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  • 塔研18 7月号 12–16ページ
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  • あなたはだれに目を向けていますか
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔(研究用)2018
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔(研究用)2018
塔研18 7月号 12–16ページ
モーセが岩を打ち,水が出てくる。

あなたはだれに目を向けていますか

「わたしはあなたに向かって目を上げました。ああ,天に住んでおられる方よ」。詩編 123:1

歌: 128,63

どのように答えますか

  • エホバに目を向けるとはどういうことですか。

  • モーセが約束の地に入れなかったのはなぜですか。

  • モーセの例からどんなことを学べますか。

1,2. エホバに目を向けるとはどういうことですか。

今は「対処しにくい危機の時代」です。間もなく平和な新しい世が来ますが,それまでの間,状況はますます悪くなるでしょう。(テモ二 3:1)それで,こう自問するのはよいことです。「助けや指示が必要な時,だれに目を向けるだろうか」。きっと,エホバに目を向けたいと思うことでしょう。

2 エホバに目を向けるとはどういうことでしょうか。難しい問題にぶつかる時,どうすればエホバに目を向け続けることができますか。詩編作者は,助けが必要な時にエホバに向かって目を上げることの大切さを認めました。(詩編 123:1-4を読む。)エホバに目を向けることを,僕が主人に目を向けることに例えています。僕がいつも主人に目を向けるのは,食べ物や保護を得るためだけではありません。主人の意向を察し,その意向に沿って行動するためです。わたしたちも,いつも聖書を調べて自分に対する神のご意志を確かめ,神の指示に従う必要があります。そうすれば,エホバは必要な助けを与えてくださいます。(エフェ 5:17)

3. どんなことが原因でエホバから目をそらしてしまうことがありますか。

3 エホバにいつも目を向けることの大切さを知っていても,ほかのことに気を取られてしまうことがあります。イエスの友マルタも「いろいろな用事に気を遣って」いました。(ルカ 10:40-42)マルタは忠実な人でした。でも,イエスがそばにいた時に,あまり重要ではない事柄に気を散らされてしまいました。同じようなことはわたしたちにも生じ得ます。この記事では,他の人の言動のせいでエホバから目をそらしてしまうことがある,ということを学びます。どうすればエホバに目を向け続けることができるかも考えます。

忠実な人が失敗する

4. モーセが約束の地に入れなかったことが意外に思えるのはなぜですか。

4 モーセはエホバに目を向け,指示を求める人でした。「見えない方を見ているように終始確固として」いました。(ヘブライ 11:24-27を読む。)聖書には,「エホバが顔と顔を合わせて知ったモーセのような預言者はいまだイスラエルに起きていない」とも記されています。(申 34:10)モーセはエホバとそれほど親しい関係にありました。しかし,約束の地に入れませんでした。(民 20:12)なぜでしょうか。

5-7. イスラエル人がエジプトを出てから間もなく,どんな問題が生じましたか。モーセはどうしましたか。

5 イスラエル人がエジプトを出て2か月もたたないうちに,重大な問題が生じました。シナイ山に着く前のことです。人々は水がないことで不平を言い始め,モーセに不満をぶつけました。ついにモーセはエホバにこう叫びました。「わたしはこの民をどうすればよいのでしょうか。もう少しすれば,彼らはわたしを石打ちにすることでしょう」。(出 17:4)エホバはモーセに明確な指示を与えました。杖でホレブの岩を打つようにという指示です。そうすれば,岩から水が出てきます。「モーセはイスラエルの年長者たちの見るところでそのとおりに行な[い]」ました。イスラエル人は十分に水を飲み,問題は解決しました。(出 17:5,6)

6 聖書にはこう記されています。「[モーセ]はその場所の名をマッサ,またメリバと呼んだ。イスラエルの子らが言い争ったため,また彼らが,『エホバはわたしたちの中におられるのかおられないのか』と言ってエホバを試みたためである」。(出 17:7)マッサには「試みる」,メリバには「言い争う」という意味があります。

7 エホバはメリバでの出来事についてどうお感じになったでしょうか。イスラエル人が単にモーセにではなく,ご自分に反抗しているとお考えになりました。(詩編 95:8,9を読む。)イスラエル人は間違ったことをしました。でもモーセは正しく行動しました。エホバに助けを求め,神の指示に従ったのです。

8. 荒野での旅の終わりごろ,どんなことがありましたか。

8 40年ほど後,荒野での旅の終わりごろに同じようなことが起きました。イスラエル人は約束の地の境界付近のカデシュに近い場所にいました。この場所もメリバと呼ばれることになります。a イスラエル人は水がないことで再び不平を言いました。(民 20:1-5)モーセはどうしたでしょうか。

9. モーセはどんな指示を受けましたか。しかし,どう行動しましたか。(冒頭の挿絵を参照。)

9 モーセはエホバに目を向け,指示を求めます。今回エホバは,岩を打つようにとは言われませんでした。杖を取って,人々を大岩の前に集め,大岩に向かって話すよう指示しました。(民 20:6-8)しかし,モーセは大岩に向かって話すのではなく,集まっていた人々に怒りをぶちまけ,こう叫びます。「さあ聞け,反逆の者たち! この大岩からわたしたちはあなた方のために水を出すのか」。それから大岩を2回も打ちました。(民 20:10,11)

10. エホバはモーセの行動をどうお感じになりましたか。

10 エホバはモーセに対して激怒しました。(申 1:37; 3:26)なぜでしょうか。幾つかの理由があったと思われます。一つには,モーセが今回の新たな指示に従わなかったからかもしれません。

11. モーセが岩を打ったため,人々はエホバが奇跡を行なったとは思わなかったかもしれません。なぜですか。

11 別の理由も考えられます。最初のメリバの付近にあった岩は硬い花こう岩でした。どんなに強く打っても水が出てくるはずはありません。しかし,2番目のメリバの付近の岩はほとんどが軟らかい石灰岩でした。石灰岩は水を通すので地下に水がたまり,岩の裂け目から水が出てくることがありました。ですから,モーセが岩を2回打って水を出した時,人々はそれがエホバの奇跡ではなく,単なる自然現象だと考えたかもしれません。b

モーセは反逆した

12. エホバがモーセとアロンに対して怒った理由として,ほかにもどんなことが考えられますか。

12 エホバがモーセとアロンに対して怒った理由はほかにも考えられます。モーセは人々に「この大岩からわたしたちはあなた方のために水を出すのか」と言いました。「わたしたち」とはモーセとアロンのことだと思われます。モーセには奇跡の力の源であるエホバへの敬意がひどく欠けていました。詩編 106編32,33節にもこう記されています。「彼らはメリバの水のところで怒りを招き,それゆえ,モーセは彼らのために災いに遭いました。彼らがその霊を憤激させ,彼がその唇で性急に話しはじめたからです」。c (民 27:14)モーセはエホバに誉れをもたらしませんでした。エホバはモーセとアロンにこう言いました。「あなた方[は]わたしの指示に背いた」。(民 20:24)本当に重大な罪でした。

13. エホバがモーセに与えた罰が,適切で一貫性のあるものだったと言えるのはなぜですか。

13 エホバの民を指導する立場にあったモーセとアロンには,他の人々よりも多くのことが要求されていました。(ルカ 12:48)エホバは以前にイスラエル人が反逆した時,その世代の人々すべてをカナンの地に入らせないことにしました。(民 14:26-30,34)ですから,反逆したモーセに同じ罰を与えるのは適切で一貫性のあることでした。反逆した他の人々と同様,モーセは約束の地に入ることを許されませんでした。

問題の原因

14,15. モーセがエホバに反逆してしまったのはなぜですか。

14 モーセはどうしてエホバに反逆してしまったのでしょうか。詩編 106編32,33節にもう一度注目しましょう。「彼らはメリバの水のところで怒りを招き[または,神を怒らせ],それゆえ,モーセは彼らのために災いに遭いました。彼らが[モーセ]の霊を憤激させ,彼がその唇で性急に話しはじめたからです」。イスラエル人はエホバを怒らせるようなことをしました。その時モーセは憤激して自制心を失い,結果を考えずに話してしまいました。

15 人々が最初のメリバで不平を述べた時,モーセは正しく行動しました。でも2番目のメリバでは,他の人たちの言動のせいでエホバから目をそらしてしまいました。(出 7:6)反抗的なイスラエル人と何十年も接し,疲れやストレスがたまっていたのでしょう。エホバに栄光をもたらすことを忘れ,感情のままに行動してしまったのかもしれません。

16. モーセの間違いについて考えるべきなのはなぜですか。

16 モーセのような忠実な預言者が神から目をそらし,罪を犯してしまったのであれば,わたしたちにも同じことが生じ得ます。わたしたちも,エホバの約束しておられる新しい世に入ろうとしています。(ペテ二 3:13)その素晴らしい機会を失いたいとは思いません。新しい世に入るには,エホバにいつも目を向け,ご意志を行なう必要があります。(ヨハ一 2:17)では,モーセの間違いからどんなことを学べますか。

他の人の言動のせいでエホバから目をそらさない

17. ストレスを感じても,どうすれば自制心を保てますか。

17 ストレスを感じても自制心を失わない。同じ問題に何度も取り組まなければならないとしても,「りっぱなことを行なう点であきらめないようにしましょう。うみ疲れてしまわないなら,しかるべき時節に刈り取ることになるからです」。(ガラ 6:9。テサ二 3:13)ストレスを感じたり,同じ人に何度もいらいらさせられたりしても,言葉や感情を制御しますか。(箴 10:19; 17:27。マタ 5:22)他の人に感情を害されても,「神の憤りに道を譲り」ましょう。(ローマ 12:17-21を読む。)エホバに目を向け続ける人は,エホバに敬意を示し,エホバが行動してくださる時を辛抱強く待ちます。自分で復しゅうするなら,エホバに不敬な態度を示していることになります。

18. どのように指示に従うべきですか。

18 最新の指示に従う。エホバからの最新の指示に忠実に従いましょう。以前と同じ方法で行なえば問題ない,と考えるべきではありません。エホバが組織を通して与えてくださる新しい指示にすぐに従う必要があります。(ヘブ 13:17)「書かれている事柄を越え……ない」ことも大切です。(コリ一 4:6)そうすれば,エホバに目を向け続けることができます。

若い兄弟が他の人の行動にいら立っている。年長の兄弟がその兄弟に性急に反応しないよう勧めている。

他の人の言動にいら立ちますか。モーセの例からどんなことを学べますか。(19節を参照。)

19. どうすれば,他の人の間違いのせいでエホバとの関係が損なわれずにすみますか。

19 他の人の間違いのせいでエホバとの関係が損なわれないようにする。エホバにいつも目を向けていれば,他の人の言動のせいで苦々しい気持ちを抱いたり,エホバとの関係が損なわれたりすることはありません。モーセのように,神の組織で責任を担っている人にとって,このことは特に大切です。もちろん,わたしたち各自は「恐れとおののきをもって自分の救いを達成して」いかなければなりません。(フィリ 2:12)とはいえ,責任が大きくなれば,要求されることも多くなります。(ルカ 12:48)しかし,エホバを本当に愛しているなら,つまずいたり,神の愛から引き離されたりすることはありません。(詩 119:165。ロマ 8:37-39)

20. どんな決意を抱くべきですか。

20 この困難な時代に,「天に住んでおられる方」エホバにいつも目を向け,神のご意志を見分けることは本当に大切です。他の人の言動のせいでエホバとの関係が損なわれないようにしましょう。モーセの例から,そのことの大切さがよく分かります。周囲の人たちの不完全さに過剰に反応しないようにしましょう。次のように述べた詩編作者と同じ決意を抱きましょう。「わたしたちの目[は]わたしたちの神エホバに向けられます。神がわたしたちに恵みを示してくださるときまで」。(詩 123:1,2)

a このメリバはレフィディムの近くのメリバ(マッサ)とは別の場所で,カデシュの近くにありました。どちらの場所も,言い争いが生じたためメリバと呼ばれました。(「神の言葉の研究ガイド」のセクション7「エジプトからの脱出」を参照。)

b ジョン・A・ベック教授はこう述べています。「ユダヤ人の伝承によると,反逆者たちはモーセをあざけってこう言った。『モーセはその岩を打てば水が出ることを知っているのだ。本当に奇跡を行なう力があるというなら,この岩から水を出してもらおうじゃないか』」。もちろん,これは伝承に過ぎません。

c 「ものみの塔」1987年10月15日号の「読者からの質問」を参照。

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