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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2011
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読者からの質問

イエス・キリストが杭につけられた正確な時刻を特定することはできますか。

この質問が生じるのは,イエスの死に関する福音書筆者マルコと使徒ヨハネの霊感を受けた記述が,食い違っているように見えるからです。マルコは,「時はすでに第三時であり,彼ら[兵士たち]はイエスを杭につけた」と述べています。(マル 15:25)一方,ヨハネによれば,ピラトがイエスを杭につけるためユダヤ人の手に渡したのは「第六時ごろ」とされています。(ヨハ 19:14-16)聖書解説者たちは,矛盾と思えるこの点を解決するため,様々な説明を加えてきました。しかし,聖書には,この相違点を説明できるほど十分な情報はありません。それでも,当時の人々が時間をどう計っていたかを考えることにより,助けが得られます。

西暦1世紀,ユダヤ人は日中を十二時間に分け,日の出から数え始めました。(ヨハ 11:9)ですから,「第三時」は午前8時から9時にまで及び,「第六時」は正午ごろに終わりました。もちろん,日の出と日没の時間は年間を通して変わるので,昼間の長さは季節によって変動しました。さらに,時刻は太陽の位置を観察して判断されました。ですから,時の表現は大まかなものでした。クリスチャン・ギリシャ語聖書は,何かの出来事が起きた時刻として一般に,第三時,第六時,第九時を挙げています。それは多くの場合,だいたいその時刻に起きたという意味です。(マタ 20:3,5。使徒 10:3,9,30)「第七時」といった,より細かな時間表現は,記された出来事において時が肝要な意味を持つ場合だけに用いられました。―ヨハ 4:52。

イエスの地上における最後の日に起きた出来事の時間的要素に関して言えば,福音書の記述には調和があります。福音書筆者たちはすべて,夜が明けてから祭司たちと年長者たちが集まり,イエスをローマ総督ポンテオ・ピラトのもとへ送ったことを示しています。(マタ 27:1。マル 15:1。ルカ 22:66。ヨハ 18:28)マタイ,マルコ,ルカは,イエスがすでに杭につけられていた第六時から闇が地に垂れこめて,「第九時にまで及んだ」ことを伝えています。―マタ 27:45,46。マル 15:33,34。ルカ 23:44。

イエスが杭につけられた時刻に関係すると思われる一つの重要な要素は,むち打ちが,杭につける過程の一部とみなされたことです。ひどくむち打たれた人が,そのために死亡することもありました。イエスのむち打ちも厳しいものだったに違いありません。そのため,最初は自分で苦しみの杭を負うことができたものの,途中で別の男に運んでもらう必要がありました。(ルカ 23:26。ヨハ 19:17)杭につけることがむち打ちから始まると見られていたのであれば,イエスが実際に苦しみの杭に釘づけされるまでに,幾らかの時間が経過していたことでしょう。ですから,杭につけられた時刻に関する違いは,出来事全体におけるどの段階に注意を向けたかによるのかもしれません。

使徒ヨハネが福音書を記したのは,他の福音書の数十年後だったため,それらの書が活用できました。確かにヨハネが記した時刻は,マルコのものとは違うように見えます。しかしそれは,ヨハネがマルコの記述をそのまま写したのでないことの明確な証拠です。ヨハネもマルコも神の霊感を受けていました。聖書には,この相違点を説明できるほど十分な情報はありませんが,わたしたちは福音書の記述を信頼することができます。

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