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支部の手紙王国宣教 1984 | 2月
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支部の手紙
王国伝道者の皆さん:
1982年5月に海老名ベテルの新しい建物がエホバ神に献堂された時,わたしたち皆は本当に感謝しました。そしてそれ以来,祝福された仕方で海老名ベテルは用いられてきました。しかし,今再びベテルの拡張が必要となりました。しかもほとんど2倍の大きさに拡張されるのです。なんと喜ばしいことなのでしょう。
1978年に海老名での建設が開始されたころ,伝道者の数は4万4,000人でした。そして1982年の献堂式の時にその数がすでに2倍近くなっていたのに気づいていました。エホバ神の祝福により,その増加はわたしたちの予測を超えるものでした。それでこのように早く再び拡大しなければならなくなるとは思いませんでした。しかしこのすべてはわたしたちの大きな喜びとなるのではありませんか。
すでに,十分に経験を積んだ兄弟たちが,設計,施工,当局者や近隣の人々との話し合いを始めています。再び海老名ベテルは普通以上の活気に満ちあふれています。今年の9月からの着工を目標に努力が払われています。
この計画が成功するため何よりも必要なのは,イエス・キリストを通して与えられるエホバ神の指導と祝福です。前回の時と同様,この建築主は天のエホバ神なのです。(詩編 127:1)さらに,全日本の兄弟たちの全家族による物質面での支持が必要です。すべての物資の値上がりのために出費する金額は大きなものです。しかし前回の建設は約4万人の伝道者たちによって支持されたのに比べて,今回は8万5,000人の伝道者がそれを支持することができます。わたしたちは皆さんからの力強い支持を確信し,それに感謝しています。大患難前にこの建設が完成しても,あるいは大患難後にその完成が持ち越されても,エホバ神のお名前の賛美となり,大群衆の祝福となることを心から願っています。
最新の報告が示しているように,賛美者の数は8万4,972名となりました。寒い冬の期間も,暖かな神の霊をもって,神の言葉を語ってゆきましょう。クリスチャン愛と共に。
日本支部の兄弟たち
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わたしたちクリスチャンの託されたものを守り続けなさい王国宣教 1984 | 2月
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わたしたちクリスチャンの託されたものを守り続けなさい
1 テモテ第二 1章13,14節で使徒パウロは仲間の働き人に次のように勧めました。「キリスト・イエスに関連した信仰と愛をもってわたしたちから聞いた健全な言葉の型を常に保ちなさい。自分に託されたこの優れたものを,わたしたちのうちに宿る聖霊によって守りなさい」。託されたものとは何でしょうか。それは人の管理にゆだねられた価値あるもので,その人は最後に報告と共にそれを返さなければなりません。パウロの言及した委託物は何だったのでしょうか。パウロはそれが「健全な言葉の型」すなわち今日わたしたちが日ごろ真理と呼ぶものであることを示しました。テモテが真理に対して深い認識を持つことをパウロは望みました。それでそれを「自分に託されたこの優れたもの」と呼んだのです。
2 クリスチャンに託されたものはただ真理の知識から成っているとパウロは言っていたのでしょうか。いいえ,それには真理と結びついた奉仕の務めも含まれていました。その「健全な言葉」は,会衆の内外で宣べ伝えられる必要がありました。そのような宣べ伝える業に関してパウロは,『み言葉を宣べ伝え,順調な時期にも難しい時期にもひたすらそれに携わりなさい』と述べました。そして,次のように付け加えました。「福音宣明者の業をなし,自分の奉仕の務めを十分に果たしなさい」。(テモテ第二 4:2,5)今日クリスチャンは真理の知識と奉仕の務めを共に大切にします。クリスチャンの委託物をよく守りたいと願っているのです。
努力が求められる
3 わたしたちクリスチャンの託されたものを守るのはなまやさしいことではありません。ある土地では有利な状況で宣べ伝えることができるかもしれません。できる限り多くの人々のもとに達するため,そのような申し分のない状況の中で是非最大限努力を払ってください。しかし,兄弟たちが困難な状況下で宣べ伝えている他の区域では,その状況に合わせて調整することが求められます。互いに励まし合い,保護し合いながら,兄弟たちは神の後ろだてのもとに,宣べ伝え,教える業が前進するよう見届けます。(フィリピ 4:13)わたしたちクリスチャンの託されたものは,あらゆる状況下で守られねばならないのです。
4 わたしたちクリスチャンの託されたものを守ることに真に関心を抱くのであれば,わたしたちは最新の真理を遅れずに学ぶよう真剣に努め,それを他の人に証言する点で最善の方法を用いるよう努力するでしょう。会衆の書籍研究でわたしたちは『永遠に生きる』の本を徹底的に考慮しましたが,これは本当に助けになりました。今ではその内容を一層よく理解していますので,2月中もこの本を一層の熱意をもって他の人々に勧めることができます。「王国宣教」に載せられた証言の提案や奉仕会で行なわれた実演を思い起こすと,野外宣教に備える助けになります。本の内容や野外での提供方法について他の人たちと話し合うのも,わたしたちの宣教をさらに効果的にするのに役立つでしょう。
5 皆さんは『永遠に生きる』の本を用いて研究を司会する喜びを経験されましたか。もしそうであれば,関心を持つ人たちがいかに速く学び,学んだ事柄に基づいていかに容易に行動するか気づきましたか。一人の姉妹は次のように書いています。「『王国の一致』地域大会から帰ったばかりの私の心は喜びであふれています。お手紙を書いて皆さんと喜びを分かち合わずにはいられなかったのです。私の3人の研究生が水のバプテスマによって献身を象徴するのを見る特権にあずかったのです」。次いで姉妹は,『永遠に生きる』の本が研究生の進歩を献身とバプテスマに向けて速めたと注解しています。他の人々も同様のことを述べています。
わたしたちの託されたものを守り続ける
6 クリスチャンの委託物を受けることとそれを守り続けることとは全く別問題です。パウロがテモテに次のように書いたのは疑いなくそのためです。「自分が学びまた確信した事柄に引き続きとどまっていなさい。あなたはそれをどのような人たちから学んだかということ……を知っているのです」。(テモテ第二 3:14,15)ペテロ第二 1章5-8節にも同様の勧めが見られます。
7 わたしたちは確かに『自分が学んだ事柄に引き続き』とどまりたいと思います。「無活動になったり,実を結ばなくなったり」したいとは思いません。わたしたちにゆだねられた「健全な言葉の型」および真理の奉仕の務めを油断なく守りたいものです。エホバがかくも寛大にわたしたちに所有させてくださった「自分に託されたこの優れたもの」に対して最後に満足のいく報告をすることがわたしたちの目標です。そのことを可能にする知恵と霊的な強さをエホバに仰ぎ求めましょう。
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「1984年鑑」は全世界的な増加を際立たせる王国宣教 1984 | 2月
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「1984年鑑」は全世界的な増加を際立たせる
1 「1984 年鑑」をお読みになれば,エホバの証人の全世界的な活動に関する年次報告に心を躍らせることでしょう。1983奉仕年度中にご自分の献身した民の上にそそがれたエホバの豊かな祝福の目に見える結果を見るだけで,何という喜びがあるのでしょう!
2 ずっと昔にイザヤはわたしたちの時代について預言的に語り,今日わたしたちが特権として経験することになっていた事柄を描写しました。エホバを賛美する言葉の中で次のように述べました。「あなたはその国民を多くし,国民のために歓びを大いなるものとされた」。(イザヤ 9:3)次いでイザヤは同じ節でエホバの民の側の大きな喜びをさらに強調し,こう述べました。「彼らは収穫の時に歓ぶように,分捕り物を分けるときの喜びに満ちた者たちのように,あなたのみ前で歓んだ」。イザヤのこれらの言葉は,収穫の準備が整っていることと畑に働き人が必要なこととに関してイエスの言われたことをわたしたちに思い起こさせます。―マタイ 9:35-38。
3 報告は,平均250万1,722人の伝道者が奉仕年度中活発に奉仕したこと,そして265万2,323人の新最高数に達したことを示しています。これら両方の数字は,1982奉仕年度に対して7パーセントの増加があったことを示しています。そして,ちょっと考えてみてください ― 16万1,896人という新しくバプテスマを受けた王国の奉仕者たちが流れのように加わりましたが,それは前年の17パーセントの増加に当たるのです!
4 エホバの民は『主の業においてなすべき事を常にいっぱいに持つように』との使徒パウロの忠告を真剣に取り上げましたが,そのことは野外奉仕の合計時間が14パーセント増加したことに表わされています。これに関連した他の増加が示しているように,この時間は効果的な証言をすることによく用いられました。書籍の配布合計は12パーセントの増加でした! 予約は28パーセントも増加しました! わたしたちがこの良いたよりの宣教にあずかったこと,そしてその結果を示す記録を今持っていることは何と心の躍ることでしょう!
5 1983奉仕年度中野外で成し遂げられたすべて
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