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  • 3人の王がベツレヘムのイエスを訪ねましたか
  • 目ざめよ! 1999
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目ざめよ! 1999
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聖書の見方

3人の王がベツレヘムのイエスを訪ねましたか

イエスが生まれた後,東方から来た著名な人々がベツレヘムに到着し,ユダヤ人の王としてのイエスに敬意を表しました。クリスマスを祝う世界じゅうの多くの人は,今でもその訪問を記念しています。

ある地域の人々はキリスト降誕の場面を描いた模型を製作し,生まれたばかりのイエスに贈り物を携えて近づく,東方からの訪問者たちを,3人の王として表わします。“聖なる王たち”の衣装をまとった子どもたちが近所を練り歩く国もあります。2,000年たった後の今日でさえ,至る所で人々はそれら珍しい訪問者のことを思い起こします。では,その訪問者とは一体どんな人々だったのでしょうか。

王たちだったのか

この出来事に関する歴史的記録は聖書のマタイによる書にあり,こう記されています。「イエスの誕生後,ある日,東方からの占星術者たちがエルサレムに着いて,こう尋ねた。『生まれたばかりのユダヤ人の王はどこにおられますか。私たちはその方の星が昇るのを見たので,その方に敬意を表するために参りました』」。(マタイ 2:1,2,新アメリカ聖書[英語])この聖書翻訳では,東方からの訪問者たちのことがどうして王ではなく,占星術者と呼ばれているのでしょうか。

この聖句では,ギリシャ語のマゴスの複数形が使われています。この語は聖書翻訳によって,「賢人」,「占星術者」,「占星家」など様々に訳されており,単に「マギ」と転写される場合もあります。この語は,恒星や惑星の位置に基づいて助言を述べたり予言したりする人々を指して使われています。ですから聖書は,ベツレヘムを訪れたのが占い師であって,神の不興を招く秘術を行なう者たちだったことを示しています。―申命記 18:10-12。

それらの訪問者は王でもあったのでしょうか。もしそうだったなら,聖書はそのことを示しているはずだと考えるのは道理にかなっています。マタイ 2章1節から12節には「王」という語が4回出ており,1回はイエスを,あとの3回はヘロデを指して使われていますが,マギが王たちと呼ばれている箇所は一つもありません。この点について,「カトリック百科事典」(英語)は,「マギは王たちであったと考えた教父は一人もいない」と述べています。聖書も同じ見方をしています。

そこにいたのは3人か

聖書の記録はマギの人数を示していません。とはいえ,キリスト降誕の場面やクリスマス・キャロルは,マギが3人いたという一般に受け入れられている伝承を支持するものとなっています。その考えは,贈り物が3種類あったことに由来しているようです。それらの贈り物について聖書には,「彼らはまた,自分たちの宝物を開き,[イエス]に贈り物を,金・乳香・没薬を差し出した」とあります。―マタイ 2:11。

3種類の贈り物が差し出されたのだから,マギは3人だったに違いないと考えるのは,しっかりした推論の仕方と言えるでしょうか。イスラエルを訪問したもう一人の著名な人物に関する記述を考慮してみましょう。かつてシェバの女王はソロモン王を訪ね,「バルサム油や非常に多くの金および宝石」を王に差し出しました。(列王第一 10:2)3種類の贈り物について述べられていますが,それらのものを献上した人として言及されているのはシェバの女王だけです。女王の贈り物の数は,その時,ソロモンに近づいた人が3人いたことを示していません。同様に,イエスにささげられた三つの贈り物は,それを携えて来た人の数とは無関係です。

「カトリック百科事典」はこう述べています。「福音書の物語では,マギの人数は省略されており,この点で確かな伝承は一つもない。3人のマギについて語っている教父たちもいるが,恐らく贈り物の数の影響を受けているのであろう」。同事典はさらに,絵画の場合,イエスを訪ねているのは2人,3人,4人など様々で,8人という絵さえある,と述べています。伝承の中には12人という数を支持するものもあります。実際,マギの人数を確認する方法など一つもありません。

人気はあるが,不正確な話

一般に信じられている考えとは反対に,イエスの誕生後,マギが最初に着いたのはベツレヘムではなく,エルサレムでした。イエスの誕生の際,マギは居合わせていませんでした。その後,ベツレヘムに行った時,聖書によれば,『家の中に入った彼らは幼子を見た』のです。(マタイ 2:1,11)それで,マギがイエスを訪ねた時には,明らかにイエスの家族は普通の住まいに移っていました。マギは飼い葉おけに横たわっているイエスを見たのではありませんでした。

聖書に照らしてみるなら,イエスの誕生の際,3人の王たちがイエスをたたえたという広く知られた話は正確なものとは言えません。前述のとおり,聖書の教えによれば,イエスを訪ねたマギは王たちではなく,秘術を行なう占星術者たちでした。聖書の記録は,マギが何人いたかを示していません。また,彼らがイエスを訪ねたのは,イエスが誕生した時,つまり飼い葉おけの中に置かれていた時ではなく,しばらくたってイエスの家族が一軒の家に住んでいたころのことでした。

広く知られている3人の王たちの話など,昔から伝わるクリスマスにちなんだ物語は,聖書的に言えば不正確ですが,一般には祭りの時期の無害な物語とみなされています。しかしクリスチャンは,偽りとは無関係の崇拝様式を高く評価しています。イエスご自身もそう考えておられました。イエスはかつて,み父にささげた祈りの中で,「あなたのみ言葉は真理です」と言われました。(ヨハネ 17:17)そして,こうも言われました。「真の崇拝者(は)霊と真理をもって父を崇拝(し)ます。……実際,父は,ご自分をそのように崇拝する者たちを求めておられるのです」― ヨハネ 4:23。

[15ページの図版]

「マギ礼拝」

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