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子どもに対して何を行なえるか目ざめよ! 1974 | 10月22日
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問題は聞きたくないと言い,テレビを見て,あとはそのまま寝ます。結局のところ,そうした父親も旅に出ているのと同じです。
「わたしは成功した人が幾百人もの人を使う会社を経営しているのを見ます。そうした人たちは,職場では問題の扱い方を知り,懲戒や報賞の与え方を知っています。しかし,自分のしている最大の仕事は家庭なのに,そこではうまくいっていません」。
その理由は,そうした人たちが神の助言を無視している,という点にあります。神のことばはこう述べます。『わが汝に命ずるこれらのことばは汝これを……つとめて汝の子どもに教へ 家に座する時も道を歩む時も寝る時もこれを語るべし』。(申命 6:6,7)これを行なうために親は子どもと一緒に時を過ごさねばなりません。また,子どもに教えるために,親自身がまず,神からのそうした教えの「ことば」を学ばねばなりません。
確かに,神のことばに含まれる助言を当てはめることこそ,健全な家族生活のためのかぎです。しかし,幸福な家庭生活を築き上げるための聖書の教えをどうしたら学べますか。
キリスト教世界の指導者たちを含め,世の権威者がその答えを持っていないことは明らかです。キリスト教世界の指導者は明らかに神の助言を捨て去り,人類の大多数にも影響を与えて同様のことを行なわせています。そうした人々の教えは今日の家庭生活に見られる恐るべき崩壊を助長してきました。しかし,助けを求める人々に対しては助けの手が差し伸べられています。
エホバの証人は,人々が神のことばの教えを学ぶのを助けることに身をささげています。彼らは,それを望む人に対して,そうした教えを無償で提供します。幸福な家庭生活を築くことに関して聖書が細かな点をさらにどのように述べているかについてお話しするため,エホバの証人の資格のある奉仕者が喜んでお宅をお訪ねします。そうした取決めを求められるかたは,本誌の発行者あてに手紙を書くか,あるいはお近くのエホバの証人と連絡を取ってください。
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再び結ばれた家族目ざめよ! 1974 | 10月22日
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再び結ばれた家族
聖書は,人の生き方に健全な影響を与えます。ノルウェーのある婦人が経験したとおりです。その婦人はエホバの証人との聖書の勉強を通して,正式に結婚していないある男性との同棲を続けることはできないことを認めるようになりました。彼女が新たに学んだ,道徳に関する聖書に基づいた見方を捨てなかったために,彼は彼女と別れて船乗りになりました。数週間後,彼女の前夫が子どもたちを見にやって来ました。彼女は,彼を家に招き入れ,何が起きたかを話し,今エホバの証人と聖書を勉強していることを告げました。
その晩,エホバの証人の王国会館で集会がありました。彼女は車を持っていなかったので,前夫に自分と子どもたちを乗せて行ってもらえないでしょうかと尋ねました。彼はその頼みをいれてみんなを集会に連れてゆき,そこで聞いたことに非常に感銘しました。そのために,引き続き家族を連れて集会に出席するようになりました。彼は,先妻が聖書に一致した生活をするために良い変化を行なったことを喜びました。彼女はタバコを止め,性格も前より穏やかになり,また平衡を保つようになりました。子どもとの間にも良い関係が見られました。そうした点が見られたことから,彼は先妻と再婚することに決めました。今では家族全体が一致して聖書の原則に従って生活するよう努力しています。
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