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目ざめよ! 1986
目86 2/8 26–27ページ

聖書の見方

テロリズム ― 激増しているのはなぜか

「一部の非道な行為をなくすために,大陸の半分を爆破し,大量の血を流さねばならないとしても,そうすることに良心の呵責など抱いてはならない」― ドイツの革命家,カール・ハインツェン,1809-1880。

ドイツのドルトムントのデパートで爆弾が爆発し,書籍その他の品物が瞬時に宙に舞いました。8人の買い物客が負傷し,中には重傷を負った人もいました。またもや政治的過激派の卑劣な行為でしょうか。そうではありません。「ほんの冗談のつもりだったんだ」と,ほどなくして警察に身柄を拘束された20歳の男は言いました。しかし,政治的な動機がなかったからといって,それがテロ行為でなくなるわけではありません。

1985年の2月28日から3月8日までのわずか九日間に,北アイルランド,レバノン,スペイン,およびドイツ連邦共和国では,テロリズムの血生臭い手にかかって72人が死に,245人が負傷しました。その後も,卑劣な者たちの引き起こす恐怖,不安,衝撃はとどまるところを知りません。

文明世界にいるというのに,人々が自分たちの目標達成のために暴力という手段に訴えるのはなぜでしょうか。暴力は阻止できるものなのでしょうか。今後,阻止されることになるのでしょうか。聖書は確かな答えを与えています。

テロリズムに走るのはなぜか

「悪を行なう者たちのために激こうしてはならない。……怒りをやめ,激怒を捨てよ。激こうし,そのためにただ悪を行なうことになってはならない」。「単なる虐げが賢い者に気違いじみた行動を取らせることがあ(る)」。―詩編 37:1,8。伝道の書 7:7。

平和がなく,環境が整備されず,社会的あるいは経済的な不公平があるといった問題に政府が首尾よく対処できずに失敗を繰り返しているような場合,また,抑圧や差別を許し,場合によってはそれを奨励するような場合,人々が「激こう」するようになるのも無理のないことです。人々は,『何とかしなければならない。今しなければ,いつするのか。自分がしなければ,だれがするのか』というふうに考えます。

時には失意が高じて,『賢い者でも気違いじみた行動を取る』ことがあります。穏健な抗議運動を行なう人々は,自分は賢いと考えて,初めはただ非暴力の市民的不服従運動にだけ没頭するかもしれません。しかし,こうした運動は瞬く間に暴力行為へとエスカレートしかねません。例えば,人種的にも経済的にも分裂しているアフリカの一つの国に目を向けてください。初めは平和的なデモ行進だったのが,戦闘的な抵抗に終わってしまいました。タイム誌は,「四半世紀にわたる闘争の後の今,そして最近改革が約束されたにもかかわらず,この分裂した土地では今なお暴力が幅を利かせている」と述べています。

「悪い業に対する刑の宣告が速やかに執行されなかったため,それゆえに人の子らの心はその中で悪を行なうよう凝り固まってしまった」― 伝道の書 8:11。

悪行者を逮捕して法に照らして処罰するのが難しいことは明らかです。場所によっては,訴えられた悪行者に裁判所が寛大すぎるような所もあります。加えて,裁判所がたくさんの仕事に追われて,当局者が「悪い業に対する刑の宣告(を)速やかに」下せなくなっており,悪行者の心が「悪を行なうよう凝り固ま(る)」要素がここにあります。諸政府は,国際テロリズムどころか“普通の”犯罪にも手を焼いているのですから,罰を受けずにうまくやろうという誘惑に駆られる人が多いのかもしれません。

それにしても今,激増しているのはなぜか

『終わりの日には,対処しにくい危機の時代が来ます。人々は自分を愛する者,感謝しない者,忠節でない者,自然の情愛を持たない者,容易に合意しない者,自制心のない者,粗暴な者,善良さを愛さない者となるでしょう』― テモテ第二 3:1-3。

聖書の年代計算と聖書預言の成就は,今の世代の人々が「対処しにくい危機の時代」である「終わりの日」に生きていることを示しています。上に述べられているような性格の男女はテロリストの世界によくいそうな人たちだ,と思いませんか。そのような人たちの数は,「終わりの日」がその結末に向かうにつれて増加してきているのですから,暴力行為が人間社会のあらゆる面に広がってゆくとしても驚くことはありません。

「そして,地はまことの神の前に損なわれ,地は暴虐で満ちるようになった」。「人の子の臨在はちょうどノアの日のようだからです」。―創世記 6:11,13。マタイ 24:37。

ノアの日には,神の霊の子で自ら悪霊となった者たちが,暴虐に満ちた世界を作り出すのに相当の役割を果たしました。(創世記 6:1-5)これら邪悪な者たちは,人間に直接影響を与えるため,ノアの時代のように人間の体を着けることはもはやできません。しかし,今日その者たちの間接的な,目に見えない攻撃は,昔に劣らず人の命を脅かすものです。

わたしたちは今,「[栄光を受けた]人の子」イエス・キリスト「の臨在」の日に生きているのですから,世界がノアの日と同じような暴虐で血に染まるのを予期できます。現に,イエスが予言されたとおり,『不法の増加』が見られます。(マタイ 24:12)これは,「悪魔またサタンと呼ばれ……ている者(が)……地に投げ落とされ,その使いたちも共に投げ落とされた」からにほかなりません。それはどんな結果をもたらしたでしょうか。「地と海にとっては災いである。悪魔が,自分の時の短いことを知り,大きな怒りを抱いてあなた方のところに下ったからである」。(啓示 12:7-12)今日,テロリズムがかつてなかったほどの勢いで増加している主な理由は,ここにあるのではないでしょうか。

産みの苦しみ

イエスは,ご自分の王国の設立からこの邪悪な体制の滅亡までの過渡期に起きるさまざまな出来事を預言されました。(マタイ 24章。マルコ 13章。ルカ 21章)イエスは,マルコ 13章8節に記録されているとおり,「苦しみの劇痛」があるであろうと言われました。文字通りの陣痛も,出産が近づくにつれ,その頻度と激しさを増すように,イエスが「終わりの日」のしるしとして描写された苦しみの劇痛も,何者も抗し難いキリストの支配の時が近づくにつれ,頻度と激しさを増すことでしょう。

ですから,テロリズムの「劇痛」が増大しているのも不思議ではありません。テロ行為の増大により,事情に通じていない人々は,イエスの預言の成就として,「人の住む地に臨もうとする事柄への恐れと予想から気を失います」。しかし,イエスの次の言葉の意味を知っている人たちは違います。「しかし,これらの事が起こり始めたら,あなた方は身をまっすぐに起こし,頭を上げなさい。[テロリズムからの救出を含む]あなた方の救出が近づいているからです」― ルカ 21:26,28。

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政府が諸問題に対処できない場合,人々は「激こう」するようになることがある

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ノアの日には,暴虐に満ちた世界を作り出すのに悪霊たちが相当の役割を果たした

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