何事も全く意識していません』― 伝道 9:5,新。
ゆえに,瞑想や他の密儀を通して魂が超自然の実在と「合一」するという考えは決して事実ではありません。そのような合一に達する別個の魂は人間にはありません。あなたは,宗教上の偽りに基づく行為から,永続的な益が得られるでしょうか。
聖書は,「天の場所にある邪悪な霊の勢力」の存在を警告し,「完全にそろった,神からのよろい」を身につけることによって彼らに抵抗することを,人々に勧めています。(エフェソス 6:11,12)この種の戦いに勝利を収めるには,「思いをこめ」,「理性」をもって神に奉仕することが求められます。(マタイ 22:37。ローマ 12:1)では,正常な意識を抑圧する事柄を行なうことによってその助言に従うことができるでしょうか。そのような行為は,悪霊の勢力の影響を受ける危険にあなたをさらす恐れはないでしょうか。例えば,人は催眠術にかかると,他の理知のある人,すなわち催眠術者に支配されるようになります。そして,大英百科事典(1974年版)によると,人が催眠術にかかる最初の段階は,「気持ちよくくつろいだ状態で,ある対象を凝視する」ことです。それはヒンズー教の瞑想の初めのほうの段階と同じではありませんか。
聖書は,修業を積んだヨーガの行者たちが持っているような透視力を,はっきり悪霊と結びつけています。(使徒 16:16-18。申命 18:10-12)たとえわずかでも,段階が進めば悪霊の影響を招くような行為に毎日時間を費やすのは賢明なことですか。こうしたことは確かにあなたの霊的必要を本当に満たす方法ではありません。
創造者と良い関係を持つことを願う人は,神ご自身の条件に従ってそれを求めなければなりません。その条件は聖書に記されています。神の真理に関する聖書の論理的で事実に基づいた説明が,神のことばであることを確信できるかどうか,ご自分で調べてごらんになるのはいかがですか。(テモテ第二 3:16)聖書の基本的な真理を学ぶ際に援助を望まれるなら,エホバの証人は喜んでご援助いたします。
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進化は起こらなかった目ざめよ! 1976 | 3月22日
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進化は起こらなかった
● 進化論者は,聖書に述べられているように,神が「種類にしたがって」生物を創造したのではなく,様々な生命形態が数百万年もの間に変化を重ね,しだいに進化したと主張する。しかし,こうした説を信じる科学者は,現在生きている生物と全く同一の古生物の化石が発見される度に当惑する。最近,このような化石がまた発見されたとの報告があった。今回発見されたのはラン藻類の化石である。サイエンス・ニュース誌はこう述べている。「ハーバード大学の古生物学者の一チームにより発表された新しい証拠は,ラン藻類の化石が現在のものとほぼ完全に一致することを示している。この化石はまた,これまでに発見された中で最も複雑なものである」。長い期間を経ているにもかかわらず,この生物形態は異なったものに変化しておらず,“進化”していない。実際,生物は,「種類にしたがって」のみ繁殖するのであって,進化はかつて起きたことがない。―創世 1:11,21,24。
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