ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 塔66 10/1 596–601ページ
  • 怒りのぶどうを踏みつぶす

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 怒りのぶどうを踏みつぶす
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1966
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 人間の力を越えたもの
  • 「ぶどう」ということばは象徴的に用いられている
  • 「地のぶどう」の実
  • 酒ぶね
  • ぶどうは徹底的に踏まれる
  • ソドムのぶどうの木
    聖書に対する洞察,第2巻
  • 神の栄光となるような実を結ぶ
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1979
  • 『世話してください,このぶどうの木を』
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2006
  • 神と人とを喜ばせるぶどうの木とぶどう酒
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1979
もっと見る
エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1966
塔66 10/1 596–601ページ

怒りのぶどうを踏みつぶす

1 ガンにかかった若者はどんな治療を試みましたか。実際には何が必要でしたか。

たくましいスポーツマンの若者が,ある日疲れを覚えました。精力家の彼に今までなかったことです。日がたつにつれて疲れはひどくなりました。ビタミンの不足だろうと考えて薬を飲みはじめたところ,初めは効き目があるように思われましたが,時々はげしい疲労感があり,体重もへりはじめまた。少し心配になって医師を訪れ,ひととおり診察してもらって静養を命ぜられ,強壮剤を与えられました。はじめの徴候はなくならず,あちらこちらの医師を訪れていろいろな治療を受けましたが,体重の減少はつづき,遂にはほんとうに病気になってしまいました。いろいろ試みたことも一時しのぎにすぎません。遂にレントゲン写真その他のテストを含む精密検査を受けました。結果を聞くためにふたたび医師を訪れた若者は診察室にはいった時,異常な空気を感じました。検査の結果,ガンであることがわかったのです。しかもガンはかなり進んでおり,大手術が必要でした。その成功は,ガンをどの程度まで切除できるかに依存しています。ガン細胞を全く切除できるならば,手術は成功です。手術は大がかりで苦痛を伴います。しかし生命のためには緊急にまた絶対に必要です。

2 病気の世界をなおすために,人間はどんな治療法を試みましたか。しかし何を見落していますか。

2 今日の世界はこの若者のようです。世界は病んでいます。どこを見ても憎しみ,恐れ,不信,疑惑が根をはっています。この状態をもたらした責めは独裁者のような個人に帰せられたり,共産主義あるいは資本主義のようなイデオロギーに帰せられたりします。同様に救いも個々の人間,とくに政治指導者に求められています。世界の病弊をいやすものと自分が信ずる主義や運動に献身する人もいます。しかし世に対するこれらの人々の見方は,創造者である神のそれとは異なっています。彼らはひとつの重要な事実を見落としているのです。神のことば聖書はそれが何であるかを告げています。すなわち地には悪性のガンがあり,その触手は人間のあらゆる分野の営みにのびて影響を与えているということです。その最後の一片に至るまで根こそぎにしないうちは,人類は霊的,精神的,道徳的に健康になることも,また心の正しい人すべてが望んでいる平和と幸福な関係を互いの間に実現することもできません。

3 地のやまいはどんな原因から生じていますか。その原因と結末に関する質問の答えを知ることは,なぜ大切ですか。

3 聖書は,世界の病気の原因となっているものを,ぶどうの木にたとえています。地に根をおろしたこのぶどうの木は,人類を圧迫し,地球を病気にする,腐った実を生み出しました。聖書の示すところによれば,ふたたび地に根をおろさないようにこのぶどうの木を切り倒し,打ち,徹底的にふみつけないうちは,地の病いをいやすためのいろいろな方法,いろいろな運動,思想また努力も無駄に終わるでしょう。このぶどうの木とはなんですか。それが植えられたのはいつですか。それはどんな実を結んでいますか。いつ,どのように切り倒され,ふみつけられますか。自分の精力を何に傾け,どんな生き方をすべきかを知るため,これらの質問の答えを知ることは非常に大切です。そうしなければ,すべての努力は無意味になって失望と焦躁を生み,精力は無用の義のために無駄に費やされたことになります。

人間の力を越えたもの

4 人間が地のぶどうを処分することはできませんか。なぜですか。

4 しかし,人間が地のこのぶどうの木を手にかけて切り倒せないものかと考える人もあるでしょう。それはできないのです。イエス・キリストは,この時代に起こるべきこと ― 地から収穫すること,すなわち神のまことの崇拝者を神の恵みと保護の場所に集めること,および「地のぶどう」の駆除 ― の予告を黙示録の中で使徒ヨハネに示し,またキリストの指揮下にある強力な天使のみがよくこの大きなわざをなし得ることを啓示しました。

5 地から悪のぶどうを除くのが天使の仕事であることは,黙示録にどのように示されていますか。

5 キリスト・イエスの下にある天使たちがこの終わりの時に行なっているわざは,黙示録 14章に次のように描かれています。(17,18節)「また,もうひとりの御使〔ここに述べられている天使のうち五番目の者〕が,天の聖所から出てきたが〔ゆえにこの御使はエホバを神として崇拝する者である〕,彼もまた鋭いかまを持っていた。さらに,もうひとりの御使〔六番目〕で,火を支配する権威を持っている者が,祭壇から出てきて,鋭いかまを持つ御使にむかい,大声で言った,『その鋭いかまを地に入れて,地のぶどうのふさを刈り集めなさい。ぶどうの実がすでに熟しているから』」。

「ぶどう」ということばは象徴的に用いられている

6 (イ)エレミヤ記 2章21節およびイザヤ書 5章7節は,ぶどうの象徴するものを理解するのにどのように役だちますか。(ロ)「まことのぶどうの木」とはなんですか。

6 この「地のぶどう」がなんであるかは,ぶどうということばが象徴的に使われている他の聖句を検討する時,明らかになります。神はイスラエルを一国民に組織し,政府を与え,彼らをパレスチナの地に植えました。エレミヤ記 2章21節にある神のことばは次のように述べています。「わたしはあなたを,まったく良い種のすぐれたぶどうの木として植えたのに,どうしてあなたは変って,悪い野ぶどうの木となったのか」。またイザヤ書 5章7節において神は次のことを言われました。「それ万軍のエホバの葡萄園はイスラエルの家なり,その喜びたまふところの植物はユダの人なり,これに公平をのぞみたまひしに反りて血をながし,これに正義をのぞみたまひしにかへりて号呼あり」。(文語)ここでイスラエル国民はエホバのぶどうとされています。それはまっすぐに植えられて正しく育ちはじめましたが,最後に悪い実を生み出しました。この国民は霊的,道徳的に重い病気になったのです。イエスが地に来られた時,このぶどうの木が生み出した実ははなはだしく腐っており,国民の指導者と大衆はイエスを殺そうと図りました。イエスはご自分の霊的な兄弟となる人々を集め,ご自分をぶどうの木,霊的イスラエルを構成する14万4000人の霊的イスラエル人をぶどうの木の枝にたとえられました。このぶどうの木は「小さい群れ」から成り立ち,彼らは父から神の国を与えられます。それでこの「まことのぶどうの木」は神の国の実を生み出す霊的イスラエルの国民です。―ヨハネ 15:1-8。ルカ 12:32。マタイ 21:43。

7 「まことのぶどうの木」はどんな実を結びますか。

7 この良いぶどうの木が生み出す実はガラテヤ人への手紙 5章22,23節にあげられている愛,喜び,平和,寛容,親切,善,信仰,柔和,節制です。これらのものは,まことの霊的なぶどうの木と接触するすべての人に益を与えます。第一世紀にエホバ神によって植えられたこのぶどうの木は霊的なものであり,天から治める神の国となります。それは地上の人を祝福し,生命と永遠の幸福をもたらすでしょう。

「地のぶどう」の実

8 (イ)「地のぶどう」とはなんですか。答えの理由を説明しなさい。(ロ)それはいつ植えられましたか。神に対して,初めどんな態度をとりましたか。

8 神の天使によって切り倒される「地のぶどう」はエホバ神に敵対しているものにちがいありません。したがってそれはサタン悪魔の造り出したものです。それは生み出した悪い実のゆえに切り倒されなければなりません。サタン悪魔はこの世の国の神また支配者であり,この世の国々はサタンから力と位と大きな権威を受けています。(黙示 13:1,2。マタイ 4:8,9。ルカ 4:5,6。ヨハネ 14:30; 16:11。コリント第二 4:4)イスラエルがエホバに属していたと同様,これらの国々はサタンに属しています。ゆえに「地のぶどう」は,人類を支配する悪魔の見える政治制度です。それは紀元前22世紀に力あるかりうどニムロデによって植えられました。それは常に神に敵対し,多くの実を生み出してきました。

9 (イ)「地のぶどう」の実が極端に悪いのはなぜですか。(ロ)「地のぶどう」の実とはなんですか。どんな結果をもたらしていますか。

9 「地のぶどう」の実が極端に悪いのも,理由のないことではありません。このぶどうは,サタンの支配下にある国々に君臨した偽りの宗教の大帝国大いなるバビロンに助けられ,促されて実を生み出してきました。これがその理由です。(黙示 17:1-5; 18章)ゆえにそのすべての実は神に敵対するものであって著しく腐敗し,堕落したものです。それは人々を圧迫するものになりました。その実は,ガラテヤ人への手紙 5章19節から21節に描れているように不品行,汚れ,好色,偶像礼拝,まじない,敵意,争い,そねみ,怒り,党派心,分裂,分派,ねたみ,泥酔,宴楽,および,そのたぐいです。それでこのぶどうの木は「この世のすべての国々」の実を生み出したことになり,その実のために地は,荒廃をもたらす戦争,圧制,恐れ,犯罪,憎しみ,争い,殺人などで酔いしれてきました。現在に至るまで七つの世界強国の不純な指導者の利己的で貪欲な野心のために,無数の人が不慮の死へ追いやられました。世界支配をもくろんだヒトラーおよびその類の者の野心は多くの人を殺し,悪のぶどうの木が助長する病いをひどくする結果になりました。

10 このぶどうの木が,熟した実を沢山つけているのはなぜですか。

10 とくに異邦人の時の終わる1914年まで,神はこのぶどうが成長するのにまかせられました。異邦人の支配を許していた間,神は地の政府に干渉することなく,またそれを覆えすこともされませんでした。しかし今はさばきの時であり,神の側に来て恵みと保護を受ける人々が集められています。神はこの収穫のわざを行なわれています。それから神は強力な天使たちを用い,地のぶどうに注目します。すでに何十世紀を経ているこのぶどうの木は豊富なふさをつけており,その実は熟して踏まれるのに良い頃合いとなっています。今日,悪は頂点に達しました。

11 (イ)祭壇から出てくる第六の天使はだれを表わしていますか。(ロ)彼らはどのようにキリストの霊的な兄弟を助けますか。彼らはぶどうの木を切り倒すことを,これらの霊的な兄弟に命じますか。

11 第六の天使は「地のぶどう」が切り倒されるようにと叫びました。この天使は,犠牲を燃やす火の煙が絶えない祭壇から出てきます。ゆえにこの天使はキリストの霊的な兄第14万4000人の働きをよく知っているに違いありません。この人々は地上にいる間,賛美と良いわざの犠牲を神にささげました。しかも「地のぶどう」の実を食べた者たちから迫害され,苦しめられながらそのことをし,殉教さえしたのです。天使は彼らを助け,このぶどうの木を切り倒すように命じます。ゆえにこの天使は,「仕える霊…救いを受け継ぐべき人々に奉仕するため,つかわされた」天使たちを表わします。(ヘブル 1:14; 13:12-16)地上の神のしもべを導き,彼らに仕えるこれらの天使は,ぶどうの木を切り倒すことを地上のしもべたちに命ずるのではありません。しかしぶどうの木がまもなく切り倒されることを世界に予告するわざに彼らを導きます。

酒ぶね

12 (イ)ぶどうの木が酒ぶねに投げ込まれることは何の保証となりますか。(ロ)どんな比較によって,酒ぶねの大きさを理解できますか。

12 かまを持つ第五の天使はぶどうに対して行動を開始します。「そこで,御使はそのかまを地に投げ入れて,地のぶどうを刈り集め,神の激しい怒りの大きな酒ぶねに投げ込んだ」。切り倒されて酒ぶねに投げ込まれ,実を完全に踏みつぶされるこのぶどうが,ふたたび地に根をおろし,致命的な毒の実で人類を悩ますことは不可能です。この世のあらゆる国を踏みつけるための巨大なものでなければなりません。ヨエルの預言(3:9-14)は,エホバに敵対するあらゆる国が踏みつけられ,滅ぼされる場所を象徴するのに,エルサレムの外にあるヨシャパテの谷を用いています。黙示録の酒ぶねはこの谷よりも大きく,次のように述べられています。「そして,その酒ぶねが都の外で踏まれた。すると,血が酒ぶねから流れ出て,馬のくつわにとどくほどになり,一千六百丁(322キロメートル)にわたってひろがった。―黙示 14:20。

13 「地のぶどう」を踏みつぶす戦いは,実際にどんな規模のものですか。

13 巨大な酒ぶねの大きさは,人類を支配する悪魔の政治制度の滅びが大規模なものであることを強調しています。全地はハルマゲドンの戦いの場所となるでしょう。イザヤ書 63章3節から6節のエホバのことばは次のように述べています。「わたしはひとりで酒ぶねを踏んだ。もろもろの民のなかに,わたしと事を共にする者はなかった。わたしは怒りによって彼らを踏み,憤りによって彼らを踏みにじったので,彼らの血がわが衣にふりかかり,わが装いをことごとく汚した。報復の日がわが心のうちにあり,わがあがないの年が来たからである。わたしは見たけれども,助ける者はなく,怪しんだけれども,ささえる者はなかった。それゆえ,わがかいながわたしを勝たせ,わが憤りがわたしをささえた。わたしは怒りによって,もろもろの民を踏みにじり,憤りによって彼らを酔わせ,彼らの血を,地に流れさせた」。

14 (イ)酒ぶねは何を象徴しますか。(ロ)その大きさおよび踏みつぶされたぶどうの血の量は,何を象徴しますか。

14 ゆえに酒ぶねが,神の敵の軍勢の陥る,追いつめられた状態を表わすことは明らかです。全能の神は総司令官イエス・キリストを用いて彼らをその状態に導き入れます。その時彼らの罪はそのきわみに達していることでしょう。エホバは不敬虔な者をさばきの日まで看守してこれを罰します。それで彼らは現行犯と同罪であり,その罪は全く明らかです。彼らが滅びに値することに疑問の余地はありません。怒りを生み出すぶどうは完全に熟するための時間を神から与えられました。それで機の熟した時に滅びが臨みます。神の酒ぶねは大きく,また完全にととのっているので彼らをひとり残らずとらえ,ひとりののがれるのをも許しません。―ペテロ第二 2:9。

ぶどうは徹底的に踏まれる

15 ぶどうを踏むのはだれですか。人間の足ではなく馬のひづめで踏まれることは,何を示していますか。

15 即位した王イエス・キリストの指揮下にある天使が構成するエホバの巨大な戦いの組織は,この巨大な象徴的酒ぶねの中でぶどうを踏みつけ,ぶどうの木に対する神の怒りをそそぎます。エホバの証人はひとりもこの踏むわざに加わりません。それは昔,モアブ,アンモン,セイル山の連合軍がヨシャパテ王をおびやかした時と同様です。そのとき神は次のように言われました。「この戦争には汝ら戦ふにおよばずユダおよびエルサレムよ汝らただ進みいでて立ち汝らとともにいますエホバの救を見よ」。(歴代下 20:17,文語)ぶどうを踏むのは人間の足ではなくて馬のひづめです。馬は聖書の中で戦争の象徴とされています。それは神の戦いです。しかもそれはかつて地上で行なわれたことのない大きな破壊です。ぶどうの木は非常に大きく,沢山の実をつけているからです。その生み出したぶどうのために地は暴力で満ちています。踏みつぶされたぶどうから流れ出る血は,馬のくつわに届くほどの量になります。

16 酒ぶねを踏むことは,他の聖句にはどのように描かれていますか。

16 黙示録 14章においてぶどうを踏むことにたとえられているこの戦いは,ダニエル書 2章44,45節において,岩のような神の国が世の諸国家を砕くことにたとえられています。ダニエル書 12章1,4節およびマタイによる福音書 24章21,22節によれば,それは世の初めよりかつて無く,また今後もない大患難の時です。イエス・キリストがこの戦いをし,その先頭に立つことは,黙示録 19章11節から16節に示されています。その描写によれば,イエス・キリストは馬に乗る天使の軍勢をひきい,全能者の怒りの酒ぶねを踏みます。

17 (イ)ぶどうはどれほど徹底的に踏まれますか。(ロ)酒ぶねが踏まれた時,生き残る者があることは,ヨエルの予言にどのように示されていますか。

17 それで即位した王イエス・キリストを用いて「地のぶどう」をことごとく踏みつけるわざを,エホバ神が徹底的に行なわれることは確かです。地を病気にしたこの木はその痕跡さえもとどめないため,いま神の警告を真剣に聞く人々が不安や恐れを感ずる必要はありません。その時を生き延びるのは,なんとすばらしい事ではありませんか。それはエホバの保護によってのみ可能です。ヨエルの預言は,酒ぶねの中で諸国民が踏まれることを述べたのにつづいて次のことをしるしています。「エホバ シオンよりよびとどろかしエルサレムより声をはなち天地を震ひうごかしたまふ然れどエホバはその民の避所イスラエルの子孫の城となりたまはん かくて汝ら我はエホバ汝等の神にして我聖山シオンに住むことをしるべし」。(ヨエル 3:16,17,文語)彼らは死ぬことなく,神の新しい事物の秩序に生き残ります。

18 (イ)エホバに仕える人は何を待ち望むことができますか。(ロ)酒ぶねがまもなく踏まれることをエホバの証人が宣べ伝えることは,なぜそれほど緊急ですか。

18 ガンの手術は困難で危険を伴い,患者にとっては苦しい試練の時となります。しかしガンが完全に切除されたならば,手術に首尾よく耐えた患者は歓喜することでしょう。同様に「地のぶどう」が切り倒されて踏みつけられる時は,かつてなかった患難の時です。しかし「地のぶどう」がなくなって神のさばきが地に満ちる時,地に住む者は歓喜します。そのとき御国のまことのぶどうの木が結ぶ豊かな実は,地に住む人々に義を行なうことを得させ,生命と平和をもたらすでしょう。正しい心を持つ人々が事態の重大さに目ざめ,酒ぶねで踏まれることなく保護されるために必要な道をいまとるよう願って,エホバの証人はいま努力を傾けています。彼らが伝えなければならない緊急な警告の音信は,必ずしもすぐには受け入れられません。それでも彼らは宣べ伝えます。それは生命を救うわざだからです。危険な状態を明らかにし,同時に永遠の幸福に通ずる唯一ののがれの道をさし示すために,彼らがなすべき事柄は,黙示録の中につづいて示されています。活気に富んだ黙示録 15章,16章に関する論議は,おって本誌にとりあげられます。

    日本語出版物(1954-2025)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする