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アンモン人聖書に対する洞察,第1巻
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ラバの攻略に関して述べられている「マルカムの冠」とは,別の箇所でモレクまたミルコムと呼ばれているアンモン人の偶像の神の頭の上にあった冠を指していたようです。改訂標準訳はここでのヘブライ語マルカームを「彼らの王」と訳していますが,論理的に見てこれが人間の王を指していたとは思えません。その冠は「金一タラント(約34㌔)」もあったからです。その冠がダビデの頭の上に置かれたというのも,ほんの一瞬の行為であって,おそらくこの偽りの神に対する勝利を示すためだったのでしょう。―サム二 12:30。
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