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サモア2009 エホバの証人の年鑑
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サモア式の証言
カナダ出身の開拓者で,1960年にウォーレス・ペドロと結婚したキャロラインは,思い出をこう語ります。「当時,証言に行くのはとても楽しい経験でした。ほとんどの家で,聖書の話し合いに喜んで応じる人に会えました。聖書研究を取り決めるのは簡単で,一家そろっての研究になることもしばしばでした。
「特に思い出すのは,へんぴな村々での伝道です。たいてい家から家に子どもたちが付いてきて,私たちの証言をじっと聞いています。そして,私たちが来ることを知らせに次の家に走って行きます。私たちが話題にする事柄や用いる聖句までも話すのです。そのうち,村の子どもたちに先を越されないように,いろいろな証言を準備しました」。
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サモア2009 エホバの証人の年鑑
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キャロライン・ペドロはこう語ります。「そのようなあいさつの折に,話す相手やその家族をよく知り,家の人も私たちについて知ることができます。その人が霊的に必要とするものをより効果的に与えるという点で,このことは役立ちました」。
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サモア2009 エホバの証人の年鑑
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人々は聖書によく通じているので,聖書の教えについての話し合いが延々と続くことは珍しくありませんでした。キャロライン・ペドロは,「そのようなやり取りによって聖書のさまざまな論題について自分自身も理解を深めることができました」と言います。
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