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望ましくない習慣やならわしを避ける目ざめよ! 1979 | 1月8日
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ような祝いにお金を使い過ぎて,自分の経済状態を悪化させることがないよう人を守ります。
祝祭のために一体どれほどのお金が浪費されるかは,エラディオという裕福なメキシコ人の例に見ることができます。二つの祝祭の費用を合わせると,その額は18万ペソ(約288万円)に上りました。この二つの祝祭に加えて,エラディオは三日ないし四日にわたる飲み会の資金を出していました。時には,アルコール飲料のために5,000ないし7,000ペソ(約8万ないし11万2,000円)を費やしたこともありました。神のみ言葉の教えるところを学んで,エラディオはこうした浪費をやめて,他の人が霊的な益を刈り取るのを助けるために,自分の資金を賢明に用いるようになりました。
真の益
確かに,たばこの使用をやめ,アルコール飲料を買うのを制限し,麻薬中毒を打破し,賭博をやめ,聖書の教えに反する浮かれ騒ぎや祝祭すべてを断つなら,幾百幾千万もの人々は自分たちの生活を向上させ得る,ということを否定できる人は一人もいません。望ましくない習慣やならわしを避けることは,人が生活の糧を備える上で確かに大きな要素となるのです。
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物質の財産を賢明に用いる目ざめよ! 1979 | 1月8日
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物質の財産を賢明に用いる
金銭そのものではなく,金銭への愛は有害なものとなり得ます。この点に関して,聖書はとても現実的です。金銭への愛について警告しながらも,聖書はまた次のように述べています。「食卓にはその楽しみがあり,ぶどう酒は愉快な人生を作り出す。そしてそのすべての背後にはお金がある」。(伝道 10:19,新英訳聖書)そうです,おいしい食事は楽しいものです。しかし,食べ物にしても飲み物にしても,金銭なしに手に入るものはありません。この世にあって,金銭はどうしても必要なものであり,賢明に管理しなければならない貴重な財産です。
物質の所有物に関連して,聖書は知恵の重要性を強調して,次のように述べています。「知恵に財産が伴うのは良い。……知恵が身を守るのは,金銭が身を守るようである。しかし,知恵はこれを持つ者に生命を保たせる。これが知識のすぐれた所である」。(伝道 7:11,12,口)相続財産には確かに価値があります。しかし,もし人が金銭を賢明な仕方で管理する方法を知らないなら,ほどなくして無一文になってしまうでしょう。金銭は実際,貧困とそれに伴う諸問題からのある程度の保護となります。しかし,知恵はそれよりももっと大きな保護となります。知恵があれば,人は自分の資産を善用し,自分と家族の福祉を危険にさらすような事柄を避けることができます。
聖書は,知恵の重要性を強調するだけでなく,それに従えは賢明に行動する結果になるような指針を備えています。こうした指針を知らなかったり,正しく評価しない人は,数々の深刻な問題に直面します。
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