ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 塔81 1/15 31ページ
  • 読者からの質問

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 読者からの質問
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1981
  • 関連する記事
  • 1914年 ― 過ぎ去ることのない世代
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1984
  • 読者からの質問
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1979
  • 私たちの世代にくる神の新しい世
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1962
  • 読者からの質問
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1997
もっと見る
エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1981
塔81 1/15 31ページ

読者からの質問

● 「[ご自分の] 臨在と事物の体制の終結のしるし」について語られた際,イエスは弟子たちに,「あなたがたに真実に言いますが,これらのすべての事が起こるまで,この世代は決して過ぎ去りません」と話されました。(マタイ 24:3,34)この言葉をどのように理解すべきですか。

西暦33年に語られたこの預言は,西暦70年までに,注目すべき,予型的な成就を見ました。その年に,ユダヤ教の事物の体制は破壊され,エルサレムの神殿は,『石が石の上に残されることなく』崩れ去りました。歴史家ヨセフスによると,エルサレムだけで,110万人のユダヤ人が死亡しました。その時までの迫害のために,イエスの初期の弟子たちの多くはすでに死んでいましたが,イエスと共に過ごし,その力強い業を目撃した世代に属する人の中には生き延びて,その「事物の体制の終結」に終止符が打たれるのを見た人もいます。(マタイ 24:2,3)その人たちはイエスの世代の人,つまりイエスと同時代の人たちでした。

しかし,イエスの預言から,その言葉が後代に大規模な成就を見,「世のはじめから今に至るまで起きたことがなく,いいえ,二度と起きないような大患難」においてその最高潮に達することが分かります。この「大患難」はユダヤ教の「事物の体制」だけでなく,人類の世界全体を捕らえます。すなわち,エホバの証人が,『終わりの来る前に,王国のこの良いたよりを宣べ伝え』なければならない,「あらゆる国民」に臨むのです。第一次世界大戦以来,この地を悩ませている「苦しみの劇痛」は,イエスの「しるし」が1914年以降にその偉大な対型的成就を見ていることを示しています。―マタイ 24:3-8,14,21。

では,『これらのすべての事が起こるまで,決して過ぎ去ることのない』,この「世代」とは何ですか。これを30年,40年,70年,あるいは120年など一期間を指すものと解釈しようとしてきた人もいますが,それは期間ではなく,人々,つまりこの罪に定められた世の体制に対する「苦しみの劇痛のはじまり」の際に生きていた人々を指しています。それは1914年以降,第一次世界大戦と関連して生じた大惨事を目撃した人々の世代です。

US・ニューズ・アンド・ワールド・リポート誌の1980年1月14日号の56ページに掲載された一記事によると,「ある出来事が人の記憶に永続的な印象を生み出す年齢を10歳であるとすれば」,今日,「第一次世界大戦に関する思い出」を持っている米国人は1,300万人を超すことになります。世界のすう勢や聖書預言の成就から見て,この世界の邪悪な体制が世紀の変わり目まで続く可能性は非常に少ないように思われますが,たとえそれまで続いたとしても,第一次世界大戦の世代は依然として残っていることでしょう。しかし,その数が減少していることは,「事物の体制の終結」が急速にその終わりに向かっていることを示すもう一つの徴候です。

この点に関し,エコノミスト誌(英文)の1980年3月15日号は,ロバート・ウォール著の「1914年の世代」という本に関する興味深い書評を載せました。それは次のような意義深い所見を述べています。「最後に,ウォール氏は1914年の世代に関する自分の意見を表明している。簡潔で要点を突いた最後の章で,世代というものは年数で数学的に定義することはできず,歴史上の主立った危機の周囲に集中している人々の集団であり,そうした危機の中の最大の例は第一次世界大戦である,ことを示唆している」。これは,「1914年の世代」に関してエホバの証人の取る聖書的な見解と非常によく調和するものです。

1914年に生きていた人々の世代があり,その世代は,比較的に平穏な時代から戦争と不法と荒廃に特徴づけられる現在の時代へと歴史的に大きな変化を見てきました。現在エホバの証人になっている人々の中にも,そのような人は少なくありません。確かに,1914年は変化の「最大の例」となりました。その年,予告されていた「苦しみの劇痛のはじまり」が諸国民に臨んだからです。1914年に,地上の情勢がどれほどはなはだしく変化したかを語ることのできる人はまだ大勢生きています。世界は混乱の泥沼にいよいよ深くはまり込んでいます。ですから,「大患難」がこの邪悪な世界の体制の幕を閉じるとき依然として,「1914年の世代」の中の生き残っている人がいる ― すなわちこの世代が完全に過ぎ去ることはない ― というイエスの保証の言葉に感謝できるでしょう。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする