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この世界はどのように終わりに至るかものみの塔 2012 | 9月15日
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しかし,そのエホバの日が始まる直前,世界の指導者たちは「平和だ,安全だ」と言っています。これは一つの出来事のことかもしれず,一連の出来事のことかもしれません。諸国家は,幾つかの大問題は間もなく解決できると考えるのでしょう。宗教指導者たちはどうですか。彼らも世の一部であり,政治指導者たちに声を和する可能性があります。(啓 17:1,2)そのような聖職者たちは,古代ユダの偽預言者たちに似た者となります。エホバは彼らについて,「彼らは……平和がないのに,『平和だ! 平和だ!』と言う」と述べておられます。―エレ 6:14; 23:16,17。
4. わたしたちは人類一般とは違い,何を明確に理解していますか。
4 「平和だ,安全だ」とだれが言うにしても,この進展は,エホバの日が始まることのしるしです。ですからパウロはこう述べることができました。「兄弟たち,あなた方は闇にいるのではありませんから,盗人たちに対するように,その日が不意にあなた方を襲うことはありません。あなた方はみな光の子……なのです」。(テサ一 5:4,5)わたしたちは人類一般とは違い,いま起きている出来事の聖書的な意味を明確に理解できます。では,人々が「平和だ,安全だ」と言うことに関するこの預言は,厳密にはどのように成就するのでしょうか。それは今後の進展を待たなければなりません。ですから,ぜひとも「目ざめていて,冷静さを保ち」ましょう。―テサ一 5:6。ゼパ 3:8。
自分の見方の誤りを思い知らされる「女王」
5. (イ)「大患難」はどのように始まりますか。(ロ)どんな「女王」が,自分の見方の誤りを思い知らされますか。
5 次に,どんなことが起こるでしょうか。パウロはこう述べています。「人々が,『平和だ,安全だ』と言っているその時,突然の滅びが……彼らに突如として臨みます」。この「突然の滅び」の第一局面は,「娼婦」とも呼ばれる「大いなるバビロン」,つまり偽りの宗教の世界帝国に対する攻撃です。(啓 17:5,6,15)
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