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『わたしの弟子と証明せよ』ものみの塔 1960 | 4月1日
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14 (イ)証者をつくる仕事において,生殖に関する法則の原理はどのように働きますか。(ロ)聖書時代の証者に類似した証者が今日も地上にいるにちがいないことをどのように知ることができますか。
14 イエスが指示された方法は,そんな種類の実を生み出しません。イエスの仕事の方法は,私たちが自然の中で観察できる通り,また創世紀 1章の11-13,20,21,24,25節に記録されている通り,神の与えた生殖の法則と一致しています。あらゆるもの,つまり植物,獣,人間は,『その類に従つて』生み出さねばなりません。ヱホバの示されたその法則の実際的な適用を知る前には,アダムは,その生殖によつてどのようなものが現われるかいぶかくし思つたかも知れません。しかし,それもあまりながい間ではありませんでした。ライオンはライオンを生み,犬は犬を生み,猿は猿を生むというように,その適用は,明らかに現われてきました。それはいつも変つたことがありません。一つの例外もなく,それらはみな,自分と同じ種類のものを生み出しました。霊的種類の実を生み出すに当つても,ヱホバの証者は,それと同じ法則に支配されていて,彼らもやはり,「彼ら自身の類に従つて」生み出さなければなりません。神の御言葉という種をまいて,ふさわしい人々と聖書の研究をする時,他の人々の心が変えられてゆくにつれ,その発達を観察しますが,それからいつたいどんなものが出て来るかいぶかる必要はありません。それが共産主義者またはカトリックや,プロテスタントでないことは確かです。生まれ出た実は,時が来ると,彼らと同じく,正真正銘の,決して妥協することのないヱホバの証者となります。ヱホバは,ご自分の名のほまれのために,新しい証者をつくり出すご自身の方法によつて,聖書時代から,最初の純粋の種類のご自身の証者をずつとこの地上に確保してこられました。この霊的な生殖によつて,そのような聖書の証者は,やはり今日でもこの地上にいます。それは,ちょうど私たちが,私たちの先祖アダム,または彼の『類』の生来の子どもであるのと同じです。ですから,必然的に,過去および現在の偽りの宗教指導者たちは,同じ生殖の法則に従つて,次のイエスの言葉を容認しなければなりません,『偽善な学者,パイサイ人たちよ。あなたがたはわざわいである。あなたがたは,ひとりの改宗者をつくるために,海と陸とを巡り歩く。そして彼が改宗者になつたなら,彼を自分より倍もひどいゲヘナの子にしてしまう』。―マタイ 23:15,新世。
15 (イ)ヱホバの証者はなぜ牧師の仕事の方法を採用しませんか。(ロ)彼らの伝道のわざは,最後に何に至りますか。
15 『神の国はあなたがたから取り上げられて,御国にふさわしい実を結ぶような異邦人に与えられるであろう』と,イエスは学者,パリサイ人たちに言われました。イエスの追随者たちにはこう言われました,『あなたがたが実を豊かに結び,そしてわたしの弟子となるならば,それによつて,わたしの父は栄光をお受けになるであろう』。ヱホバの証者は,神の御国の実を生み出す国民であることを切に願つています。ですから,キリスト教国の教会が用いるいい加減な仕事の仕方を採用することができませんでした。彼らは,キリストの弟子であることを証明しなければなりません。そしてそれは,彼らの結ぶ実の量と質の両方によつてのみなし得るのです。ですから,彼らは,ほかの誰が何をしようと,いつもキリストの足跡に沿つて注意深くあゆみ,キリストに教えられた通りの方法で証者をつくる仕事をつづけ,ふさわしい人々をたずね出し,彼らと神の御言葉を勉強するために再訪問をし,彼らの心をかえ,そのようにして,キリスト・イエスとその使徒たちがつくり出したと同じ種類のヱホバのクリスチャン証者を生み出さねばなりません。その最終的結果に関しては,聖書は明らかに告げています。真のクリスチャンたちが全世界にそんなにたくさんいて,全部が神の御国を人間の唯一つの希望として伝道していますから,ヱホバ神は偽りの宗教のくさつた実をすべて必らず処分されてしまうでしよう。―マタイ 21:43。ヨハネ 15:8。マタイ 7:15-20,新口。
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1960年の地域大会ものみの塔 1960 | 4月1日
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1960年の地域大会
今年の地域大会は,1960年の年の聖句と一致して『平和を追い求める地域大会』と呼ばれます。日本では,協会の会長秘書ミルトン・ヘンシェルの訪問にさいして一つの大会を開きます。この大会は,東京都世田谷区民会館で4月7日-10日,木曜日から日曜日までの4日間連続して行われます。ヘンシェル氏は,日曜日の午後2時に『預言に注意せよ』と題する公開講演を話します。この大会は,同じ日の午後6時30分に行われる主の夕食を祝うことで最高潮に達します。すべての人の御出席を招待いたします。
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