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アンナスのところへ,それからカヤファへこれまでに生存した最も偉大な人
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このようなやりとりの後,アンナスはイエスを縛ったまま大祭司カヤファのもとに送ります。
このころまでに,すべての祭司長と年長者や書士たち,つまりサンヘドリン全員が集合し始めます。会合の場所はカヤファの家のようです。しかし,過ぎ越しの晩にこのような裁判を行なうことは,明らかにユダヤ人の律法に反しています。それでも宗教指導者たちは自分たちの邪悪な目的を遂げようとします。
何週間か前,イエスがラザロを復活させた時,サンヘドリンはすでにイエスを死刑にすることを自分たちの間で決めていました。つい二日前の水曜日にその宗教上の権力者たちは,うまく仕組んでイエスを捕らえて殺そうと相談しました。考えてみてください。イエスは裁判にかけられる前から実際に有罪とされていたのです。
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中庭での否認これまでに生存した最も偉大な人
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ゲッセマネの園でイエスを見捨て,怖くなってほかの使徒たちと一緒に逃げてしまったペテロとヨハネは,途中で逃げるのをやめます。そして恐らく,イエスがアンナスの家に引いて行かれる途中でイエスに追いついたのでしょう。アンナスがイエスを大祭司カヤファのもとに送り出すとき,ペテロとヨハネはかなり離れてあとに付いて行きます。多分,自分が命を落とすことを恐れる気持ちと,主人の身に何が起きるのかをひどく心配する気持ちとで,心は乱れていることでしょう。
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