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目ざめよ! 1990
目90 6/22 27ページ

誤解されているハイエナ

ハイエナほど悪口ばかり言われている動物も少ないでしょう。それに正直なところ,ハイエナはとてもかわいい動物とは言えません。よく光る丸い目,しり下がりの体,のっそりした動作などがすべて,観察する人間の多くに,何となくうすぎたない,そして陰険な感じを与えます。それに加えてハイエナは,狂人のような笑い声を出します。アフリカでは,そのうす気味悪いほえ声がしばしば,夜の静寂を破って聞こえてきます。このような特性を合わせ持っているので,あなたが身震いするのも当然かもしれません。

しかし,ハイエナに対する酷評は不相応で公正を欠いています。それで幾つかの点に関する誤解を正すことにしましょう。まず最初に,ハイエナはよく犬の一種と考えられていますが,そういうものではありません。ハイエナは別個の種で,犬に似ているところは外観だけです。

ハイエナは一般におくびょうな動物とも考えられています。しかし,おくびょう者であっては腕ききのハンターは勤まらないでしょう。ハンター? そうです。ハイエナは腐肉をあさるだけの清掃動物ではありません。アフリカの肉食獣の中でも並外れて強力な前肢と最強のあごを持っているので,獲物を狩ることにはたけており,水牛ぐらいの大きさの獲物でも仕留めます。

作家のクリス・マクブライドは南アフリカの肉食獣を研究していたとき,獲物を食べている雌ライオンをハイエナが追い払い,その獲物を横取りするのをたびたび目撃しました。ハイエナの群れの猛襲を阻止できるのは雄ライオンだけでした。ハイエナが本当におくびょうなら,そのような手ごわい敵を相手にして戦うでしょうか。そんなことは決してないでしょう。

どうして笑い声を出すのか

ハイエナの狂人のような笑い声を聞くと少し不快に感じるかもしれません。しかしハイエナは同族の仲間たちと交信しているにすぎないのです。「ブチハイエナは各々,他のハイエナが聞き分けることのできる独自のほえ声を持っている」と,南アフリカ共和国の専門家G・ミルズ博士は説明しています。このようにして,広い地域に散らばっている同族の仲間たちは,自分たちのなわばりを守るとか,狩りの群れをつくる必要の生じた場合に直ちに集まれるよう,互いに居場所を知らせ合っているのです。獲物を殺したり死肉を発見したりしたときのハイエナの興奮は,甲高い“笑い声”に表われます。

しかし,すべてのハイエナが笑い声を出すわけではありません。アフリカ南部に生息するカッショクハイエナは,ブチハイエナほど知られてはいませんが,ブチハイエナより小さくておとなしく,群れにならずに単独でえさを捜し回ります。この動物はどちらかというと声よりもにおいによって他との連絡を保ちます。

ハイエナは,肛門のところにある特殊な袋からペースト状のものを分泌して,草の茎,低木,岩などに各々自分特有のにおいを移します。ハイエナの臭覚はとても鋭いので,同族の仲間の雄雌や社会的地位,さらにはどのハイエナかということまで,そのペースト状のものから推測できるようです。

あなたはハイエナがきらいですか。もちろん,ハイエナは抱きしめたくなるような,あるいは魅力的な動物ではありません。しかし,動物はそういうものばかりではありません。強さやずる賢さなど,他の特性に感心させられる動物もたくさんいます。そういう見方をすると,ハイエナにも,感心させられる点や興味をそそられるところがいっぱいあるのです。

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