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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1962
塔62 10/15 611–612ページ

サムソンのように強くあれ

私がサムソンのように強くなる? どうしてそんなことができるでしょうか,とあなたは尋ねるでしょう。それもそのはず,サムソンは聖書に出てくる人物の中で一番強い男だったからです。事実彼の名前は,力と同義語になっています。

実際のところ,サムソンの力はことわざになっているくらいです。それには相当の理由があります。あるとき彼は,素手で1頭のライオンを殺したことがあります。別の時には,1000人の人を殺しました。そうです,1000人です。しかも武器としてはろばのあご骨を使っただけでした。それからまた,ガザの町の門を持ち去って,何キロも離れた丘の上に置きました。彼の行なった目ざましいわざをもう一つあげるとすれば ― これは最も注目に価する ― それは彼が,異教の宮をささえていた2本の柱を押し倒したことです。その結果宮は倒壊し,サムソン自身が死ぬと同時に,3000人ばかりの異教徒の敵がそれで命を失いました。したがってサムソンは死ぬ時に,生きていた時よりも多くの者を殺したわけです。―士師 13章から16章。

もちろん,現代の批評家の主張が正しいとすれば,サムソンのように強くなりたいと思う人はひとりもいないでしよう。批評家たちは,サムソンに関する記録は,誇張された民間説話の編集にすぎず,しかもサムソンは「教養皆無で」,権力を乱用する近世の全体主義の独裁者と同じように,「いばりちらした」者であったと私たちに信じさせようとしました。しかしそうではありません。サムソンは,信仰によって勇気のあることを証明した他の昔の人々と一緒にヘブル書 11章の32節から34節に,のせられています。そして,彼が力を用いたのは,ペリシテ人の手からイスラエルを救い始めるであろうという士師記 13章節5の預言的宣言と一致しているのです。

サムソンの国イスラエルは,悪意に満ちた,圧制的な異教徒に占領されていました。それは,現代ある国々が,無慈悲な全体主義の国に占領されているのとよくにていました。サムソンは,預言者サムエルと王ダビデがペリシテ人を追い払う下準備として,約束の地におけるペリシテ人の進駐軍兵力を弱めるべき使命をエホバから受けたひとりの軍隊であったとも言えるでしょう。つぎの事実を考慮に入れて私たちはこのように考えるべきです。つまり,彼の誕生そのものがすでに神のみ旨によるものであったということです。サムソンの母親は長い間うまずめだったのです。この見方はまた,サムソンが武功で名を揚げただけでなく,20年にわたってイスラエルをさばいた,あるいは支配した,という事実と調和します。―士師 13:2; 16:31。

ではどうしたらサムソンのように強くなれますか。といっても肉体的にではなく霊的に強くなることができますか。というのは,今日では,その方が大切だからです。サムソンは神から力をいただきました。あなたもそうできることを忘れないで下さい。サムソンは生まれた日から神にささげられました。彼は,神への奉仕に聖別された「ナザレ人」でした。―士師 13:3-5。

もしあなたがサムソンのように強くなりたいと思うなら,あなたもやはり神に献身し,奉仕しなければなりません。言うまでもないことですが,神に知性的献身をするには,まずエホバ神に関する知識を取り入れ,エホバ神の御目的,あなたに対する神のみ旨を知らねばなりません。また,あなたの献身を神が受け入れて下さるように,神の義の原則に従った生活をする必要があります。神の聖霊は,サムソンが,神から与えられた仕事を成し遂げるように,彼に能力を与えました。それと同じく,神は今日でも,神のみ心を行なうために神に献身している人々に聖霊を与えて,御心を行なわせておられます。「これは権勢によらず,能力によらず,わたしの霊による」と書かれているとおりです。その霊を受けるためにはまた,イエスの手本にならって,それを祈り求めねばなりません。―ゼカリヤ 4:6,新口。ルカ 11:13。

しかしながらエホバ神は,ご自分の言葉や組織されたご自分の民との交わりをさておいて御霊をお与えになることはありません。ですから,霊的に強くなるには,神の御霊を祈り求めることに加えて,絶えず神の御言葉を学び,神の民と交わらねばなりません。―マタイ 4:4。ヘブル 10:23-25。

これらの聖書の原則に従うことによって,あなたは霊的に強くなります。それは,力を誇示するのが目的ではなく,霊的戦いにおいて勇敢な戦士となるためです。使徒パウロが,「わたしたちの戦いの武器は,肉のものではなく,神のためには要塞をも破壊するほどの力あるものである」と述べているとおりです。ではあなたは,パウロと同様に,「わたしを強くして下さるかたによって,何事でもすることができる」と言えるでしょう。―コリント後書 10:4。ピリピ 4:13,新口。

あなたの場合でも,これが真実になることを確信をもって期待することができます。というのは,エホバの証者であるクリスャンは,サムソンのように強いということを毎日示しているからです。彼らは三つの面でそのことを行なっています。まず神の義の原則に一致するように生活を変えました。全世界で神の御名と御国をあかししています。しかも,地下にもぐって働かねばならない全体主義の国においてさえこの仕事を行なっています。そして,全体主義の迫害者たちが,彼らを洗脳しようと全力をあげているにもかかわらず,忠実を堅く守りつづけています。彼らは,偽りの宗教の教理と行いを暴露して,いわば現代のペリシテ人を荒らしたので昔のペリシテ人と同じように悲鳴をあげています。この事を例証することが1年まえにエールで生じました。ドネガル州の「ピープルズ・プレス」紙は,彼らの町が「また疫病に見舞われた。…男や女の大群が,そのうちのある者はスクーターを乗り回して,町やいなかで戸別訪問をし…われわれの聖なる宗教を批判した無料の雑誌を配布している」とこぼしていました。このいわゆる男女の「大群」というのは,実はふたりの婦人奉仕者のことだったのです!

しかしながら私たちは,サムソンの生涯にも,神への奉仕に献身した者すべてにとって,警告となるものが含まれているのを見のがしてはなりません。サムソンは,賢明でない交わりをしたために,一時の間力を失い,敵のとりこになりました。ですから「まちがっては」いけません。「悪い交わりは,良いならわしをそこなう」。商業上の企画とか,不信者との結婚や不純な関係によってとりこにならないように警戒しましよう。サムソンのように強くありなさい。しかしそれと同時に自分への注意を怠ってはなりません!―コリント前 15:33。

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