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目ざめよ! 1973
目73 4/22 23–24ページ

彼らは平和を追求しはじめた

『平和を求めてこれを追え』と聖書は勧めています。(ペテロ前 3:11)人はこの暴力の時代においてさえ,霊感を受けてしるされたこの助言に従うことができます。毎年何万人もの人びとが平和を追求しはじめています。それらの人の多くはかつては自分の感情を抑制することができず,激しい口論などのために家庭生活はそこなわれていました。中には,社会悪を終わらせるには暴力に訴えねばならないと考えていた人もいます。どうしてそのような人びとが自分たちの態度を改めて,平和を追求しはじめたのでしょうか。エホバのクリスチャン証人といっしょに神のみことば聖書を勉強し,学んだ事がらを適用したので,そうした違いが生じたのです。

● 英国のアイルランド系のカトリック教徒のある婦人は結婚生活の深刻な問題をかかえていました。そして,助けがほしかったので,エホバの証人である隣の婦人に助言を求めました。証人はその人に聖書研究の手引きを一冊贈り,「幸福な家庭生活を築く」と題する章に注意を向けさせました。その章の内容に非常に深い感銘を受けたその女性は,それを読むよう夫にも勧めました。夫は,「この問題についてそんなに良いことが書かれているのなら,ほかの箇所の内容もきっと良いに違いない」と言って,「死んだ人はどこにいますか」と題する章から読み始めました。

前述の証人が訪問したところ,その夫は大声で,「死者は死んでいるんですね! あのカトリックの司祭に会ってくるまで待ってください」と言いました。そして,夫婦そろって聖書を勉強することに同意しました。ほどなくして,ふたりはエホバの証人の集会についていろいろ尋ね,会衆で行われる「ものみの塔」誌の研究にやってきました。その時行なわれていた聖書に基づく討議は自制に関するもので,泥酔の問題が取り上げられました。その夫婦は土曜日の晩になると飲みすぎて酔っ払うくせがあったのですが,その時の聖書研究を十分に楽しみました。

次の土曜日,夫は出かけて行って飲むかわりに,家族といっしょに公園に行くことにしました。家族がそのようにして時を過ごしたのは,それまでの何年もの生活の中で初めてのことでした。夫はまた,その土曜日の夜家にとどまったのです。

ついに,その人はそれまで携わっていたある不正な仕事をやめました。しかし,そのためにお金が不足して困まるというようなことはありませんでした。というのは,お金のかかる大酒をすでにやめていたからです。やがて,その夫婦はエホバの証人としてバプテスマを受けました。アイルランドにいるその実家の人びとは,このことを知って大きなショックを受けました。アイルランド人である母親は,「司祭のところへ行って,あなたの犯した恐ろしい罪を告白し,それからあなたの聖書を焼き捨てなさい」と書き送って来ました。そして,「プロテスタントに改宗し,その同じ年にがんで死んだ」あるカトリックの女性について書き,「それに,エホバの証人となると,プロテスタントよりは2倍も悪い」と警告しました。しかし,その夫婦はしっかりした立場を保ち続け,聖書を勉強して平和な家族関係を築くよう助けられたことをたいへん喜んでいます。

● 中央アメリカのある国に住むエホバの証人は次のように書いています。その家の夫人が聖書の勉強を始める用意をしている間,わたしは女中と話をしました。すると,その女中は,息子が妻を乱暴に扱っており,とうもろこしの焼きもちや豆の暖め方がまずいといっては,妻をけったり,ぶったりすることさえあると,言いました。そこで,わたしは彼女の義理の娘に,1冊の聖書研究用の本と,『家庭生活が不幸なのはなぜですか』『家庭生活で真の幸福を教授する』と題する記事の載っている『ものみの塔』誌をあげるように勧めました。

「3日後,わたしはその義理の娘に会いました。彼女は,『あなたにお目にかかれてほんとうにうれしく思います。と言いますのは,主人があの本を読んで,あなたとお話ししたいと申しております」と言いました。わたしは日曜日にその人を訪問して,午前10時から午後2時半まで,さまざまな質問に答えました。その人はその本を2回も読んでいたのです。次の週,その主人との聖書研究が始まりました」。結果ですか?

その人は驚くべき変化を遂げました。3週間もたたないうちに,自分の学んだ事がらを他の人びとに話すようになり,妻や母親とけんかをするようなことは全くなくなりました。

● あるエホバの証人は,アメリカ,イリノイ州のシカゴで聖書を勉強し始める前の自分の態度について次のように話しています。「わたしの内部には憎しみがあまりにもつのっていたため,わたしは,当時自分で『既成の権威』と呼んでいたものとの戦いをほんとうに望んでいました。そして,暴力的な手段によって変革をもたらそうとするある運動に進んで加わる覚悟でいました。そのために,わたしは弾丸を装てんした銃を数丁持っていました」。しかし,この人は何に動かされて平和を追求しはじめるようになりましたか。

彼はこう続けています。「エホバの証人の訪問を初めて受けた時,わたしはどうにか丁寧な態度で話に耳を傾けました。わたしは,社会にあまりにも悪がはびこっているので,近いうちにこういうことをするつもりだと説明しました。すると,その証人は,たとえわたしが建物を一つか二つ爆破して,人間を何人か殺したところで,結局は自分が殺されるか刑務所に入れられるかして,実際には何も成し遂げられるものではないと説明しました。この事物の体制のもとではだれが政権を取ろうが,事態は依然として変わるものではないと聞かされました。その時わたしは,自分がいかに狭量で,つまらない人間かということに気づき始めました。その証人は「神はなぜ今日まで悪を許してこられましたか」という質問に対する答えを述べている本を見せてくれました。そして,こうした事態に関して神が何を行なおうと意図しておられるかをいっしょに聖書から調べてみて初めて,わたしはほんとうに考え始めました。

「神がやがて悪を終わらせるということを聖書が約束しているなどと,わたしは一度も考えたことがありませんでした。実際,わたしはその時まで聖書は一度も読んだことがありませんでした」。

● エルサルバドルのあるエホバの証人は次のように述べています。「わたしの妻はある商店で,関心のある一女性に聖書研究の手引きを1冊配布しました。再訪問しましたが,その女性は店の仕事に忙しくしていたため,成果はほとんど得られませんでした。しかし彼女は,夫が聖書を勉強して生活の仕方を変えてもらいたいと願っていると述べました。そこで,わたしがその主人を訪問することにしました。

「わたしが尋ねたところ,その人は入浴中でしたが,その妻は,ほんの2,3分待っていただければ夫と話し合ってもらえます,と述べました。ところが1時間たってもわたしはまだ待たされました。そして,ついに彼女は,夫はどこかに行ってしまったと述べました。わたしはすっかりがっかりして,もう来るのはよそうとひとりごとを言いました。しかし,その少しあと,わたしは偶然にその人の店の前の中庭で当の主人に会ったのです。彼は友好的な人で,誠実な関心を示しました。

その後ついに,聖書研究が始まりました。しかし,定期的には行なわれませんでした。その人はほとんど家にいなかったからです。最後に,わたしは,店を自分の神とするか,それとも真の神エホバを崇拝するかを決めなければならないと彼に告げました。それからは,聖書研究は定期的に行なわれました」。

次いで彼の4人の子どもたちが,「失楽園から復楽園まで」と題する本を用いて聖書を勉強し始めました。取り残されたように感じたその女性も聖書の勉強を望みました。その証人はこう書いています。「彼女の夫が店のことを取り扱える別の日に,わたしの妻が彼女と聖書の勉強を始めました」。

進歩,それも特に子どもたちの進歩は急速でした。そして,家族全員がエホバの証人の集会に出席し始めました。しかし,克服しなければならない問題がなおありました。約20年間いっしょに生活してはいましたが,ふたりにはそれぞれ法律上の別の配偶者がいたのです。そのうえ,その男の人はしばしば酔っ払ったり,他の悪いことをしたりしていました。土曜日の晩に彼がやっていたどんちゃん騒ぎは,その小さな町のうわさの種でした。また,よくシャツを脱いで街路に立って,空に向かってピストルを発射したものでした。

やがて彼は,聖書から学んだ事がらを適用して,飲酒の習慣をしだいにやめるようになりました。また,努めて自分の感情を抑えたり,乱暴な行ないを避けたりするようになりました。

2年余の後,多額の費用を払って,ついにふたりは自分たちの結婚を合法的なものにすることができました。また,彼は「最良の友」であったピストルを処分し,その夫婦はふたりの子どもといっしょに,献身し,バプテスマを受けてエホバの証人になりました。

その町では,この家族がエホバの証人の宣明している聖書の音信を受け入れた最初の人びとでした。その地方には今ではほかにも大勢のエホバの証人がいます。60人ほどの人びとが,「ものみの塔」誌を用いて行なわれている,聖書研究の集会に定期的に出席しています。

確かに聖書は,人びとが自制心を培い,心の中から憎しみをぬぐい去り,他の人と平和にやってゆくための助けとなります。他の人びと,そして特に「平和の神」とのあなたの関係を改善したいと望んでおられるのでしたら,エホバの証人はごいっしょに聖書を勉強して喜んでご援助いたします。

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