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将来を期待される特異な光線目ざめよ! 1970 | 2月8日
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皮むきにも用いられるであろう」と予告しています。すでに,タイプライターの打ち違いを消すけしごむがわりのレーザーが売り出されようとしているのです。
歯科医は虫歯の治療にレーザーを利用することを考えています。虫歯は黒くなっていますから,その部分にレーザー光線を吸収させて患部を気化させ,白い部分を無傷のままで残すのです。
レーザーの通信への応用は特に興味深いものとなるでしょう。理論的に言えば,レーザー光束一本で,「大英百科事典」の全文を1秒もかけずに伝達し,世界のラジオ,テレビ,電話などで伝えられる事柄のすべてを同時に送信することができます。
他方,マサチュセッツ工科大学の技術者たちは,岩石を粉砕するレーザーを実験しています。鉄道や道路建設のトンネル掘りに応用しようというのです。またレーザーを用いれば,立体写真や巨大なテレビスクリーンの実用化も考えられます。タウンズ博士はある会見の際つぎのように説明しました。
「わたしたちはいつか映画館のスクリーンと同じほどのテレビスクリーンを作れるだろう。……今日,テレビの映像をそれほど大きくすれば,暗すぎて見ることができない。しかしレーザー光をスクリーンいっぱいに走らせれば,明るく鮮明な画像を作れる。レーザー光線にはいろいろな色彩のものがあるから,これはもとよりカラーテレビである。……これはそれほどむずかしいことではなく,しかも実際的であると思う。それで,立体テレビより先に実用化されるかもしれない」。
誕生以来わずか10年間に,この新しい特異な光線は活用範囲を大いに広げています。しかしこれは明らかに序の口にすぎません。たしかにこれは将来大いに活用される光です。
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「完全な愛は恐れを除き去る」目ざめよ! 1970 | 2月8日
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「完全な愛は恐れを除き去る」
● 「恐れは拘束となる」,しかし「完全な愛は恐れを除き去る」と使徒ヨハネは書きました。(ヨハネ第一 4:18,新)そうです,恐れにとりつかれ,精神を束縛された人は,クリスチャン活動を自由に行なうことができません。それで,わたしたちの考えが恐れに支配されないようにすることはほんとうに大切です。完全な愛に動かされて恐れを克服したハンガリーのあるエホバの証人の経験をお聞きください。
「ひとりのエホバの証人は,聖書について親族や友人に話す勇気がありませんでした。彼女はたいへん親しい友人を持っていましたが,その友人を失うのではないかと心配し,聖書について話すのを恐れていました。その友人が警察官と結婚したので,彼女の恐れはいっそう大きくなりました。
「しかし,この人はエホバの証人の集会に定期的に出席し,聖書の真理をまず友人や親族に話さなければならないという励ましのことばを時々聞きました。
「それで,聖書の真理を伝えるのはクリスチャンの務めだから,結果はどうでも,自分の親友に神のすばらしいお約束についてを話そうと決意しました。彼女が驚いたことに,親友と警官であるその夫は注意深く耳を傾け,彼女の話の内容を楽しみ,特に夫の方は多くの質問を持っていました。
「二人が予想外の関心を抱いていることを知った彼女は,次の訪問の時に会衆の責任ある奉仕者のひとりを伴いました。そして彼らは,その夫婦と家庭聖書研究を始めることができました。ふたりの関心は急速に高まり,1週間に2回研究してもらえないかと尋ねるほどでした。まもなくこの夫婦もエホバの証人の集会に出席し,今では学んだ事柄を他の人々に伝道しはじめています。完全な愛を働かせ,人に対する恐れを克服したこの証人は,ことばで言い表わせないほど幸福です」。
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