-
「善意の時」イザヤの預言 ― 全人類のための光 II
-
-
「それは可能である」というのが答えです。エホバはこう保証しておられます。「力ある者に捕らわれた者たちの一団といえども奪い去られ,既に圧制者のもとに奪い取られた者たちも逃げ出すであろう」。(イザヤ 49:25前半)なんと慰めとなる保証なのでしょう。そのうえ,ご自分の民に対するエホバの善意には,彼らを保護するという確約が伴っています。エホバは,あいまいな言い方をせず,「そしてあなたと争う者に対しては,わたしが争い,あなたの子らについては,わたしがこれを救うであろう」と述べておられます。(イザヤ 49:25後半)この確約は今でも有効です。ゼカリヤ 2章8節に記録されているとおり,エホバはご自分の民に向かって,「あなた方に触れる者はわたしの目の玉に触れているのである」と言われます。わたしたちは確かに善意の期間を楽しんでおり,その期間中,全地のもろもろの民には霊的なシオンに群れ集まる機会が開かれています。しかし,その善意の期間もやがて終わりを迎えます。
-
-
「善意の時」イザヤの預言 ― 全人類のための光 II
-
-
30 エホバは,ご自分の民のためにどんな救いを実行してこられましたか。さらに,これから何を行なわれますか。
30 こうした言葉が最初に現実のものとなったのは,エホバがキュロスを用いてご自分の民をバビロンの束縛から自由にした時のことです。同様に,1919年にも現実のものとなりました。その年,エホバは,即位したみ子イエス・キリストを用いてご自分の民を霊的な奴隷状態から解き放ったのです。それゆえ,聖書はエホバとイエスの両方を救い主と呼んでいます。(テトス 2:11-13; 3:4-6)エホバはわたしたちの救い主であられ,メシアであるイエスは神の「主要な代理者」です。(使徒 5:31)イエス・キリストを通してなされる神の救いは,まさに驚くべきものです。エホバは良いたよりによって,心の正しい人々を偽りの宗教の束縛から自由にされます。また,贖いの犠牲によって,その人々を罪と死の束縛から救出されます。1919年には,イエスの兄弟たちを霊的な束縛から救出なさいました。そして,足早に近づくハルマゲドンの戦いにおいては,忠実な人々の大群衆を,罪人に臨む滅びから救出なさいます。
-