ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目81 5/22 3–4ページ
  • 都会の街路は再び安全な所となるだろうか

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 都会の街路は再び安全な所となるだろうか
  • 目ざめよ! 1981
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 事態は悪化していますか
  • 何が必要とされているのでしょうか
  • 犯罪者を変化させるものがありますか
  • 完全な解決をもたらすものは何ですか
  • 『神の言葉は生きていて力を及ぼす』
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1990
  • 『神の言葉は生きている』
    聖書 ― 神の言葉,それとも人間の言葉?
  • 多発する犯罪 ― 解決策はあるか
    目ざめよ! 2008
  • 街路,通り,ちまた
    聖書に対する洞察,第1巻
もっと見る
目ざめよ! 1981
目81 5/22 3–4ページ

考えてみたことがありますか ―

都会の街路は再び安全な所となるだろうか

「ニューヨーク市内の通りよりも戦場の方が安全」。ニューヨーク市の一新聞はこのように報じました。その報道によると,ニューヨーク市民が襲われて殺害される危険は,第二次世界大戦中にアメリカ兵が戦場で死んだ確率よりも大きくなっています。大都会に住んでおられる方には街路がいかに危険な所かを改めて説明するまでもないでしょう。

事態は悪化していますか

どんな時間にも比較的安全に街路を歩けたころの記憶が恐らくまだ残っていることでしょう。しかし,時代は変わりました。

カナダのトロントで1980年に行なわれた調査の結果では,女性のほぼ3人に二人が5年前より一人歩きをすることに恐れを感じています。同様の調査によれば,スペインのバルセロナでは大人の10人に6人が,また米国では女性の10人に6人が夜の外出を恐れています。世界中で事態は悪化の様相を深めています。ニュースは,日本の諸都市で街路での「凶悪な犯罪が増加し」,中国で犯罪が急増していることを伝えています。

警察や自警団によるパトロールの強化,照明の改善,自己の安全に対する気遣いや配慮など,街路での犯罪を防止するためあらゆる手段が講じられてきたと言っても過言ではありませんが,婦女暴行や強奪は急激に増加しています。

何が必要とされているのでしょうか

街路を危険な所にしているのは暗がりでも一人歩きでもありません。人間,つまり強盗や暴行魔,痴漢などが街路を危険に満ちた所にしているのです。通りを歩いている人が親切で高い道徳律を守る人だけであることが確かであれば,街路に照明がないからと言って,夜間の外出を恐れるでしょうか。

二人の医師は犯罪者を対象にした15年にわたる研究から次のような結論に達しました。「犯罪の防止に必要なのは,住宅事情を大幅に改善することでも,月並な職業療法でもない。むしろ……犯罪者が“改心”して全く新しい生き方を身に着け,厳格な道徳教育を受けることが必要なのである……犯罪者の人格を完全に打ち砕くことである」。つまり,人格の変化する必要があるのです。

聖書は必要とされる変化を適切に要約して,「邪悪な者はその道を捨て,害を加える者はその考えを捨て(よ)」と述べています。(イザヤ 55:7,新)ところで,邪悪な者の歩みと考えをさえ変えるのは何でしょうか。「犯罪者の人格」を変えてしまうほどの力を発揮するものがありますか。

犯罪者を変化させるものがありますか

何百人もの犯罪者を観察してきた,都会にある大きな刑務所の所長は,「聖書にはこん棒よりもずっと人を動かす力がある」と語りました。そうした意見には根拠があったでしょうか。誠実に適用するなら,聖書は,街路を危険な所にしている人たちの人格を本当に変化させることができるのでしょうか。

「強盗,暴行,殺人未遂,その他の様々な罪で,私は40回以上も逮捕されました」。一時期,ルイジアナ州(米国)のアンゴラ州立刑務所に収監されていた32歳のある受刑者は,こう述べて自分の経験を語り始めました。この人は獄中でエホバの証人と接し,聖書の研究を行なうようになりました。

「聖書の真理について知れば知るほど,もっと学んでみたいという気持ちになりました」と,かつてのこのならず者は言葉を続けています。この人はその後,人格を完全に変化させ,エホバの証人としてバプテスマを受けるまでになりました。刑務所の当局者はその人の行状の変化に深い感銘を受け,故郷の刑務所で保安官のために刑務所の管理や修理の仕事をしながら,残りの刑期を過ごせるように取り計らってくれました。「エホバの証人は信頼の置ける人であることが十分知られているので,私は毎日通りに出ることを許されています」とその人は語っています。

アンゴラ州立刑務所にいる別の受刑者も,同じようにエホバの証人の援助を受けて,凶暴な性格を変化させました。「ある悪い習慣がどうしても克服できないとだれかが言うならどう思いますか」との質問に対して,かつて強盗であったこの人は次のように答えました。「短気な性質や喫煙の習慣,絶えずわき起こるふしだらな性欲を克服した私には,そうした下手な言い訳に同調することなど到底できません」。そして,しばらく考えた後,こう言葉を続けました。「いかなるもののとりこになっていようと,聖書は人に真の自由を約束しています。エホバ神を心の底から愛するなら,どんな習慣も神の助けによって克服できます」。

ここに挙げたのは,エホバの証人の助けを得て聖書を研究し,人格を変化させた,世界の各地にいる数多くの受刑者のわずか二人にすぎません。この二人を含め,かつての泥棒や麻薬中毒者,暴行魔,強盗,殺人犯など,数えきれないほど多くの人の存在は,神とその目的に関する「正確な知識」が「古い人格をそのならわしとともに脱ぎ捨て」る上で助けになることを十二分に証しするものです。(コロサイ 3:9,10)西暦1世紀当時,神の言葉には邪悪な犯罪者を変化させ,クリスチャンにする力がありました。そして今日でも,その力は衰えていません。―コリント第一 6:9-11。

しかし,すべての人が聖書を研究し,そこに記されている事柄を適用するわけでないのは明らかです。

完全な解決をもたらすものは何ですか

聖書はこう警告しています。「邪悪な者たちが草木のように生え出て,有害なことを行なう者たちが皆咲き出るとき,それは彼らが永久に断ち滅ぼされるためなのです」。(詩 92:7,新)これら「有害なことを行なう[矯正不能の]者たち」は,人の心を知っておられる神によって滅ぼし尽くされます。それは将来に犯罪のない世界を保証するものです。

しかし,そうした完全な変化はいつ訪れるのでしょうか。街路を現在のように危険な所にしている『不法の増加』は,邪悪な者の滅びが近付いていることを示すしるしである,と聖書は予告していました。この預言や聖書の他の預言の成就は,聖書の中で「終わりの日」と呼ばれている時期にわたしたちが生活していることを示す強力な証拠となっています。―マタイ 24:3-14。テモテ第二 3:1-5。

わたしたちは間もなく,「有害なことを行なう者たち」すべての滅びを目撃することでしょう。この滅びを生き残った人たちは,その後,聖書に記されている心温まる次の預言の完全な成就を目にします。「すべての者が平安のうちに住み……その人を恐れさせる者はだれもいない」― ミカ 4:4,今日の英語聖書。

    日本語出版物(1954-2025)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする