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  • 消えゆくオゾン ― 人間は自分たちの保護物を破壊しているのか
    目ざめよ! 1989 | 1月22日
    • 1974年,科学者たちはフロン,すなわちクロロフルオロカーボンがオゾンを破壊するガスではないかと疑い始めました。しかし,このフロンはどこにでもあり,絶縁材からコップやファースト・フードの容器に至るまで,あらゆる種類の海綿状プラスチック製品の製造に用いられていますし,スプレーの噴霧剤,エアコンや冷蔵庫の冷却剤,電子部品の洗浄用溶剤として利用されています。

      警告を発した一人の科学者は,次のように回顧しました。「『わかったぞ!』という喜びの叫びを上げた瞬間は私にはなかった。ただ,ある夜,家に帰って妻に言った。『仕事は非常にうまくいっている。だが世の終わりのようだ』」。しかし,フロンは1930年に発明されて以来,無害で非常に安定した物質として多くの人にもてはやされてきました。その人々は間違っていたのでしょうか。

      予告された脅威

      いいえ。彼らに間違ったところは少しもありませんでした。フロンは非常に安定していますが,まさしくその安定性ゆえに破壊力を保持します。捨てられたエアコンや発泡スチロール製のつぶれたコップから放出されるフロンは,ゆっくり上昇して成層圏にまで到達し,そこで紫外線の衝撃によって最後には分解され,実際にオゾンを破壊する物質 ― 塩素 ― を出します。塩素分子は不安定なオゾン分子と死のメヌエットを踊り,自分は無傷のままオゾンを破壊して,次の不幸なパートナーを見つけます。1個の塩素分子がこのようにして10万個ものオゾン分子を消滅させながら,100年以上も踊り続けることがあります。

      警告を受けた科学者たちは,フロンの主要な用途であるエアゾール・スプレーの噴霧剤に関する喧々囂々たる訴えを提起しました。1978年までに,カナダとスウェーデンと米国はエアゾールにフロンを使うことを禁止しましたが,これに倣った国はほとんどありません。さらに悪いことに,そのほとんどが耐久性のある化学製品に用いられたため,フロンの生産量は増え続けました。米国は依然として,世界の年間供給量の4分の1を消費しています。

  • 消えゆくオゾン ― 人間は自分たちの保護物を破壊しているのか
    目ざめよ! 1989 | 1月22日
    • [26ページの図]

      (正式に組んだものについては出版物を参照)

      成層圏

      紫外線

      成層圏のオゾン層

      対流圏

      地球

      スプレー

      △ フロン

      → 塩素

      ● オゾン

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