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「人の子のしるし」ものみの塔 1966 | 4月15日
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が新聞を取りあげるたびにあなたのまえにあらわれます。その音は,ラジオやテレビのニュースをとおして鳴りひびいています。どこに住んでいようと,それはわたしたちの日常生活をとりまいています。
この見える複合のしるしによって,世界各地の100万以上の人々が,「人の子のしるし」を「見」,その意味を知ることができたことを認めています。彼らは,証拠が,50年以上も毎年積み重ねられていくさまを見ました。その証拠は,1914年に「人の子のしるし」が天にあらわれたことを示すものです。ゆえに彼らは,イエスから「あなたがたは空の模様を見分けることを知りながら,時のしるしを見分けることができないのか」と言われた1世紀のパリサイ人やサドカイ人とは違います。(マタイ 16:3)また,聖書の預言を自分で勉強し,その預言とわたしたちの時代のできごととを比較することによっても,「時のしるし」を見,それを読み取ることができます。
キリスト・イエスが王の権威を受けて支配をはじめられたこと,またこの世の政治制度の終わりが近づいていることを認め,「人の子のしるし」の重大さに応じて行動する人は,いま,キリストの御国の支配に服従し,生活の中で御国を第一にしています。(マタイ 6:33)彼らはエホバ神の証人として奉仕すること,また大々的な宣伝活動によって,この「しるし」に人々の注意を向けることを喜びとしており,その活動はいま197の土地におよんでいます。この雑誌をあなたにおとどけしたのも彼らです。
黙示録 1章7節に示されているように,この「しるし」を「すべての目」が見なければならない時がきます。不幸なことに,大多数の人にとってそれはテサロニケ人への第二の手紙の1章7節から9節に説明されているときとなります。「それは,主イエスが炎の中で力ある天使たちを率いて天から現れる時に実現する。その時,主は神を認めない者たちや,わたしたちの主イエスの福音に聞き従わない者たちに報復し,そして,彼らは主のみ顔とその力の栄光から退けられて,永遠の滅びに至る刑罰を受けるであろう」。「人の子のしるし」を見るためにいま心を開かない人,あるいはそれを示す証拠にかんして間違った議論をしてやめない人は,キリスト・イエスがハルマゲドンの戦いでそういう人々をすべて滅ぼされるとき,キリスト・イエスが臨在し王として支配されていることを,いやおうなく知らされるでしょう。「地のすべての民族」の中のそういう人にとって,しるしは喜びとはならず,ただ『嘆き』となり,『悲しみ』となります。彼らにとってしるしは災いを意味するにすぎません。―マタイ 24:30。黙示 1:7; 16:16。
あなたご自身の命のために,この見える「しるし」に注意を向けてください。そして,神のことばの助けによりそれを正しく読み取って,人の子「主イエスの福音に聞き従」い,「彼に仕え」てください。そうすれば,「しるし」はあなたにとって命を意味するものとなります。
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疫病とききんものみの塔 1966 | 4月15日
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疫病とききん
イエス・キリストがご自分の再臨の見える「しるし」の一部として預言されたとおり,1914年以来「疫病」と「ききん」は増大しましたか。(ルカ 21:11)たしかに増大しています。「あらゆる時代を通して最悪の疫病」と呼ばれたスペイン風邪」は一,二ヵ月の間に2000万人の命を奪い,2億人を病床に倒しました。がんや悪性の病気も増加しています。ききんに関しては,国連食糧農業機構の理事長が最近「世界人口の半数に上る15億人もの人々は,飢えあるいは栄養失調またはこの両方のために苦しんでいる」と述べました。
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