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  • 目ざめよ! 2005
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目ざめよ! 2005
目05 9/8 3–4ページ

多様な自然界の協力関係

自然界において「生きてゆくには成長と繁殖が肝要だが,周りの生き物との緊密な関係を保ってゆくこともそれに劣らず肝要である」。―「生命の連係」(英語)。

海原はいたって穏やかでした。それをかき乱すものといえば,群がる海鳥のにぎやかな鳴き声だけでした。その騒ぎたつ様子は,海面下で何かが生じていることを示しています。にわかに水面が泡だち,白い円ができてゆきます。すると二つの巨大な影が,円の中ほどの澄んだ水面に姿を見せます。2頭のザトウクジラが,ひげの並ぶ口を大きく開けながら,海の深みから上がってきたのです。水面に出ると,その巨大なあごを閉じて潮を吹き上げ,再び潜って同じ動作を繰り返します。

ザトウクジラは組になって行動し,エビに似たオキアミの大群を囲い込んで捕らえます。この体重40㌧もある哺乳類は,水中バレーを演ずるかのように,小さな甲殻類の群れの下側に潜り込んで,それぞれ噴気孔から空気を吐き出しながら小さく旋回します。この見事な作戦によってオキアミの周りに気泡の“網”がかけられます。次いで,ザトウクジラはこの“網”の真ん中を垂直に上昇し,獲物たちを呑み込むのです。

アフリカの平原では,ヒヒとインパラがよく連係プレーを見せます。「この2つの動物は相互の警報システムを作り上げている」と,サイエンティフィック・アメリカン誌は述べています。インパラの鋭敏な嗅覚とヒヒの鋭い視覚が互いに補い合っているとき,捕食動物がそれらの動物に気づかれることなく近づくのは至難の業です。鋭い視覚を持つダチョウと,敏感な聴覚を持つシマウマとの間にも,同様のパートナーシップが存在します。

これらは生物界に見られる無数の協力関係のほんの数例にすぎません。実際,相互に支え合う関係は,微生物から人間に至るまで,さらには同じ種類や異なる種類の生物の間で,生命のあらゆるレベルに見られます。幾千年も前,自然を注意深く観察したソロモン王は,小さなアリに注目してこう書きました。「怠惰な者よ,ありのところへ行け。そのやり方を見て,賢くなれ。ありには司令官も,つかさも,支配者もいないが,夏の間にその食物を備え,収穫の時にその食糧を集めた」。―箴言 6:6-8。

アリは協力関係,勤勉さ,秩序の面で模範的と言えます。自分たちの体よりも大きな物を,力を合わせて引きずって帰ることもよくあります。傷ついたり衰弱したりした仲間が巣まで戻るのを助けるアリさえいます。アリのこうした特性を考えると,ソロモンが人間の模範としてアリを選んだのも不思議ではありません。

続く記事では,“自然という書物”の基本的なテーマが協力関係であることを取り上げます。この協力関係があるからこそ,人間を含めた生き物の生存が可能なのです。また逆に,人間がいかに自然を乱用し,汚染し,そこに住む生物を絶滅に追いやっているかにも触れます。創造者はいつまでもそのような状態を許しておかれるのでしょうか。

[3ページの図版]

上: ヒヒとインパラは相互の警報システムを作り上げている

[4ページの図版]

アリは協力関係の模範

[4ページの図版]

鋭い視覚を持つダチョウと,敏感な聴覚を持つシマウマとの間には,パートナーシップが存在する

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