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  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1974
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1974
塔74 11/1 665–667ページ

冷淡な態度にどう応じますか

誤解されるのは最も耐え難いことの一つです。人に話しかけているさい,その人から冷淡な態度を示される場合も同様にがっかりさせられるものです。相手にとって非常に重要な事がらであることを知っているような場合,そのような事がらを相手に「わかって」もらえないと失望させられるものです。

エホバの証人は今日,一般的に人々の支配的な傾向がますます冷淡な態度のそれになっていることを知っています。つまり聖書に対して,また人々の道徳やより良い世界に対する人々の見込みなどを取り上げた事がらを調べるということに対して冷淡です。事実,大勢の人々は直接の関連のある材料,つまり現実的な利益が関連していない限り考えようとさえしません。多数の人々は完全に無気力になり,話を聞くことにうんざりさせられています。つまり,聞いたところで,とにかく何にもならないと感じているのです。

どうして冷淡な態度がこれほど広まっているのでしょうか。それには多くの要因があります。そのひとつは,世界の諸宗教が,期待された成果をもたらし損ったことにあります。諸教会は平和と一致をもたらしませんでした。それどころか,地上で行なわれた極めて破壊的な戦争を支持してきました。さらに世界の指導者と人々の間には不信感があるため,人々はだれの述べる約束であろうと疑いの目を向ける傾向があります。

また,ほとんどすべての人は忙しい ― 本当に忙しい生活をしています。特に,いわゆる“先進”諸国の人々は複雑な体制の中に“閉じ込め”られ,そうした体制のため事実上個人の時間は全部奪われています。もちろん,もし聖書の価値を本当に知り,人類を救出する神の目的が現実的なものであることを認識しているなら,聖書の真理についてのより優れた知識を得るために,ある事柄をわきへ置くことでしょう。しかし,ほとんどの人はそうした努力を払うだけの霊的な動機づけを持っていません。イエス・キリストは,「事物の体制の終結」について預言した時その理由を指摘しました。「[自称クリスチャンの]大半の者の[神に対する]愛が冷えるでしょう」― マタイ 24:3,12。

あなたは,この終わりの時にあって「王国の良いたより」を他の人に宣べ伝えるわざにあずかっておられますか。では,このような事態がなぜ存在するのかを知っているのですから,失望すべきではありません。それどころか,イエスのように,人々を哀れに感じるべきでしょう。(マタイ 9:36)大多数の人々は,イエスが教えたことを受け入れませんでした。その意味を悟らなかったからです。それでもイエスが人々に対して暖かい心をいだき,絶えず愛の行為を示されたことは,わたしたちの良い手本となっています。

それに,エホバ神の辛抱強さをも考慮してください。この事物の体制が絶えず神に非難をもたらしていることからすれば,神は即座にこの体制を終わらせようと思えばそうすることもできました。しかし神はこの体制を忍んでおられます。なぜなら,「(神は)ひとりも滅ぼされることなく,すべての者が悔い改めに至ることを望(んで)」おられるからです。(ペテロ第二 3:9)そして,神が辛抱してこられたことにはそれだけの価値がありました。というのは,毎年幾千人もの人々が神のクリスチャン証人になっているからです。

神のことばは力を及ぼす

さらに,あなたが人々のもとに,携えてゆく音信の力についても考えてみてください。神のことばの真理は,この世の宣伝とは違ってむなしいものではありません。「神のことばは生きていて,力を及ぼし,どんなもろ刃の剣より鋭く,魂と霊,また関節とその骨髄を分けるまでに刺し通し,心の考えと意向とを見分けることができる(のです)」。(ヘブライ 4:12)実際,神のことばは「刺し通し」,人の真の内面的精神はどんなものか,また生活の仕方の点で,つまり“魂”全体,外に現われる行動の点での本当のひととなりをあらわにします。

ですから,ある人に真理のことばを語ると,その人の中でそれは働き始め,結果をもたらします。今エホバの証人となっている人々に話しかけ,若いころ真理について聞いたり,あるいは真理にある程度断続的に接したりして何年もの期間を過ごしながら,しかも決して真理が心から離れなかった人がどんなに大勢いるかに注目してください。そして,後日,答え応ずる用意がその心にできたとき,エホバは長い間休眠していた真理の種を成長させ,それらの人は献身してバプテスマを受けた,エホバのしもべになったのです。

神のことばが力を及ぼした実例

幾千もの実例の一つとして,キリスト教世界のある教会の忠実な会員であったインドネシアの一夫婦の経験があります。あるエホバの証人がその夫婦を訪問し,「神が偽ることのできない事柄」の本を渡しました。そして,再訪問したところ,その教会の司祭の猛烈な反対に遭いました。遂にその夫婦は,証人たちとはそれ以上話し合わないことに決めたと彼に告げました。

五年ほどたった後,この夫婦は大会に行く途中のエホバの証人の国際的なグループが乗っている旅客機に乗り合わせました。この夫婦の隣りに座った二人の証人は,世界情勢や聖書について話し始めました。このインドネシア人の夫婦はすぐに興味をいだいて話に耳を傾けました。また,証人たちの良い振舞や楽しそうな様子,そして黒人,白人,黄色人種などの皮膚の色にかかわりなく証人たちの間には偽善のない真の愛や兄弟愛があることを観察しました。

インドネシアに帰ったところ,その二人は再びエホバの証人の訪問を受けました。そして,すぐに家庭聖書研究の取決めを設け,その土地の王国会館で行なわれている証人たちの集会に出席するようになりました。ふたりは今では,エホバの証人の年鑑を使って毎日聖書の一部分を研究しています。飛行機の中で会った証人たちにあてた手紙の中で,その夫婦は,再び証人たちと接触できるようにしてくださったエホバへの感謝を表わしました。

分けるわざ

ですから,「王国の良いたより」を宣明するわざは,人の心にあるものを明らかにします。神は心の反応をご覧になり,心の正しい人のうちに神および正しい事に対する愛が暖められるよう助けます。王国を支持するか,あるいは王国に反対するかどうかによって人々は分けられます。―ルカ 11:23。

しかしわたしたちは,大多数の人がイエスの次のような預言のことばどおりに答え応じることを予期しています。「人びとは食べたり,飲んだり,買ったり,売ったり,植えたり,建てたりしていました。しかし,ロトがソドムから出た日に天から火といおうが降って,彼らをみな滅ぼしたのです。人の子が表わし示されようとしている日も同様でしょう」― ルカ 17:28-30。

どうすれば冷淡な態度に対処できるか

エホバの証人の一人としてあなたは一般の人々の冷淡な態度に面して何を行なえますか。失望するのではなくて,むしろ神の示しておられるような辛抱強い態度を取ってください。『りっぱなことを行なう点であきらめないようにしてください。うみ疲れてしまわないなら,しかるべき時節に刈り取ることになるからです』― ガラテア 6:9。

「りっぱな」わざの一つは戸別訪問による宣べ伝えるわざです。近所の人びとが冷淡な態度を取っている原因を分析すれば,より効果的に宣べ伝えられるよう,改善できるものです。一つの近づき方がだめなら,戦術を変えてみてください。ある場合には時間を変えたり,あるいは一週間のうちの別の曜日に訪問したりするのが良いかもしれません。また,30秒ほどの短い話をして,書籍や雑誌を提供するよう試みることができるかもしれません。あなたがやって来るのを見ると,人々は長々と話し合うことになりはしないかと想像し,そんな時間はないと考えるかもしれません。非常に短い話をすれば,人々は驚いて,好意を持つかもしれません。

しかし,あなたの訪問の目的を本当に理解するなら,多くの人が冷淡な態度を取ることはないでしょう。人々は普通,エホバの証人のいだいている目標あるいは目的が何かを知ってはいません。ある人は,あなたを狂信者あるいは過激派と見るかもしれません。また,あなたの仕事は文書を売ったり,会員になる人を見つけようとしたりする単なる別の宗教活動にすぎないと感ずる人がいるかもしれません。こうして訪問しているのは,今日ほとんど見られなくなっている隣人愛のゆえであること,また人々は援助や理解を必要としているということを述べて話を始めるよう試みることもできるでしょう。次いで,そうした助けがどのようにしてもたらされるかを説明できます。最初の訪問のさいには十分説明することはできないかもしれませんが,ある期間幾度も訪問するなら,人々はついにはあなたと親しくなり,あなたが政治的,あるいは商業的な目的を抱いているのではなくて人々を助けようとして誠実な努力を払っていることを認めるようになります。ある程度の関心を抱いている人を見いだし,多分聖書研究を司会するようになるにつれ,あなたが行なっていることや,行なうよう人々に勧めていることについてさらに話が広まるでしょう。そうすれば,やがてあなたか,あるいは他の証人が正しい人々を見いだして,援助できるようになるでしょう。

ですから,人々があなたのことを良く言おうが悪く言おうが,あるいはただ冷淡な態度を取ろうが,活動を続けてください。神のことばをいっそう徹底的に研究し,絶えず霊性を高めてください。頭を真理に関する事がらでいっぱいにしてください。そうすれば,それはあふれ出るでしょう。それはエレミヤの骨の中で火のようになったため,彼はそれを骨の中に閉じ込めておくことはできませんでした。(エレミヤ 20:9)イエスは言いました。「公に諭す者はみな,天の王国について教えられると,自分の宝の蔵から新しい物と古い物とを取り出す人,つまりそのような家あるじのようになるのです」。(マタイ 13:52)良い事がらを一般の人々に明らかにし続けてください。エホバがエレミヤに言われた通りにです。『ゆき(て)我が汝に命ずるすべてのことを語るべし……その面をおそるるなかれ[さらに付け加えて言えば,失望するなかれ]……われ今日この全国……の前に汝を堅き城 鉄の柱 銅の牆となせり』― エレミヤ 1:7,17,18。

霊感を受けた,伝道之書の賢明な筆者は次のように述べました。『汝朝に種を播け 夕にも手をやすむるなかれ そはその実る者は此なるか彼なるかまたはふたつともに美なるや汝これを知らざればなり』。(伝道 11:6)種を成長させるのは神であることを覚えてください。それに,環境も変化します。従って,何ら成果が見られなかったようなある近隣の地区で,突如多くの人々が真理に対する関心を表明し,わざが発展していくのです。―コリント第一 3:6,7。

さらに,古代の預言者たちの行なった良い事がらを考えてください。彼らのことばは,預言が述べられた当時大きな影響力を持っていただけでなく,今日になおいっそう大きな影響を及ぼしているのです。同様に,あなたの行なう宣べ伝えるわざは,神の王国のもとで永遠の命を得るよう多くの他の人々を援助する点で,自分で想像して思い込んでいる以上にさまざまな仕方で成果をもたらし得るものなのです。―テモテ第一 4:16。ヤコブ 5:10,11。

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