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  • 海底の世界の魅力
    目ざめよ! 1971 | 2月8日
    • 2メートル近くもあり,後者は1メートルほどの体長を持つ。両方とも鋭い歯を備えており,人間が手や足の置き場に注意しないと,指をちぎり取るほどの力を持っている。サンゴ礁のかなたの深海には,さらに大きい略奪者が潜んでおり,良い食事にありつく機会をねらいながら,絶えず目を光らせている。シュモクザメ,端の白いサメ,からだの黄色いサメ,さらに,体長が2メートルもある巨大なカマスなどがそれである。

      そうした巨大なカマスは泳ぎが速く,ものすごい力を発揮する。それら略奪者は,ごく限られたものしか食べず,まれに人間を襲うのは,何かのまちがいでそうするのだろうと考えられている。食べようとしているものしか殺さないのが普通で,無意味な,あるいは,わざと残酷な殺し方をするとは考えられない。

      海底の世界を訪れる人間にとって,サンゴ礁の比較的近くに住む,そうした大形の魚が多少問題になる場合がままあるが,もっとも身近なもので警戒を要する生物がいる。たとえば,一般にどこにもいるウニがそうである。折れやすいが鋭いとげを持った,アザミのような形をした生物で,あなを掘って身を隠す。からだのどこかがウニにぶつかると,そのとげが折れたまま皮膚にささり,取り出すのが非常にむずかしいばかりか,すぐに周囲を化のうさせてしまう場合がある。

      別の危険な生物は,刺しクラゲである。近づく人を安心させるかのように,紺・茶・黄色などの模様をつけている。しかし,その多くは毒を持っており,刺されると非常に痛い。中でも最も危険な種類の一つに,カツオノエボシがある。長い繊維状の有毒刺胞をぶらつかせながら,海面に浮かんでいる。それに触れて,刺されようものなら,激しい痛みに襲われ,場合によっては,人命にかかわることにもなりかねないのである。

      この辺で,サンゴ礁の小さな建築家であるポリプの外敵について説明するのが順序であろう。全身にとげのあるヒトデは普通,ポリプを捜し出して,片っぱしから食べる。ところが,太平洋ではヒトデが爆発的な勢いでふえているらしく,サンゴ礁のポリプが根こそぎにされ,サンゴ礁は海草の茂る墓場,あるいは,入居者のいないアパートの廃虚と化してしまっているほどである。

      海底の世界は陸上の世界と同様,確かに変化に富み,危険も伴うが,また,独特の魅力を備えている。サンゴ礁を訪れ,静寂な世界の限りない驚異に接する人は,そうしたおびただしい創造物を前にして,畏怖の念に打たれずにはおれない。それらを造られたかたは,はじめにこう言われたのである。『水には生物饒に生ずべし』― 創世 1:20。

  • 認められていた血の神聖さ
    目ざめよ! 1971 | 2月8日
    • 認められていた血の神聖さ

      ◆ 今日クリスチャンと唱える人びとはおおむね,どんな形にせよ血を食べてはならないとする使徒行伝 15章20節にある使徒たちの定めた禁令を,エホバのクリスチャン証人が真剣に取り上げていることを奇妙に思っている。しかし,歴史家ケイは自著,「テルツリアヌスの著作に示される教会史」の146,209ページで,こう述べている。

      「原始キリスト教徒は,しめ殺したものと血とを避けよという,エルサレムの使徒たちの発した布告に良心的に従った」。

      このことを確証するのは,テルツリアヌスの著わした,「弁明」の第9章に出ている彼自身の次のことばである。「クリスチャンは,普通の簡素な食事で供される,動物の血さえ食べない。また,しめ殺されたものや,自然に死んだものを避ける。それは,そうした動物の内臓にひそむ血によってさえ汚されないようにするためにほかならないからである。単一の実例をもってこの問題に結着をつけたいなら,血のはいったソーセージを食べるようクリスチャンに勧めてみるとよい,そのようにしてクリスチャンに違法を犯させようとするにしても,彼らがそうした行為を不法とみなしていることを,あなたがたは百も承知だからである」。―「反ニケヤ教父」,第3巻,25,58ページ。

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