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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1983
塔83 7/15 16–21ページ

王国の支配下での真の自由

「創造物そのものが腐朽への奴隷状態から自由にされ,神の子供の栄光ある自由を持つようになる」― ローマ 8:21。

1 人類が緊急に必要としている解放をもたらすことができるのはだれだけですか。なぜですか。

人類は,非常に長い間支配的であった数多くの悲惨な状況から緊急に解放される必要があります。しかし,歴史が示してきたように,そのような自由は人間の力ではもたらすことのできないものです。「人の心の中にある計画は多い。しかしエホバの計り事が立つのである」。(箴言 19:21)そのエホバの「計り事」は,「神は彼らの目からすべての涙をぬぐい去ってくださり,もはや死はなく,嘆きも叫びも苦痛ももはやない」と約束しています。(啓示 21:4)何と心を鼓舞する見込みなのでしょう! 聖書が,エホバからもたらされると述べている真の自由に関する描写と,何とぴったり適合するのでしょう! こう記されています。「創造物そのものが腐朽への奴隷状態から自由にされ,神の子供の栄光ある自由を持つようになる(のです)」― ローマ 8:21。

2 エホバはこのような自由をもたらすためにどんな機関を用いられますか。

2 そのようなすばらしい自由をもたらす機関は,全地を支配するためにエホバが考え出された政府,つまり神の天の王国です。この王国により,神のご意志は「天におけると同じように,地上においても」行なわれます。(マタイ 6:10)ごく近い将来に「これらの[現存する]すべての王国を打ち砕いて終わらせ,それ自体は定めのない時に至るまで続(く)」のもこの同じ王国です。―ダニエル 2:44。

3 この世の諸問題を解決するという,人間の考え出した計画に欺かれてはならないのはなぜですか。

3 そうです,神はこの腐敗した世界を改革することはなさいません。この世界にはもはや回復の見込みはありません。それで,人間の考え出した何らかの特定な計画に従うならこの世界は諸問題を解決できる,とだれかから言われても,それを信じてはなりません。神の言葉はむしろ,人間が神から独立して約6,000年間支配してきた惨めな試みも,その「終わりの日」のただ中にあることを如実に示しています。―テモテ第二 3:1-5,13。

一つの政府

4 王国という一つの政府は,人類にとって何を意味しますか。

4 神の天の王国による支配は,全地を治める唯一の政府を持つことを意味しています。その主要な管理者はイエス・キリストであり,キリストと共になるのは,共同支配者として仕えるために地から取られる,神の他の忠実な僕たちの比較的小さなグループです。神の律法と原則に支配されるただ一つの政府が地にとって何を意味するかを考えてみてください! 今,諸国家を敵対する勢力に分けている境界線はすべてなくなります。人々は一つの偉大な人間家族として結び合わされ,何にも妨げられることなく全地を自由に行き来できるようになります。旅券,査証,国境警備員もなくなるのです。―フィリピ 2:9,10。啓示 14:4; 20:6。

5 全地を治める唯一の政府の必要性はどのように認められてきましたか。

5 ある人々は長い間,一つの政府の必要を認めてきました。フィリピンの出版物であるブルテン・ツデー誌の中でコラムニストのグウィン・ダイアは次のように述べています。「現代の指導的な歴史家の一人,A・J・P・テイラーは最近,文明を終わらせる恐れのある破局的な世界戦争を回避するための唯一の希望は,だれかが一つの世界帝国を作り出すことにかかっていると思う,と私に話してくれた。……私たちは[150余りの]別々の主権国家,しかもそのすべてが寸分のすきもなく武装し,すべてが等しく破壊を被る恐れのある国家のもとで生活している現在の状態を何とかして脱し,単一の世界的権威のもとで生活しなければならない。……しかも,私たちは急いでそうしなければならないのである。国際連合の痛ましいまでに弱く,慢性的に分裂した状態は,私たちがどれほど努力しなければならないかを示す一つの尺度である。……一つの世界,さもなくば絶滅,という1950年代の古い標語は依然として有効なのである」。

6 王国はどんな種類の管理となるでしょうか。

6 神による一つの政府のもとで,世界は一つになります。すべての人を親切に,公正に,また公平に扱う,一つの管理ができるのは何という祝福でしょう。聖書は天の王イエス・キリストについて語り,預言的に,「(彼は)必ず義をもって裁き,地の柔和な者たちのために必ず廉直さをもって戒めを与える」と述べています。(イザヤ 11:3,4)そうです,キリストは正しいことを行ないます。地上におられた時,キリストはそのことを証明されました。真理を語り,偽善を暴露されたからです。また,圧迫されていた人々を支えられました。キリストは金持ちや有力者たちに同調されませんでした。もっとも,そのような人を差別することもありませんでした。それで,このように試された有能な管理者が,エホバの指図のもとで働くのですから,「真実がまさしく地から芽を出し,義がまさしく天から見下ろします」。―詩編 85:11,12。

真の平和と繁栄

7 保護されて,神の新秩序に生きて入る人々は,すでに何を行なっているはずですか。

7 巨大な軍隊を抱え,絶え間なく戦争をしている,人間の分裂した支配のもとでもはや生活する必要がなくなるのは,何という祝福でしょう! 地球の資源を破壊のために浪費することはもはやありません。それどころか,その資源は平和で建設的な目的のために用いられるのです。実際,神に保護されて現在のこの事物の体制の来たるべき終わりを生き残る人々は皆,ミカ 4章3節の預言をすでに成就していることでしょう。こう記されています。「彼らはその剣をすきの刃に,その槍を刈り込みばさみに打ち変えなければならなくなる。国民は国民に向かって剣を上げず,彼らはもはや戦いを学ばない」。地のすべての民の中で,一体だれがこの預言を今日すでに成就しているでしょうか。現代の歴史の記録は,それがエホバの証人であることを示しています。証人たちの間では今,全地球的な平和がすでに現実のものとなっているのですから,それら証人たちは,神の支配のもとで全地球的な平和が現実のものとなることを示す生きた証拠となっています。

8,9 王国の支配下では,平和と繁栄はどの程度のものとなりますか。

8 神の新秩序では,平和が地の四すみに行き渡ることでしょう。イザヤ 32章17,18節は「定めのない時に至る平穏と安全」について語り,さらに,「わたしの民は平和な住まいに,全き確信の満ちる住居に,かき乱されることのない休み場に必ず宿る」と述べています。戸口にかぎをかける必要さえなく,昼夜の別なくどんな時間でも,追いはぎや強姦犯人などを恐れずにどこでも歩ける安全な状態を想像してみてください。聖書が,「(彼らは)豊かな平和にまさに無上の喜びを見いだすであろう」と述べていることにはそれ相当の理由があるのです。―詩編 37:11。

9 現在のように,幾百万もの人々が毎年栄養失調で死ぬことはなくなり,平和と共に繁栄がもたらされます。イエスはわずか数個のパンと数匹の魚を奇跡的に増やす力を持っておられたので,その王国の管理のもとで「地には穀物が豊かに実り,山々の頂であふれんばかりに実ります」という詩編 72編16節が成就する状態へと人類を導くことがおできになるでしょう。そして,神の王国はすべての政治的な障壁や商業的貪欲さ,また無駄の多い競争などを取り除くので,地の豊かな産物は,わずかな数の人だけではなくすべての人の益のために自由に流通するでしょう。ですから,飢えのために手足がやせ細り,おなかの膨れた子供たちのぞっとするような姿は,永遠に過去のものとなるでしょう。

実りの多い楽しい仕事

10 新秩序での仕事は今日の仕事とどこが違いますか。

10 今日,生計を立てるためにしなければならない仕事の種類のゆえに,みじめな気持ちを味わっている人は少なくありません。そのほかに,全然仕事がなく,失業している人々も幾百万といます。しかし,神の新秩序で人々は仕事に大きな喜びを見いだします。それに,経済状態が悪いために,また何らかの大災害や戦争のために自分たちの努力が無に帰してしまうのを見る恐れは少しもありません。「彼らは必ず家を建てて住み,必ずぶどう園を設けてその実を食べる。彼らが建てて,だれかほかの者が住むことはない。彼らが植えて,だれかほかの者が食べることはない。……わたしの選ぶ者たちは自分の手の業を存分に用いるからである。彼らはいたずらに労すること(はない)」― イザヤ 65:21-23。

11 神の王国の臣民は,この地球と地上の生活に関して何を成し遂げますか。

11 このように精神的に人を高揚させる労働条件に恵まれ,人々は隣人に対する純粋な愛を抱いているので,王国の臣民は,この地球と地上の生活を改善するために,かつて世界で行なわれたどんなことよりも1,000倍もすばらしいことを成し遂げるでしょう。だからこそ,イエスはその来たるべきパラダイスを指し示すことができたのです。(ルカ 23:43)イザヤが予告している通りです。「砂漠は歌い,喜びのゆえに叫ぶであろう。それはレバノンの山々のように美しくなり,カルメルやシャロンの野のように肥沃になるであろう。……水の流れは砂漠の中を流れ,燃える砂は湖となり,乾いた土地は泉でいっぱいになるであろう。……彼らは永遠に幸福になり,悲しみと嘆きから永遠に自由にされるであろう」― イザヤ 35:2,6,7,10,今日の英語聖書。

もはや病気も死もなくなる

12 イエスは,将来王国の力をもって施行するいやしに関する壮大なプログラムをどのように示されましたか。

12 しかし,こうしたことすべてが実現しても,人が病気になり,年を取り,死んでしまって,これを失うとすれば,それは残念なことでしょう。しかし,医師や科学者たちが今行なえないことを,神は王国の支配下で行なってくださるのです。神は人間の体や思いや感情を創造されました。ですから,何が人間を健康で,完全なものにするかをご存じです。イエスは地上におられた時,いやしの力を示しました。その力はイエスが神から与えられたものであり,新秩序でお使いになるものです。このように記されています。「すると,大群衆が,足のなえた人,不具の人,盲人,口のきけない人,その他多くの人を連れて彼に近づき,それらの人を彼の足もとに投げ出さんばかりにして置いた。それでイエスは彼らを治された。そのため群衆は,口のきけなかった人がものを言い,足のなえていた人が歩き,盲人が見えるようになったのを見て非常に驚(いた)」。(マタイ 15:30,31)加えて,王国の支配下で人類はよみがえらされて人間としての完全さに達し,『死は永久に呑み込まれます』。(イザヤ 25:8)エホバの愛は,遠い昔に死んだ人々にも差し伸べられます。彼らは,復活によって生き返り,神の新秩序で生きる機会を得るからです。イエスが一人の少女を復活させた時,それを見ていた人々は,「狂喜のあまり我を忘れるほどになった」とありますが,その時のことを思い出させるような喜びが,新秩序では数え切れないほど繰り返されるでしょう。―マルコ 5:41,42。ヨハネ 5:28,29。

13 人々は新秩序でどんな事を行なうと考えられますか。

13 平和と繁栄が行き渡る義の新秩序で,完全な思いと体を持ち,しかも決して死なない人間が何を行なえるかを考えてみてください! したいと思いながらも,時間がなかったり,余裕がなかったりしたために行なえなかったことは数知れません。壮大な山々を探索したり,すがすがしい森や花の咲き乱れる原野や庭園を歩いたり,魅惑的な動物を調べたり,汚染などの全くない光輝く川や湖に行ったり,さまざまな民のおいしい食物を食べたりして楽しむことを考えてみてください。男性や女性が細工,建築,造園,室内装飾,その他の芸術や音楽の点で伸ばしてゆく才能についても考えてください。疑いもなく,人間は鼓舞され,その表現や美は新たな頂点に達することでしょう。また,そのすべてを可能にしてくださる方であるエホバ神をよりよく知るようになることについても考えてみてください。星雲や恒星や惑星から成る,その畏怖の念を起こさせる宇宙についての増し加わる知識もまた,魅惑的なものとなるでしょう。そうです,確かに,「創造物そのものが腐朽への奴隷状態から自由にされ,神の子供の栄光ある自由を持つようにな(りま)す」― ローマ 8:21。

真理を受け入れる

14 エホバの約束のすべてに全幅の信頼を置けるのはなぜですか。

14 あなたはこれらすべてに関する神の約束を本当に信ずることができますか。確かに,あなたは信ずることができます。あなたも,神を恐れたヨシュアのように感ずることができるのです。ヨシュアはこう言いました。「あなた方の神エホバの話されたすべての良い言葉は,その一言といえ果たされなかったものはありません。それはあなた方にとってすべてそのとおりになりました。その一言といえ果たされなかったものはありません」。(ヨシュア 23:14)確かに,神の約束には命を懸けることができるのです。なぜなら,神の言われることは真理であり,必ず実現するからです。―イザヤ 46:9-11。

15 神の僕たちは,この世のどんな態度を退けますか。

15 聖書は,真理があること,真理とは何でありどこにあるのか,まただれがそれを持っているかをはっきりと示しています。わたしたち各人にとっての問題は,わたしたちは真理を本当に望んでいるかということです。『大抵の人は望んでいるのではないか』と,ある人は言うかもしれません。ところが,望んでいないのです。とこしえの命に至る道は狭く,その道を行く人は比較的少ない,とイエスは述べられたからです。(マタイ 7:13,14)今日,人類の大多数は聖書がヨブ 21章14節から16節で述べているように感じています。「彼らはまことの神に向かって言う,『我々から離れてください! それにあなたの道についての知識を我々は喜んでいません。全能者は何者だと言うので,我々はこれに仕えなければならないのか。我々が彼と接したところで,我々にとってどのように益となるのか』と」。しかしヨブは,「邪悪な者たちの計り事は,わたしから遠く離れている」と述べています。彼らの考え方は真理にではなく,神から独立した方が人間の生活はよくなる,というサタンの偽りに基づいています。

16 誠実に真理を望む人はだれでもそれを見いだせる,と確かに言えるのはなぜですか。

16 誠実な態度で真理を望み,それを見いだせるよう助けていただきたいと神に願う人はだれでも,必ず真理のもとに導かれます。その人がどこに住んでいようと,その人の境遇がどんなものであろうと,それは問題ではありません。なぜですか。エホバが地上のご自分の忠実な僕たちを用いて,終わりが来る前に王国の良いたよりを宣べ伝えさせてはいても,真理を愛する人たちを探し出す業は単なる人間の業ではないからです。いよいよ力を増し加えつつ世界中で発せられている音信の背後には,天の王イエス・キリストと,強力な大勢の天軍が控えているのです。―マタイ 25:31,32。啓示 14:6,7。

17 本当に真理を望む人は,何をしなければなりませんか。

17 事物の体制全体は,これからその終わりを迎えようとしています。あなたが本当に真理を望み,生き続けることを願うなら,そのことを神と人とに示す必要があります。神の言葉の正確な知識を取り入れてください。神の民と共に集まってください。「ですから,王国と神の義をいつも第一に求めなさい」― マタイ 6:33。ヨハネ 17:3。ヘブライ 10:24,25。

18 真理を実践する人々は,今でもどんな益を刈り取っていますか。

18 そうするとき,あなたは今でも多くの益を刈り取ります。真理を学び,真理によって生きる人々は精神的にも感情的にも大きな自由を見いだします。なぜ時代がこれほどに悪く,将来はどうなるかということを知るからです。彼らはまた,物質的な利益だけを熱心に追い求め,この体制の終わる時にそのすべてを失ってしまう,この世の人々の無益な生き方から解放されます。(ヨハネ第一 2:15-17)それに,宗教上の誤りからも解放されて,深い安らぎが生じます。

19 真理への愛を持っている人は,何を行なうでしょうか。

19 あなたは本当に真理に対する愛を持っておられますか。そうであればあなたは,真理の神を愛されることでしょう。あなたは神が今ご自分の王国の支配について明らかにしておられるすばらしい真理を愛されるでしょう。あなたは,生き残らせるためにエホバがいま集めておられる人々から成る,地上の目に見える神の組織を愛されるでしょう。(イザヤ 2:2-4)あなたは天のものであれ,地上のものであれ,何ものによっても,真理の神に忠実に仕えるのをやめさせられるようなことはないでしょう! 真理の神はその真理によってあなたを自由にすることができるのです。―ヨハネ 8:31,32。

次の質問に答えることができますか

□ エホバはどのように人類に真の自由をもたらされますか

□ 一つの世界政府は,人々にとって何を意味しますか

□ 真の平和は王国の支配下で現実のものとなるというどんな生きた証拠がありますか

□ この体制での仕事と新秩序での仕事は,どのような面で対照的ですか

□ 誠実に真理を探し求める人々は確かに真理のもとに導かれるとなぜ言えますか

[17ページの図版]

この体制の終わりに生き残る人々は,その時すでに『その剣をすきの刃に打ち変えて』いる

[19ページの図版]

神の新秩序で人々は,人を高揚させる労働条件に大きな喜びを見いだす

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