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目ざめよ! 1971
目71 1/22 28–29ページ

「あなたのみことばは真理です」

「汝姦淫するなかれ」

「姦淫はほとんどやましいところのない気楽な慰みと化した」。これは,アメリカ精神医学協会の1969年年次会議に出席した,一部の精神医学者たちの達した結論の一つでした。してみれば,最近の統計が,既婚男子の60%,既婚女性の35ないし40%が姦淫を告白した事実を明らかにしても,不思議ではありません。

合理的生活協会の理事,心理学者A・エリスは同様の意味のことをこう述べました。「結婚のきずなを保つのに,姦淫は良いことだと言えよう」。同氏によれば,“健全な”姦夫は,「結婚のきずなや家族関係をいためずに,情事を続けることができ」ます。したがって,そのような人は,「結婚外の情事を持たないより,持つほうが,むしろ望ましい」と感ずるのももっともです。一部の牧師たちも同様に姦淫を擁護してきました。

しかし,それは神のことばの述べることではありません。人間を作り,人間に生殖力を付与した創造者,エホバ神は,そうした生殖力を規制する律法を与える権利を持っておられます。イスラエル国民に対する,神の律法の第7条はこう述べます。「汝姦淫するなかれ」。しかも,この律法を破るなら,どんな処罰が科されましたか。死,つまり死刑に処されました。―出エジプト 20:14。申命 22:22。

また,姦淫はクリスチャンにも禁じられていることが明白に述べられています。姦淫をする者は,『神の〔王国〕を継ぐことなし』。また,「神は淫行のもの,姦淫の者を審き給ふべければなり」と明確に告げられているのです。―コリント前 6:9,10,〔新〕。ヘブル 13:4。

今日,姦淫の口実を捜す人がかなりいますが,それは自己欺まんにほかなりません。「なんであれ,人は自分がまいているもの,それをやはり刈取る」という,聖書の原則は回避できません。(ガラテヤ 6:7,新)やましい良心,性病,不本意な妊娠など,生じうる結果を考えてごらんなさい。妊娠した場合,母親と不義の子の養育の責任はだれが負うのですか。さらに一歩を進めて,妊娠中絶をして,殺人を犯すのですか。それに,罪のない配偶者が姦淫の事実を知ったときの心痛についてはどうですか。また,離婚どころか,殺人をさえ招きかねない,しっとの念をも考えてみてください。―箴言 6:27-35。

そのうえ,精神的に不利な事態をも招きます。心理学教授L・サルズマンは,姦淫をする人は結婚生活の喜びに十分あずかれないことを指摘して,こう述べました。「貞節は単なる美徳ではない。それは,創造的な生活の豊かさを増し加える生き方なのである」― 1969年5月19日号,タイム誌。

最も重大なことは,姦淫が神の不興をこうむるという事実です。バテシバと姦淫をしたダビデ王は,どれほど苦しんだことでしょう。(サムエル後 12:10-12)それに,献身したクリスチャンの場合,処罰として試験期間に付されたり,時によっては排斥,つまりクリスチャン会衆から破門もしくは放逐されたりします。―コリント前 5:13。

姦淫を慎むには,イエスが言われた次のことばの示すとおり,思いと心臓から始めなければなりません。「内部から,人間の心臓から,有害な推論は発するからである。淫行,盗み,殺害,姦淫……などである」。神のことばが次のように警告しているのはそのためです。「守るべき他のすべてのもの以上に,あなたの心臓を守りなさい。命の源がそこに発しているからである」。そうするには,不道徳な事がらを考えつづけるのをやめなければなりません。心臓を守って,有害な推論をさせないようにする一つの助けは,感覚を通して取り入れる印象に注意することです。ですから,不道徳を売り物にする映画やテレビ番組は,いっさい避けるのが賢明です。同時に,扇情的な,あるいは,わいせつをこととする本や雑誌また写真などを読んだり見たりしないようにすべきです。結婚した男子が,色情をいだいて女を見つづけるなら,いわば精神的な姦淫をすることになる,とイエスは言われました。そのような人は自分の考えの中で姦淫を犯している,といえるでしょう。―マルコ 7:21,22。箴言 4:23。マタイ 5:28,新。

姦淫を戒める神の禁令は広範に及ぶものです。それに基づいてさばかれるとすれば,今日,多くの人は,知らずに姦淫を犯していることになります。どうしてですか。正式な離婚手続きを済ませて,再婚した場合でも,その離婚が聖書によって認められないものであるかもしれません。聖書で認められているのはどんな離婚ですか。イエスはこう言われました。「淫行〔すなわち姦淫〕の故ならで其の妻をいだす者は,これに姦淫を行はしむるなり。また出されたる女を娶るものは,姦淫を行ふなり」― マタイ 5:32。

そうです,神の目から見て再婚の自由を得るには,正式に離婚するだけでなく,聖書的な根拠,つまり一方の配偶者の不貞に基づいて離婚がなされるのでなければなりません。では,仮に,聖書のこうした条件を知らずに離婚し,のちに再婚して,聖書の定めを破った人はどうなりますか。その人はどうすればよいのですか。別れるのですか。そうではありません。新しい配偶者と性関係を持つことによって,その離婚は正当なものとされたため,最初の結婚は,聖書的にいって,もはや拘束力をもちません。その法的な離婚に聖書的な根拠が付加されたからです。それは確かに罪です。しかし,知らずに犯された他の罪の場合と同様,当事者が誠実に悔い改め,同時に,結婚した人としての責任をになって生活し,誠実さを表わすなら,その罪は許されるでしょう。

ほかにも,知らずに姦淫の罪を犯している場合があります。それは,自分の配偶者以外のだれかの精液による人工受精を行なったり,あるいは,そうした目的のために精液を提供したりする場合です。たとえば,1963年,ニューヨーク州キングス郡の裁判所は次のような判断を下しました。「夫の同意の有無にかかわりなく,第三者の提供する精液を用いた人工受精は,精液を提供した父親の側の姦淫となり……こうして生まれてくる子どもは嫡出子ではないゆえ,私生子である」。

同時にそうした行為は他のさまざまな問題を伴います。一つには,子どもは,自分のほんとうの父親がだれかを知ることができません。夫は,だれともわからぬ精液提供者に対して,“異常なしっと”をいだくようになると言われており,問題の精液提供者がだれかを知りたいばっかりに,病院の記録を盗んで,子どもの父親がだれかを調べようとした女性もいます。ドイツの婦人科医,A・メイヤー博士によれば,妻の人工受精に同意した夫の中には,後日,自分たちの結婚に破たんをもたらしたとして,医師をののしった者もいるとのことです。

聖書はまた,霊的な姦淫についても述べています。それは,クリスチャンが献身の誓いにそむくことで,弟子ヤコブが述べたとおりです。「姦淫をおこなふ者よ,世の友となるは,神に敵するなるを知らぬか,誰にても世の友とならんと欲する者は,己を神の敵とするなり」。世の歩みがサタン悪魔に導かれている以上,世を喜ばせながら同時に,エホバ神を喜ばすことはできません。―ヤコブ 4:4。

創造者エホバ神は,道徳問題の最終審判者であられ,姦淫を戒める神の定めは正しく,かつ賢明です。神を喜ばせ,幸福と長寿にあずかることを願う人はすべて,肉体的,精神的かつ霊的などんな形態のものであれ,姦淫を避けるよう,重々注意しなければなりません。―ペテロ前 3:10-12。

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