ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 苦しみ悩む人類に対する良いたより
    ものみの塔 1956 | 8月1日
    • 新世。

      西暦1914年に御国の誕生したことは,サタンの世の終りが間近いことを示します。それは,亡びゆくこの制度を支持する者たちにとつて良いたよりではありません。しかし,それは苦しみ悩む人類にとつて良いたよりです。なぜなら,生命,よろこび,そして平和に充ち溢れる正義の新しい世が間近かに迫つていることを示しているからです。この事実の良いたよりは,特に1920年以来伝道されています。そして,ますます増加するヱホバの証者は,全地で伝道し続け,マタイ伝 24章14節を成就しています。今日,音信は158以上の国々で伝道されており,64万2929人以上の伝道者は1955年中に,この良いたよりを伝道するため8583万2250時間以上を費やしました。幾千万冊という書物,聖書,雑誌,そして冊子が配布され,そして,この絶対明白な真理を宣明するために,その他の方法も用いられたのです。

      このたよりが広範囲に宣伝えられ,あらゆる国,種族,そして言語からの人口が新しい世の社会に来て,その神に信仰を働かせているため,この世は震動しています。昨年だけでも,6万3640人以上の人々は,水による浸礼をうけて新しい世の側に立ち良いたよりを活撥に伝道しました。これらの人々は他の幾十万という人々と共になつて,現在の古い世に属さぬ一つの社会を形成しています。彼らはヱホバの御言葉と御霊で支えられる新しい世の社会を形成しています。新しい世の社会である彼らは,古い世の標準,政治的,宗教的な言伝え,争い,人種的,宗教的な憎しみ,誇り,競争,そして数多くの他の分裂をもたらす事柄を棄てました。彼らはこの世の汚れから遠ざかつています。

      清くて健全な新しい世の社会である彼らは,この時代の宇宙的な戦争,ハルマゲドンを生残るという神の約束を頂いています。そして,一致した民である彼らは神の正義の新しい世に入り,神の祝福を永遠に楽しむでしよう。あなたもこのすばらしい見込みを持つことができます。今伝道されている御国のこの良いたよりに注意を払うことにより,このすばらしい見方を御自分のものにしなさい。

  • 真の富と真の友
    ものみの塔 1956 | 8月1日
    • 真の富と真の友

      『あなたの寄附の見込み』は,真の富に対する感謝と真の友に対する愛を示します。

      誰が一番価値のある友ですか。また一番価値のある富とは何ですか。人間の友は,私たちの期待にそむくことがあります。故に一番価値のある友とは,ヱホバ神とキリスト・イエスです。また物質の富は,私たちの期待にそむくことがあります。故に一番価値のある富とは,神の御国の良いたよりについての知識と,そのたよりを他の人々に分け与える特権です。これこそ真の富です。

      神は私たちに真の富 ― 御国の事柄と連続して行う奉仕 ― を私たちに委ねられます。それで,私たちは最初小事に忠実でなければなりません。つまり,地的の富,物質の富を用いるのに忠実でなければならないのです。神の子は,ルカ伝 16章10,11,12節(新口)で,この点を次のように強調しました。

      『小事に忠実な人は,大事にも忠実である。そして,小事に不忠実な人は,大事にも不忠実である。だから,もしあなたが不正の富について忠実でなかつたら,だれが真の富を任せるだろうか。……あなた方は,神と富とに兼ね仕えることはできない。』

      地的な富に仕える者は,神の友になり得ません。なぜですか。なぜなら,小事に忠実でないからです。その人は,『不義の富』に忠実でありません。それであるなら,どうして真の富,御国の事柄に忠実であり得ましようか。神の友になるため,私たちは地的の富を正しく用いるべきです。といつて神を買収することによつて,神の友になれるというわけではありません。何人も神を買収することはできないのです。シモンは,聖霊を授けるという賜物を買うことができませんでした。ペテロはシモンに次の言葉を告げています,『お前の金は,おまえもろとも,うせてしまえ。神の賜物が,金で得られるなどと思つているのか。』現在の組織制度がハルマゲドンで亡びるとき,金で神の保護を買うことはできません,『かれらの銀も金もヱホバの烈しき怒の日には彼らを救うことあたわず。』― 使行 8:20,新口。ゼパニヤ 1:18。

      それでは,神と友になるために,お金をどのように用いることができますか。神が関心を払われているもの ― すなわち御自分の聖名を立証する神の御国を拡張するために無私の気持から用いられねばなりません。これは真の富に対する感謝の念を示します。それは真の友であるヱホバとキリストに対する愛を示します。

      真の友と交りを持つことは,なぜ大切なのですか。なぜなら,ヱホバとキリストの友にならないなら,人は『生命の過分の恵み』を頂くことができないからです。ルカ伝に述べられているイエスの譬のなかの富める人は,金を持つていながら,ヱホバとイエスの友になることに失敗しました。彼はその富を自分一人の楽しみに使つたのです。しかし,地的の富が彼の期待を裏切つた時が来ました,『神が彼に言われた,「愚かな者よ,あなたの魂は今夜のうちにも取り去られるであろう。そうしたら,あなたが用意した物は,誰のものになるか。」自分のために宝を積んで神に対して富まない者は,これと同じである。』地的の富を持つていても,それは人の死ぬときに何の役にも立ちません。そのわけで,イエスは次のように諭しているのです,『自分のために古びることのない財布をつくり,……天に尽きることのない宝をたくわえなさい。』― ペテロ前 3:7。ルカ 12:20,21; 12:33,新口。

      お金の有益な使用

      大多数の人々は,『天に尽きることのない宝』を貯える,などということにすこしの考慮も払つていません。人々は,この地上に宝を貯えることだけを考えています。地的の富を貯えることは,実際には有益なお金の使用法でありません。イエスはルカ伝 16章でそのことを指摘しましたが,それは不正な家令についての譬話です。

      『ある金持のところにひとりの家令がいたが,彼は主人の財産を浪費していると,告げ口をする者があつた。そこで主人は彼を呼んで言つた,「あなたについて聞いていることがあるが,あれはどうなのか。あなたの会計報告を出しなさい。もう家令をさせて置くわけにはいかないから」この家令は心の中で思つた「どうしようか。主人が私の職を取り上げようとしている。土を掘るには力がないし,物ごいするのは恥ずかしい。そうだ,わかつた。こうしておけば,職をやめさせられる場合,人々が私をその家に迎えてくれるだろう。」それから,彼は主人の負債者をひとりびとり呼び出して,初めの人に,「あなたは,私の主人にどれだけ負債がありますか」と尋ねた。「油百樽」と答えた。そこで家令が言つた,「ここにあなたの証書がある。すぐそこにすわつて,五十樽と書き変えなさい」次に,もうひとりに,「あなたの負債はどれだけですか」と尋ねると,「麦百石です」と答えた。これに対して,「ここにあなたの証書があるが,八十石と書き変えなさい」と言つた。ところが主人は,この不正な家令の利口なやり方をほめた。この世の子らはその時代に対しては,光の子らよりも利口である。』― ルカ 16:1-8,新口。

      この譬話の要点は何ですか。イエスは次のように説明されました,『あなたがたに言うが,不正の富を用いてでも,自分のために友だちをつくるがよい。そうすれば,富が無くなつた場合,あなたがたを永遠のすまいに迎えてくれるであろう。』― ルカ 16:9,新口。

      イエスは不正直をほめているのではありません。彼は,将来のことを見透す賢明で実際的な自分の利害を考えた行をほめたのです。この世の人々は,多くの友だち,特に自分たちに恩恵をもたらす友だちをつくつて,自分の益を図るのに抜目がありません。多くの場合にお金を抜目なく用いてそのような友だちをつくります。この世の人々は,もちろん自分の将来の利害を考えています。この世の見地から見ると,それは健全な智恵です。それは,自分の益を図るお金の使用法です。『光の子ら』は,この世の人々よりも智恵が劣つても良いですか。彼らは,この世の人々よりも将来のことを見透すのに劣つても良いですか。自分の益を図るお金の使用法に劣つても良いですか。もちろん,そのようなことはありません。すべての人の中で,『光の子ら』は,人間の真の友だちが誰であるかを一番良く知つています。すべての人の中で,『光の子ら』は『不正の富を用いて』真の友だち

日本語出版物(1954-2025)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする