ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 塔06 9/15 8–9ページ
  • 『イエスについて話すのをやめるわけにはいきません』

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 『イエスについて話すのをやめるわけにはいきません』
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2006
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 断固たる決意
  • 従順は報われる
  • 「私たちは……神に従わなければなりません」
    神の王国について徹底的に教える
  • あなたはだれに従いますか ― 神に,それとも人に?
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2005
  • ガマリエル ― タルソスのサウロを教えた人
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1996
  • ガマリエル
    聖書に対する洞察,第1巻
もっと見る
エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2006
塔06 9/15 8–9ページ

「わたしたちは,自分たちの支配者として人間より神に従わねばなりません」

『イエスについて話すのをやめるわけにはいきません』

西暦33年,エルサレムにあるユダヤ人の法院での出来事です。威圧感を与えるこの法廷で,サンヘドリンはイエス・キリストの12人の追随者に対する審理を始めようとしていました。なぜでしょうか。彼らがイエスについて宣べ伝えていたからです。使徒のペテロとヨハネにとって,この法廷に立つのは2度目のことでした。他の使徒たちの場合,ここで裁かれるのは初めてのことです。

大祭司は12使徒に対し,以前にその法廷が下した命令を引き合いに出します。前回,ペテロとヨハネは,イエスについて宣べ伝えるのをやめるようにと命じられた時,こう答えていました。「神よりもあなた方に聴き従うほうが,神から見て義にかなったことなのかどうか,あなた方自身で判断してください。しかし,わたしたちとしては,自分の見聞きした事柄について話すのをやめるわけにはいきません」。イエスの弟子たちは勇気を祈り求めた後,良いたよりを宣明し続けました。―使徒 4:18-31。

大祭司は,以前の脅しが功を奏していないことを見て取り,この2回目の裁判で次のように言明します。「この名によってもう教えてはならないときっぱり命じておいたのに,見よ,あなた方はエルサレムをあなた方の教えで満たしてしまい,しかも,この人の血をわたしたちにもたらそうと決めている」。―使徒 5:28。

断固たる決意

ペテロとほかの使徒たちは勇気をもってこう答えます。「わたしたちは,自分たちの支配者として人間より神に従わねばなりません」。(使徒 5:29)実際,エホバの命令と人間の要求が相いれない場合には,単なる人間ではなく,エホバに従わなければなりません。a

神への忠誠を曲げるつもりはないという使徒たちの言葉は,サンヘドリンの成員に対して十分に説得力があるはずです。それらユダヤ人社会の指導者たちは,神に従順であるべきかとの問いに対し,本来は一人の例外もなく肯定の答えを述べるべき立場にありました。そもそも,この法廷の成員は,神こそ宇宙の主権者なる主であると信じているのではないでしょうか。

この時ペテロは使徒たちを代表して発言していたと思われますが,宣教奉仕の点で自分たちは人間より神に従うと述べました。神に従っている以上,不服従であるとの非難は当たっていないと論じます。サンヘドリンの成員は,人より神に従うのが明らかに正しいことを自国民の歴史から知っていたはずです。エジプトで二人の産婆は,ファラオではなく神を恐れ,ヘブライ人の女性が産んだ男の子たちを生かしておきました。(出エジプト記 1:15-17)ヒゼキヤ王は降伏を迫られた時,セナケリブ王ではなくエホバに従いました。(列王第二 19:14-37)サンヘドリンの成員がよく通じていたヘブライ語聖書は,エホバがご自分の民に従順を求めておられることを強調しています。―サムエル第一 15:22,23。

従順は報われる

高等法廷の成員のうち少なくとも一人は,「自分たちの支配者として人間より神に従わねばなりません」という言葉に心を動かされたようです。サンヘドリンの裁き人の一人として尊敬を集めていたガマリエルは,法廷の成員だけの協議の場で賢明な助言を与え,それを受け入れるよう諭します。以前の例を引き合いに出して,使徒たちの業を妨げるのは賢明ではないと指摘し,こう締めくくります。「この人たちに手出しせず,彼らをほっておきなさい。……さもないと,あなた方は,実際には神に対して戦う者となってしまうかもしれません」。―使徒 5:34-39。

高等法廷は,道理にかなったその勧めに納得し,使徒たちを釈放します。使徒たちはむち打たれましたが,この体験のゆえにおじけづいたりはしません。聖書の記録はこう述べています。「彼らは毎日神殿で,また家から家へとたゆみなく教え,キリスト,イエスについての良いたよりを宣明し続けた」。―使徒 5:42。

使徒たちは,神に至上の権威があるという主張を貫いたゆえに,大いに祝福されました。今日の真のクリスチャンも同様の態度を取ります。エホバの証人は今後も,至上の支配者としてエホバに目を向けます。神の指示に反する命令を与えられたなら,使徒たちのように,「わたしたちは,自分たちの支配者として人間より神に従わねばなりません」と答えます。

[脚注]

a 「2006 エホバの証人のカレンダー」の9月/10月をご覧ください。

[9ページの囲み記事/図版]

疑問に思ったことがありますか

聖書筆者ルカは,サンヘドリンが内輪で協議した際のガマリエルの発言をどのようにして知ったのでしょうか。ガマリエルの言葉は,神の霊感によってルカに啓示されたのかもしれません。パウロ(かつてガマリエルの門弟だった)が,その発言についてルカに知らせたとも考えられます。あるいは,ルカが高等法廷の好意的な成員から情報を得た可能性もあります。

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする