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  • 宇宙の背後にある力 ― 神秘の力か現実の人格的存在か
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1980
塔80 5/1 3–5ページ

宇宙の背後にある力 ― 神秘の力か現実の人格的存在か

月への旅行や種々の科学的観察によって,宇宙に関する知識は驚くほど増大しました。畏怖の念を抱かせる宇宙の広大さや整然とした秩序が時を追って明らかになってきています。このような宇宙がいかなる力の統御も受けずに存在するのは不合理だと思う人は少なくありません。概して教会や宗派や宗教というものに対して信仰心を失ってはいるものの,依然,「神」を信じている人は幾百万もいます。

しかし,「神」という言葉はあなたにとって何を意味しますか。神秘の力でしょうか。ばく然とした知性的存在ですか。縁遠い,説明のつかない,無名の存在でしょうか。

それとも「神」という言葉は,極めて人格的な存在,それも愛に富む父親のような親近感の抱ける存在を意味するものとなっていますか。科学や工業技術に信頼を寄せる人にとって,そのような見方はばかげたものに思えるかもしれません。しかし,次の点を考慮なさってください。

科学や工業技術には限界がある

新たな事実の発見や知識の増加という点からすると,わたしたちは胸を躍らせるような世紀に生きています。人間は目ざましい業績を残してきました。優れた才能を持つ人々によって目をみはるような発明がなされ,そのお陰で人類は豊かになり,活動範囲や知識は大きく広げられてきました。

しかしながら,これらの増大する知識や高度に進歩した科学技術のすべてをもってしても,ただ一つの生きた細胞をさえ作り出せないことを真っ先に認めるのは科学者たちです。草の葉のようなごくありふれたものでも,それを作ることは科学者の力の遠く及ばないところです。

周囲に見られる驚異を説明しようとして,「母なる自然がこれを成した」とか「進化がそれを成し遂げた」といった表現を用いて,自然や進化があたかも知性を有する人格的存在であるかのように述べる人もいます。しかし,驚くほど変化に富む生物,また宇宙に表明されている無限の知恵や力を,理性のない力の所産とすることができないのは極めて明白ではありませんか。

知性もしくは精神の領域

知性もしくは精神の領域に目を向け,知恵,公正,憐れみ,親切,真実といった特質の源を理解しようとするとき,信頼の置ける答えをどこに見いだせるでしょうか。自分が間違っているときにそれを告げてくれる内なる自分,つまり人間の良心という驚嘆すべき「機構」の働きや源を説明できる人がいるでしょうか。動物には良心がありません。一方,文明化の遅れた,教育を受けていない人にも良心があります。初期のクリスチャン著述家パウロがかつて説明したとおりです。『彼らは律法の要求がその心にしるされていることを現わし,そのことを彼らの良心も共にあかしをして,その判断が互いにあるいは訴え,あるいは弁明し合うのである』。(ローマ 2:15,口)このような事柄は人間の理解の範囲を超えています。しかしながら,人間の知力や精神力は肉体面の能力よりもはるかに重要なのではありませんか。

人間をはるかにしのぐ身体的能力を有する動物は少なくありません。象は人間より力があり,ワシは遠くを見通し,シカは速く走ることができます。コウモリには人間をしのぐ聴力が,また犬には鋭い嗅覚が備わっています。しかし,新しい物を作り出すことができるでしょうか。確かに,鳥は巣を,ビーバーはダムを造り,クモは巣を張ります。しかしこれらの動物は,いつも決まった型通りにそれを行ないます。新しい物を考案したり,それを改良したりすることはできません。

それとは全く対照的に,人間は実に様々な異なった物を考え出し,計画し,作り出す能力を有しています。女性が編物をするにしても,技師が月を往復する宇宙船を建造するにしても,人間は物を作ることに喜びを見いだします。それは人間の本質の一部なのです。動物をはるかにしのぐ精神的能力や特質,また物を作る生来の能力を有する人間は,それらの点で不完全ながらも至上者を反映しています。至上者はご自分の様に似せて人間を造られました。―創世 1:26。

次に,動物にはない人間だけに備わっている別の特質,つまり崇拝を行ないたいという願望について考えてみましょう。見えない単一の力もしくは複数の力をあがめたいという自然の根深い願望が人間にあることは,いつの時代またいかなる人種の人々にも明らかに認められる事実で,反ばくの余地はありません。

現代の哲学者はこれを否定して,「我々は進歩してそれを超越した」と言うかもしれません。「進歩して」何になったのですか。次々と危機に見舞われて揺れ動く世界,キノコ雲のように広がる世界的大変動の影に覆われておびえる世界になりました。どうしてでしょうか。あまりに多くの人が,科学技術や種々のイデオロギーという「神々」を崇拝し,その一方で至上者の知恵を退けてきたためです。―エレミヤ 8:9。

ですから,今日の多くの人は,教会や諸宗教に幻滅してはいるものの,いつの時代にも最も広く読まれ,人々から敬意を払われてきた書物,聖書が至上者について述べる次の言葉に同意しています。「神の見えない性質,すなわち,神の永遠の力と神性とは,天地創造このかた,被造物において知られていて,明らかに認められる」― ローマ 1:20,口。

科学者は大きな助けになってきた

科学者が宇宙や原子またあらゆる形態の生物を調べれば調べるほど,そのすべてに認められる美と調和と複雑な仕組がいっそう明らかになってきます。人間は宇宙の広大な広がりと複雑な姿に戸惑いを覚えています。しかし,原因がなければ何の結果も生じません。「理性の目」をもってすれば,この美の背後に,そして知恵と動的な力のこの驚嘆すべき表われの背後に偉大な造り主の「見えない性質」を見ることができるのではありませんか。宇宙は明らかに不変の法則に支配されています。それは至上の法則授与者の存在を証明するものではありませんか。地球上の環境や備えで,人間の必要にぴったり合うように作られているとはっきり分かるものは数限りなくあります。そして,それらの様々な結果には,対応する原因,偉大な備え手,命の授与者が存在するはずです。

これについて科学者は何と述べていますか。

生物物理学者フランク・アレンは次のような意見を述べました。「生命維持に適した地球の状態を数え上げればその数はあまりにも多く,これを偶然の所産とすることはできない」。

ケンブリッジ大学の数学の教授P・ディラックは,科学アメリカ誌の中で,「神は非常に優れた数学者であられ,宇宙を造る際に極めて高度な数学を用いた」と書きました。

「世界が生んだこれまでで最大の科学人」と多くの科学史家が呼ぶアイザック・ニュートン卿は有名な著書プリンキピアの中で次のように書きました。「太陽,惑星,彗星から成る極めて美しいこの天体系は,知性を有する強力な実在者の意図と統御があって初めて存在するようになったとしか言いようがない。……至上の神は永遠,無窮,全く完全なかたであられる」。

おそらくあなたもアイザック・ニュートン卿の意見に同意されることでしょう。美しい星のまたたき,太陽の輝き,静かに照る月の美しさ,心地よい雨,山々の雄大な姿,万華鏡のように絶えず移り変わる雲や海,人の目を楽しませてくれる様々な種類の花や木・虫・鳥・動物,子供の笑い声,友人から示される親切,配偶者の愛に,あなたも喜びを見いだしておられることでしょう。そして人は,心の奥底で,このすべてが現実の人格的存在,つまり宇宙の造り主によって備えられたことを知っています。―ヘブライ 3:4。

ですから,すべての事実や根拠を基に論理的に考えると,至上者は現実の人格的存在であるに違いありません。では,そのかたには名前がありますか。もしあるとすれば,どんな名前ですか。

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