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  • 親の皆さん,お子さんを守ってください
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1985
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1985
塔85 3/15 25–27ページ

親の皆さん,お子さんを守ってください

学校の友だちから麻薬を使うように圧力をかけられているということを息子さんから聞かされたら,あなたはどうしますか。あるいは,もし娘さんから,学校で男の子にうるさくされて困るという話を聞かされたらどう反応しますか。

もちろん,すぐに何らかの手を打たれるのではないでしょうか。実情を調べ,どうすれば子供を守れるかを知ろうとされるでしょう。親だからそのように対応するとあなたはお考えでしょう。ところが現実には,必ずしもそのように事が運ぶとは限りません。そういうことが親に知れるころにはすでに遅すぎるというのが普通です。「どうしてうちの息子(あるいはうちの娘)にこんな事が起きたのだろう」としか言えない場合があまりにも多いのです。

圧迫のもとにある若者たち

子供を持つ方は子供がどんな圧迫を受けているかご存じですか。毎日どんな事柄に直面しているかお気づきですか。使徒ペテロは,「冷静さを保ち,油断なく見張っていなさい。あなた方の敵対者である悪魔がほえるライオンのように歩き回って,だれかをむさぼり食おうとしています」と警告しました。(ペテロ第一 5:8)サタンは老若を問わず全人類を征服し,隷属させることをねらっていますが,経験のない若者にとってサタンが一段と大きな脅威となることは明白です。したがって若者は非常に強い圧迫のもとに置かれます。

二,三の例を考えてみましょう。英文毎日は,「未成年者の犯罪は今や全体の52%」という見出しで,少年「犯罪のうち14歳の子供による犯罪がトップを占めている」と伝えています。米国では,14歳から17歳までの年齢層のうち330万人は問題飲酒者であり,十代の若者6人に一人は麻薬を常用しており,毎年50万人に近い赤ん坊が十代の未婚の母親から生まれます。実際どこに住んでいようと子供たちは,世界を襲っている少年犯罪,暴力行為,不道徳などの波を免れるわけにはいかないのです。

あなたは子供を助けることができる

こうした事柄はすべて,今日の若者たちが困難な闘いに巻き込まれていることを強調しています。子供たちが気づいていてもいなくても,その闘いに勝つには,円熟した,そして経験を積んだ人々の援助が必要です。子供を持つ人々は,子供にそういう助けを与える用意があるでしょうか。また,子供たちを助けるのに必要な努力を進んで払う意欲がありますか。

子供たちを助けることについては多くのことが言われ,また書かれてきました。この問題に関するアドバイスには事欠きません。事実,どちらかと言えば,多くの相反する意見の中のどれに従うかを決めることのほうが問題です。例えば,ある専門家は,おしりをたたくのはいいことだと言うかもしれません。別の専門家は,そういうことは決してしてはいけないと言います。さらに別の専門家は,子供をだめにしたくなければ,何かを成し遂げたとしてもほうびをやってはいけないと言うかもしれません。しかし別の専門家は,情緒不安定な子供にしたくなければ,ほめたり,ほうびを与えたりすることが非常に大切だと言います。カナダのトロントにある小児科病院の職員が言ったように,今「親になっている世代が,親であることに恐れのようなものを抱いている」のも不思議ではありません。

深刻な事態と多くの失敗例を見て,今のような時代に,子供たちを円熟した,落ちつきのある,そして何よりも敬虔な人間に育て上げることが本当に可能なのだろうかと考えるかもしれません。そんなことはとても不可能だとあきらめる前に,使徒パウロが書いていることを思い出してください。「父たちよ,あなた方の子供をいら立たせることなく,エホバの懲らしめと精神の規整とをもって育ててゆきなさい」。(エフェソス 6:4)もしそれが不可能なことであれば,神はその責任を親に与えるようなことはされなかったに違いありません。

模範的な家族

ノアとその家族は,今の時代と非常によく似た時代に住んでいました。当時「エホバは,人の悪が地にあふれ,その心の考えのすべての傾向が終始ただ悪に向かうのをご覧になった。……神が地をご覧になると,見よ,それは損なわれていた。肉なるものがみな地でその道を損なっていたからである」と,聖書は述べています。―創世記 6:5,12。

もしそのような状況のもとで子供たちを育てなければならないとすれば,どんな気持ちがするでしょうか。創世記 5章32節と創世記 7章6節とを比較すると,ノアの息子たちはみな洪水前100年の間に生まれていたことが分かります。しかも洪水の120年前にはすでに状態が非常に悪化していたのでエホバ神は,「わたしの霊が人に対していつまでも定めなく働くことはない。彼はやはり肉であるからだ。したがってその日数は百二十年となる」と言われました。―創世記 6:3。

そういう不利な状況のもとにありながら,ノアとその妻は3人の息子たちを,神を恐れる若者に育て上げることに成功しました。そして息子たちは従順な態度で親に協力することにより,不敬虔な世代を滅ぼした大洪水を生き延びました。

ノアが成功した秘けつはどこにあったのでしょうか。使徒パウロは霊感を受けてヘブライ 11章7節で次のように述べています。「信仰によって,ノアは,まだ見ていない事柄について神の警告を与えられた後,敬虔な恐れを示し,自分の家の者たちを救うために箱船を建造しました」。事実,創世記 6章22節は,「ノアはすべて神から命じられたとおりにしていった。まさにそのとおりに行なった」と述べています。

エホバのみ前におけるノアの忠実さと勤勉さは,息子たちの思いに,自分たちも生活の中で同じ特質を示すことが非常に重要なのだという考えをしっかりと植え付けたに違いありません。箱船を建造する間,ノアは多くの時間を息子たちと共に働くことや話し合うことに費やし,物事を分担したり一緒に行なったりしたに違いありません。そして,「義の伝道者」でしたから,ノアは自分の家族にもエホバのおきてやご要求を教えたに違いありません。その結果,ノアの家族はその古代の「不敬虔な人々の世」の終わりを生き残りました。―ペテロ第二 2:5。

あなたにできる事柄

ですから,子供たちを上手に教え,しつけるうえで親の模範が重要な役割を果たすことは明白です。ある新聞のコラムニストは,親が子供たちをしつける際に直面する最大の障害は何かと尋ねられた時,「親自身」とだけ答えました。口で言うことを実行しない親は,自分と子供の益に反することを行なっているのです。(ローマ 2:21-23と比較してください。)この点で首尾一貫していることは非常に大切なことです。したがって親は自分は生活の中で何を最重要事と考えているだろうか,自分の個人的な目標は何だろうか,と自問してみる必要があります。

申命記 6章7節には親に対する次のような命令があります。「あなたはそれ[エホバの言葉]を自分の子に教え込み,家で座るときも,道を歩くときも,寝るときも,起きるときもそれについて話さねばならない」。それは意思の疎通を意味します。しかし,話をすることが必ずしも意思の疎通を意味するとは限りません。17歳のある若者の話によると,学校で起こっている麻薬の問題について2度も母親に話そうとしました。「母は,[麻薬密売人]に近づかないようにしなさいと言いました」と,その若者は話しています。その言葉は助けになったでしょうか。そうではなかったようです。なぜなら,その少年はやはりその圧力のわなにかかっているように感じ,それからどう逃れてよいか分からなかったからです。

自分の手に負えない問題に直面すると,若者は普通まず親に答えを求めますが,それは良いことです。しかし,もし親が子供の状況に理解を示さないなら,その信頼は容易に崩れてしまいます。すぐに解決する方法がない場合でも,理解を示せば,意思疎通の道はいつも開かれています。

矯正も子供のしつけに欠くことのできない大切な事柄です。聖書の箴言は,「むち棒と戒めは知恵を与える。しかし,したい放題にさせて置かれる少年はその母に恥をかかせる」と述べています。―箴言 29:15。

少し前のことですが,米国,テキサス州,ヒューストン市の警察署が,「非行少年になるように育てるための12の規則」という題のパンフレットを配ったことがあります。そのからかい半分の文面は笑いを誘うかもしれませんが,しかしそれらの“規則”は道理にかなったもので,そのほとんどは矯正と,あるいは矯正の不足と関係があります。二,三の例を挙げてみましょう。

□ 「ごく幼い時から,欲しがる物を何でも与えるようにする。そうすれば大きくなって,社会はわたしの生活を見る義務があると考えるようになる」。

□ 「悪い言葉を習ったら,笑ってやる。そうすれば子供は,自分は愛きょうのあるかわいい子供だと考える……」。

□ 「精神的訓練は一切施してはならない。21歳になるまで待って,それから“自分で決定させる”」。

□ 「“悪い”という言葉の使用を避ける。その言葉は罪悪感を抱かせるようになる恐れがある……」。

クリスチャンの親は当然のことながら自分の子供を,「エホバの懲らしめと精神の規整とをもって」育てることに心を用います。(エフェソス 6:4)これは努力なくしてできることではありません。しかも大きな努力が必要です。しかし,その結果として親と子が命を得られることを考えると,どれほどの時間と努力を投入しても多すぎることはありません。―申命記 6:2。

報いのある務め

「見よ,子らはエホバからの相続物であり,腹の実は報いである」と,詩編作者は述べています。(詩編 127:3)年月が経過し,社会習慣が変化したにもかかわらず,この言葉は依然として真実です。その証拠は,エホバの証人のクリスチャン会衆内にいる非常に多くの若者に見ることができます。彼らは責任をよく果たす,品行方正な,そして有能な若者に成長しました。その若者たちは,彼ら自身の,そして彼らの親の,なかんずく彼らの創造者であるエホバ神の誉れです。

今子供たちをしつけ,教え,保護することに努めるなら,子供を育てることからそのような満足のゆく結果を報いとして刈り取ることができるのです。

[26ページの図版]

首尾一貫した指導,意思の疎通,愛のむちは,子供をしつけるうえで欠くことのできない大切な事柄

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