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  • 「エホバをほめたたえよ」― なぜ?
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1986
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1986
塔86 12/15 28–29ページ

聖書の目立った点 詩編 73編から106編まで

「エホバをほめたたえよ」― なぜ?

エホバがわたしたちのためにかつて行なわれ,今行なっておられ,今後行なってくださる事柄すべてを考えるとき,だれが感謝せずにいられるでしょうか。まさにわたしたちは心に促されて,わたしたちの神をほめたたえるようになるはずです。詩編の第3巻と第4巻には,エホバをほめたたえる十分の理由のあることがよく強調されています。これから詩編 73編から106編までを考慮しますので,『自分個人としてはエホバをほめたたえるべきどんな理由があるだろうか』と自問してください。

邪悪な者たちをうらやんではならない

詩編 73編から77編までお読みください。これらはアサフの作とされていますが,アサフの子らによるものも含まれているようです。アサフは自分が邪悪な者たちをうらやましく思い,その後に物事の道理をわきまえるようになったことを告白しています。(詩編 73編)次に,エルサレムの滅びを悲しむ詩が続きます。(詩編 74編)次いで,「畏怖の念を抱かせる」神に対する感謝の言葉が記されており,ご自分の苦しんでいる民を思い出されるよう「大いなる神」に願い求める祈りがそれに続いています。―詩編 75-77編。

◆ 73:24 ― エホバはこの詩編作者をどんな「栄光」へ連れて行かれたのでしょうか。

この詩編作者は,『自分にとって,神に近づくことは良いことだ』という認識を持つようになるまでは,義なる者より邪悪な者のほうがましだと思っていました。(詩編 73:2-12,28)神の「助言」を導きとした結果,「栄光」,つまりエホバのみ前における恵み,すなわちエホバとの祝福された関係を得ることになりました。

◆ 76:6 ―「兵車の御者」や「馬」はどのように『眠りに落ちた』のでしょうか。

イスラエル人は馬や兵車にではなくエホバに頼るよう教えられました。(詩編 20:7。箴言 21:31)彼らには敵の馬や,大鎌の付いた兵車を恐れる理由は何もありませんでした。というのは,エホバが彼らの敵を『眠りに落として』無力にすることができたからです。ここで言われているのは,「定めなく続く眠り」に落ちること,すなわち死そのものです。(エレミヤ 51:39)これは自分たちの兵器に頼っている今日の世界の指導者たちに対する警告となるはずです。―詩編 76:12。

わたしたちに対する教訓: 詩編 75編には,「あなた方の角を高く上げるな」とあって,誇りを戒める警告が含まれています。(5節)角は力の象徴でした。(申命記 33:17)角を高く上げるとは,ごう慢に振る舞うことでした。ここでこの詩編作者は邪悪な者たちに,権力の安定しているように見える地位について尊大な態度をとることがないようにと警告しています。なぜなら,『邪悪な者たちの角は』エホバによって『切り倒される』からです。(詩編 75:10)このことを知っているので,神の僕たちは,邪悪な者たちが繁栄しているように見えても,エホバへの忠実を保つよう勇気づけられます。―詩編 144:11-15前半と比較してください。

「至高者」に従いなさい

詩編 78編から83編までお読みください。アサフの詩編が続きます。イスラエルの歴史に関する教訓が語られています。(詩編 78編)次いで,神殿の荒廃を嘆く詩があり,イスラエルの回復を願う祈りがそれに続いています。(詩編 79,80編)神による救出を回顧し,神に従うようその民に強く勧める歌のあとに,腐敗した裁き人またイスラエルの敵に対する裁きを執行してくださるようにとのエホバに対する申し立てがあります。―詩編 81-83編。

◆ 82:1 ― 神はどのように「神々の真ん中で」裁きを行なわれるのでしょうか。

「神々」とはイスラエルの裁き人たちのことだったようです。彼らは裁きを行なう強力な権力を得ていたので神々と呼ばれました。至上の裁き主であられるエホバは,そのような裁き人たちの真ん中に入ってご自分の律法に従った裁きを行なっていない彼らを戒める,神としての権利を有しておられました。―イザヤ 33:22。詩編 82:2-4。

◆ 83:9-15 ― 復しゅう心がこの詩編作者の動機だったのでしょうか。

決してそうではありません。この詩編作者はエホバを「激しく憎む」者たちに裁きが執行されることを求めて神に祈っていたのです。(2節)そうなれば他の諸国民は,エホバという名の神こそ「全地を治める至高者」であることを知るでしょう。(18節)そのように力が示されるなら,結果としてエホバという神のみ名が全地で大いなるものとされることになります。

わたしたちに対する教訓: エホバがご自分に従う者たちに報いを豊かにお与えになることは,「小麦の脂肪」という言葉に示されています。(詩編 81:16)ここの「脂肪」という語は比喩的に用いられており,最良のものという意味を言外に含んでいます。(詩編 63:5と比較してください。)イスラエル人が『エホバの声に聴き従って』いたなら,エホバは彼らを「小麦の脂肪」で,つまり最良の,えり抜きのもので祝福されたことでしょう。(詩編 81:11。申命記 32:13,14)同様に,もしわたしたちが『エホバの声に聴き従う』なら,エホバは豊かに祝福してくださいます。―箴言 10:22。

神に近づく

詩編 84編から89編までお読みください。詩編作者は神の家を慕い求める気持ちを言い表わしています。(詩編 84編)次に,流刑地から戻って来た人々が神の怒りの取り下げられることを求めています。(詩編 85編)ダビデはエホバが答えてくださると確信して,導きと保護を祈り求めます。(詩編 86編)『シオンで生まれた』者たちについての調べの後に,苦しむ者たちの申し立てが続いています。(詩編 87,88編)次に来るのが,ダビデとの契約に示されているエホバの愛ある親切を強調する詩編です。―詩編 89編。

◆ 84:3 ― なぜ鳥のことが述べられているのでしょうか。

この詩編作者,すなわち,コラの子孫であるレビ人の一人は,エホバの「大いなる幕屋」にいたいと切に願いました。(1,2節)しかし,レビ人は幾万人もいました。レビ人の一つの組が1週間幕屋で奉仕するよう割り当てられることは,半年に一度しかなかったことでしょう。それなのに,小さな鳥でさえ聖なる所に巣を作り,自分よりもずっと長くそこを住みかにしていました。この詩編作者にとって,鳥のように常時エホバの家に住むことによってエホバを賛美するのは,大きな喜びだったことでしょう。

◆ 89:49 ― この「愛ある親切の行為」とは何のことだったのでしょうか。

「愛ある親切の行為」とは,その特質をすべて備えた王国契約を指しています。苦難の時にイスラエル人が,その契約を信用しなかったためではなく,その契約に基づいて神に訴えかけるために,そうした約束にエホバの注意を引くのはふさわしいことでした。

わたしたちに対する教訓: 詩編 85編は,何に動かされて神の新しい事物の体制を慕い求めるべきかを強調しています。物質的な祝福については短い言及しかありません。(12節)おもに強調されているのは,愛ある親切,真実,義,および平和といった霊的な祝福です。(10-13節)エホバは物質的な渇望に訴えることはされず,新しい体制の霊的な祝福がわたしたちを動かす最も強力な力となるべきことを示しておられます。

『エホバは王となられた!』

詩編 90編から100編までお読みください。モーセは神のとこしえの存在と人間の短い寿命とを対比し,次いでエホバをわたしたちの安全の源として強調しています。(詩編 90,91編)エホバの優れた特質がほめたたえられており,続く詩編では神の力,愛ある親切,および義が王国のテーマと共に強調されています。―詩編 92-100編。

◆ 90:10 ― モーセは80年よりもずっと長く生きたのではありませんか。

120年生きたモーセは,一般の人々の典型ではありませんでした。エジプトを出た不信仰な世代のうち「二十歳以上」の登録された者たちは,40年以内に,すなわちモーセが述べた数字に十分収まる年齢で死ぬことになっていました。(民数記 14:29-34)モーセが死に際しても「その目はかすまず,その生気は失われていなかった」という記述は,モーセには神からの支えとなる力が与えられていたことを示しています。―申命記 34:7。

◆ 95:3 ― エホバが『他のすべての神に勝る王』であると言えるのはどうしてでしょうか。

宇宙の主権者であられるエホバは,至上者であり,すべての偽りの神々よりはるか上におられるので他のすべての神に勝る王です。エホバ神は,存在しない偽りの神々をも含めて,一部の人が崇拝するような何らかのみ使いやほかの何かとは全く比較になりません。

わたしたちに対する教訓: 詩編 91編は,わたしたちがエホバをほめたたえる別の理由,つまり「至高者の秘められた所」を強調しています。(1節)それは霊的安全の場所,すなわち,この詩編に述べられている要求を満たす者たちのための,霊的な害からの保護となる場所です。それは霊的な視力を持たない世の人々には知られていないという意味で『秘められて』います。それが「至高者の」秘められた所であるということは,わたしたちが宇宙主権の論争でエホバの側を支持する場合に限って,そこに安全を見いだせるということを示唆しています。

「あなた方はヤハを賛美せよ」

詩編 101編から106編までお読みください。ダビデはここで自分が政務をつかさどる方法を述べています。(詩編 101編)ある苦しむ者がエホバに「シオンを築き上げ」てくださるよう祈っています。(詩編 102編)続いて,「エホバをほめたたえよ」という呼びかけが,神の憐れみ,雄大さ,創造の業などに対する注意を促す詩編の中で繰り返されています。また,詩編に20回余り出てくる「あなた方はヤハを賛美せよ」という表現がここに初めて出ています。(詩編 103,104編)最後に,歴史を扱った二つの詩編がエホバを,その民のために行なわれた事柄ゆえにほめたたえています。―詩編 105,106編。

◆ 102:25 ― だれが「地の基を据え」たのですか。

詩編作者は神について語っていましたが,使徒パウロはそれらの言葉をイエス・キリストに当てはめました。(ヘブライ 1:10,11)イエスは宇宙の創造においてエホバの代理者として行動していたので,結果的には,その言葉はイエスにも当てはまります。(コロサイ 1:15,16)ですから,イエスが「地の基を据え」たと言うこともできます。

◆ 103:14 ―「造り」とは何を意味しているのでしょうか。

ここで「造り」と訳されている語は,創世記 2章7節で用いられている『形造る』という動詞,また粘土を形造る人を指して用いられる「陶器師」という名詞と関連しています。(イザヤ 29:16。エレミヤ 18:2-6)それで,大いなる陶器師エホバはわたしたちが土の器のようにもろいことを知っておられ,わたしたちを優しく扱ってくださる,ということを詩編作者はわたしたちに思い起こさせてくれています。―コリント第二 4:7と比較してください。

◆ 104:4 ― エホバはどのように『ご自分の使いたちを霊とされる』のでしょうか。

み使いたちは既に霊の被造物ですから,この聖句がその霊の体に言及しているということはあり得ません。しかし,「霊」という語は「風」あるいは「活動力」を意味することもあります。ですから,神はご自分の使いたちをご自分の意志を遂行するための強力な力としてお用いになることができます。み使いたちは刑を執行する代理者として,すなわち「むさぼり食う火」として用いられることもあります。クリスチャンは,自分たちの宣べ伝える業がそのような強力な被造物であるみ使いたちに支えられていることを知ると,安心できます。―啓示 14:6,7と比較してください。

わたしたちに対する教訓: 詩編 106編から,反逆したコラ,ダダン,およびアビラムが,神の国民の管理者としてのモーセの地位に対するそねみを抱いたことを知ることができます。(詩編 106:16。民数記 16:2-11)結局その反逆は,反逆者の間で『火が燃えはじめた』時,打ち砕かれました。(詩編 106:18)確かに,誇りやそねみの危険がここで明らかにされています。今日のエホバの任命された僕に言い逆らうことも同じようにエホバの不興を買うことがあります。―ヘブライ 13:17。ユダ 4,8,11。

実際,エホバはわたしたちが感謝すべき多くのものを与えてくださいました。エホバがわたしたちに注いでくださった祝福すべてを考えるとき,わたしたちは詩編作者が「わたしの魂よ,エホバをほめたたえよ」と述べて勧めていることを行なうべきではないでしょうか。―詩編 103:1。

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