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キリストの再臨 ― どのように見わけるかをご存じですかものみの塔 1966 | 5月15日
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これを成し遂げることは大事業であり,しかも反対がありますから,忍耐を必要とします。王もそう言われています。「しかし,最後まで耐え忍ぶ者は救われる。そしてこの御国の福音は,すべての民に対してあかしをするために,全世界に宣べ伝えられるであろう。そしてそれから最後が来るのである」。(マタイ 24:13,14)こうして宣明のわざと集めるわざが王の満足のゆくまで行なわれたならば,次に王はエホバのさばきの刑執行者として,見えるものも見えないものも,御国の敵対者すべてをこの地から一掃し,利己的な人間と,目に見えない悪霊の地の支配に終止符をうたれます。―ダニエル 2:44。黙示 19:11-15; 20:1-3。
「人の子の……時」であるいまの時代は機会の時であり,行動すべき時であり,支配している王キリスト・イエスの恵みを受けるべく決意すべき時であります。今日になって,なおがんこに見当ちがいの証拠を待っている人はきわめて危険な状態にいます。あなたはいま,キリストの再臨の意義を明確に理解し,間もなく来る神の正義の新秩序の中で生命を得そこなうことがないよう,遅すぎないうちに行動してください。
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ペテロはいま天国のかぎを使いますかものみの塔 1966 | 5月15日
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ペテロはいま天国のかぎを使いますか
1 (イ)天国におけるペテロの地位に関して,一般にどんなことが信じられていますか。(ロ)ペテロが実際に天に復活したのはいつですか。キリストの千年統治のあいだ,ペテロはどんな地位を占めますか。
キリスト教国の一部の宗派においては,ペテロが天国の門の番人で,天国に人を入れるか入れないかをつかさどるということが一般に信じられています。ペテロがいま天にいることは事実です。ペテロはイエス・キリストの忠実な弟子また使徒であって,死ぬまで忠実でした。しかしペテロは死んでのち,イエス・キリストが神の霊的な宮に来られる再臨の時まで,墓の中で何世紀ものあいだ待ちました。忠実な使徒パウロについても,同じことが言えます。(テモテ第二 4:8)1918年,ペテロは,その時以前に死んだキリストの会衆の忠実な成員とともに天に復活しました。しかしペテロは門番ではありません。キリストと同じく天に復活する人々は,1000年のあいだイエスとともに王また祭司として治めます。そのときペテロは,キリストとともに王また祭司となって治める,キリストのからだの成員,つまり14万4000人の共同の王のひとりとして,天の位にすわります。―黙示 14:1-3; 20:6。ルカ 22:28-30。
2 前述の事実に照らして,どんな疑問が生じますか。
2 そこで次のような疑問が生じます。「わたしは,あなたに天国のかぎを授けよう」(マタイ 16:19)とペテロに言われたイエスのことばは,何を意味していますか。これらのかぎはどんなものですか。いくつありますか。いつ,なんのために使われましたか。かぎを使うことから,だれが益を受けましたか。
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